今回も平成27年度滝野斜面対策工事の現場からお送りします。
現場で多い架空線の切断事故。
当現場でも町道から工事用道路に入る箇所に、3.1mの低い架空線があります。
ご覧の通り。
そこで、工事用道路に進入する手前と工事用道路から出る手前の2箇所に★赤外線センサー!!★を、
3mの高さに設置しました。
荷台が上がるなどして赤外線センサーが反応すると
サイレンと共に回転灯が点灯し、危険を知らせるという寸法です。
いかがでしょうか。
ちなみに現場代理人奥山ススム氏によると、センサーの高さを左右ちょうど3mに合わせるのにたいそう苦労したとのことです。
平成27年度滝野斜面対策工事 その3 架空線切断対策の巻。
平成27年度滝野斜面対策工事 その2 湿潤養生の巻。
酷暑の候、皆様におかれましては熱中症に大警戒中のこととご推察申し上げます。
今回も絶賛施工中の現場、平成27年度滝野斜面対策工事現場からお届けします。
題して
「コンクリートの熱中症対策(笑)!!」(by現場代理人奥山ススム氏)
まず、4mのVP30塩ビパイプを用意。穴をあけます。
こんな感じ。
あけた穴には「ねじ山」(ねじをねじ込めるようにする溝)をつくります。
☆ 散 水 ノ ズ ル 登 場 ! ! ☆
このノズルを先ほどねじ山を付けた穴に取り付けます。
4mの塩ビパイプに1mピッチで4個ずつ散水ノズルを取り付け、
これを計8本作成しました。
このパイプを4本ずつ接続して2か所に配置し・・・・・・・・
ブッシャァアアアー!!
ブッシャァァアアアーーー!!
というものが出来上がりました。
ちなみに作成作業はわが社の期待のルーキー、ユズル君です。
そこで「湿潤養生」というもののお話。
コンクリートは、水、砂、砕石などを混ぜ合わせてできています。コンクリートの表面は乾燥しやすく、特にこのところの猛暑では人もコンクリートも熱中症に なってしまいます。(※現場代理人奥山ススム氏の表現によります。)
コンクリートの熱中症・・・それは、コンクリートの中の水分が急激に蒸発してしまい、内部に空洞ができたり、コンクリートが収縮したりして、そのためにコンクリートにひびが入って割れてしまったりすることです。
その熱中症をおこさないよう、人と同じくコンクリートにも十分に散水して水分を与えて養生するのが、この「湿潤養生」なのです。
工夫しております。
そして虹が出現というミラクル!
平成27年度滝野斜面対策工事 その1
今回は施工中の現場を紹介したいと思います。
工事名 平成27年度土砂災害対策事業(砂防自然災害防止急傾斜)滝野斜面対策工事
発注 山形県置賜総合支庁建設部河川砂防課
概要 法面工381m2 、 法枠工487m 、 植生工240m2 、 水路工14m
施工場所 山形県西置賜郡白鷹町大字滝野地内
工期 平成27年5月25日~平成27年9月18日
平成25年度滝野斜面対策工事の延長になります。
7月10日現在、ラス張り中からの、法枠組立て。
熱中症に対する注意喚起もばっちり。
そして本日7月11日と12日は、現場近くの元滝野小学校、「滝野交流館」をメイン会場に白鷹紅花まつりが開催されております。
当社では、地域貢献の一環とし、会場設営と当日の駐車場の誘導係などをお手伝いさせていただきました。
誘導しております。滝野斜面対策工事現場代理人、奥山ススム氏、誘導しております。
時には無線で連絡を取り合いながら誘導しております、我が社のトリックスター、ゼンジ君。
さて、メイン会場の滝野交流館は元は小学校…当時の雰囲気がそのままです。
会場で供される蕎麦が打たれている教室はなんと理科室。
音楽室の方では手作り雑貨市が開かれていました。
屋外でも様々な出店やイベントが催され、遠方からの観光の方もたくさんいらっしゃったようで盛り上がっていました。
そして見てくださいこの青空と深い緑の中の紅花畑!
さて、月曜日からはまた現場の方に集中して頑張って参ります。
平成25年度滝野斜面対策工事
平成26年度
工事名 平成25年度(明許)土砂災害対策事業(砂防自然災害防止急傾斜・補正)滝野斜面対策工事
発注 山形県置賜総合支庁建設部河川砂防課
法枠工 A=1,292m2
施工場所 山形県西置賜郡白鷹町大字滝野地内
完成した平成27年3月頃の様子。
曇天模様にちらつく雪が寒々しい…ですが、
約3ヶ月後、このような緑豊かな風景に。空と緑に法枠の白が綺麗です。
半夏生を過ぎた頃咲き始めるべに花で有名なここ滝野地区。
毎年7月に滝野交流館をメイン会場に「べに花まつり」が開催されています。
緑豊かな中に咲き誇る紅花畑の様子は実に壮観です。
ぜひ一度ご覧になって頂きたい風景です。
反対側から。緑が眩しい。