株式会社Forex/季楽な家開発奮闘記

株式会社Forex/季楽な家開発奮闘記
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当社名物手書きパースをお願い致しております上山市K-DesignのH奥様より、「実家の台所を交換して欲しい」とのご要望をお受けいたしました。H奥様は、市内でも有名な設計事務所でお仕事をされていて、いわば同業者とも言える存在の方です。

■既存取り壊し風景

長年使用されてきた冷凍庫の跡には、ドレンからの水漏れが原因で、床が腐畜しています。この部分からのカビ臭は確認されず、簡単な修理で対応出来そうです。




■とある日の会話
私:「ホームページで花嫁募集したけど、全然問い合わせがないよ。」 と、声をかけてみた。



E部長:「・・・・・。今仕事中です!!」 雪の中、仕事に燃えるE部長。でも・・・。

私:「やっぱ、頭を写したのが悪かったのかなー。」 ニヤニヤ

私:「ハイ!ポーズ!!」



E部長:「今度はよく撮ってくださいよ。」 と、今日は何故かノリがいいE部長。



「おじちゃん!お嫁さん募集中だよ!!」



E部長:「ニヤニヤ」

※少し?いや、だいぶ物静かなE部長は只今「花嫁募集中!」です!



■鋭意作業中!

着々とリフォームが進んでいきます。いよいよクロス工事が始まり、完成間近です。S様、ご不便をお掛け致しますが、今しばらくお待ちください。

■張り替え前のパテ埋め作業風景

■クロス張り替えが完了しました。


DATA
キッチン工事(クリナップ:クリンレディ・カップボード)
クロス張り替え工事
フローリング工事
土台補強工事
電気設備工事他

1,800,000円(税込)



■リフォームギャラリー
施工前

施工後



施工前

施工後



施工前

施工後



ご家族のライフスタイルによって、間取りはそれぞれ違います。間取りのプランニングにあたっては、そこに住む人の生活パターンや好みを確認することが重要です。

新しい住まいでは、どんな暮らし方をしてみたいか家族会議で話し合うことも大切で、現在の住まいに対しての不満点をご家族皆さんで共有することで、今後の住まいづくりに反映させたい「約束事」を見出していきます。

平面図を設計する際、それぞれの空間を分類して配置することを見ることを、「ゾーニング」といいます。2階建ての建物を建築するならば、上下二枚を透かして見ることで、一階と2階とのプライベートや、構造上の安全さも、比較的簡単に知ることが出来ます。

■1階ゾーニングプラン例

■2階ゾーニングプラン例


ソーニングプランは、住まいの初期の設計段階でいわば「たたき台」となるものです。設計者はこのゾーニングを駆使して、プランを練り上げてきます。




間取りの作成順序

STEP1
建ぺい率や容積率などの法的規制を調べ、敷地に建築可能な建物の規模を大まかに知る。

STEP2
家族で現在の生活スタイルを確認し、現在の住まいに対する不満点を洗い出す。雑誌やモデルをみて、今後住みたい家のイメージを収集する。

STEP3
敷地の調査で、敷地の風通しや日照状況、隣接する建物、前面道路の交通量などの条件を把握する。

STEP4
これまでの調査を踏まえ、大まかなスペースをゾーンニングする。このときのイメージは2候補ぐらいあると、今後の設計が明確になっていく。

STEP5
各部屋の配置を決める。各室の大きさや通風・採光が充分であるかを確認し、収納計画などの細かい設計に入る。

私たちが住んでいる日本列島は、緑がとっても豊かで国土の約70パーセントが森や林という世界でも有数の森林大国です。日本人は数千年前から、これら森から生まれた樹木を使い、住まいづくりをしてきました。



樹木は大きくわけると2種類あります。

針葉樹
軽くて柔らかく加工も容易で狂いが少ないことから、住宅の構造材に主に使われています。

広葉樹
重くて硬いことから加工しにくく、よく乾燥しないと狂いがでてきます。床材家具材として多くつかわれています。




伐採された木を輪切りにすると中心から一定間隔の幅で濃い色の部分があります。この部分を「心材」と呼び、その周りの部分を「辺材」と呼びます。

「心材」は成長活動をやめた細胞の集まりで、人間でたとえると骨の部分にあたりとても丈夫で強度があります。 「辺材」は、根っこから水や栄養分を吸収して、葉っぱからの光合成で得た栄養分を樹木全体に運ぶ、いわば血管の役割をしています。

「心材」は虫がつきづらい性質を持ち強度があり腐りにくいため、主に柱などの構造材に多く使われます。栄養分が多く虫がつきやすいとされる「辺材」は、主として板材や下地材などに使用されるのが一般的です。
そのまま用いてしまうと、収縮や伸びなどの狂いが生じてしまって、壁や床の間の隙間やヒビ割れ・カビや腐れの原因ともなってしまいます。

これを防ぐためには「乾燥」する工程が必要です。乾燥は木材の強度を増加させ、湿度の調湿機能がよくなるなどのメリットもあります。乾燥方法には天然乾燥と人工乾燥の二つがあります。木材に含まれる水分の量は含水率と呼ばれ%で表します。

伐採直後の含水率は200%もあり、建築材として使用するためには含水率を20%前後まで下げる必要があります。フローリングや内装材は10%前後まで乾燥しているものがよいとされています




●スギ「杉」針葉樹・スギ科

日本国内にもっとも豊富にある木材で、学名に「ジャポニカ」の名がつくくらいです。真っ直ぐに成長することから「直ぐ木」が語源という説もあります。天然林で代表的なものは日本三代美林のひとつ秋田県の秋田杉があります。山形県内にも金山杉などが有名です。昔から家に使われてきたため、多くの人が懐かしい木目もっているなじみやすい木材のひとつです。
用途は屋根材や柱材などの構造躯体などに使用するのが主でしたが、最近では珪藻土や漆喰などと一緒に施工する腰壁材や、はだしで歩けるフローリング材として床材などに使用されています。




●ヒノキ「檜」針葉樹・ヒノキ科


スギと同じく日本を代表する針葉樹です。昔火おこしの木として使った火の木が語源といわれています。スギと共に大量に植林されて、東北の南部から九州まで広く分布しています。建築材として伐採してから使い始めて、200~300年まで強度が上がり続けるといわれ建築材としては第一級木材として有名で、約1400年経っている世界最古の木造建築とされる奈良県の法隆寺五重塔もヒノキで建築されています。
用途は構造躯体どの部分にも使用されますが、主に水への耐久性に優れていることから、土台や柱などに多く使用されています。また、抗菌性にとても優れているため、最近では壁板やフローリング材としても使われ始めました。




●ヒバ「檜葉」針葉樹・ヒノキ科

正式な学名はヒノキアスナロといいます。北海道から九州まで分布しており、そのほとんどが天然林で、中でも青森ヒバは日本三大美林の一つとされています。代表的な建築物に、岩手県平泉町の中尊寺があります。ヒバから取り出されるヒノキチオールは、殺菌・防腐効果に優れており、医薬品や、白蟻駆除剤、食品の防腐剤としても広く使われています。ヒバにはヒノキとはまた違った特有の香りがあり、害虫への耐久性も抜群に強く、木材の中でも大変腐りにくい材料の一つです。
用途は、白蟻に強いことから土台などに多く使われます。そのほかヒノキと同じく柱や床、浴室など耐久性を求められるに場所に使用されます。




●カラマツ「唐松」針葉樹・マツ科

落葉樹の一種で、秋になると紅葉して葉が落ちます。成長が早いことから、北海道か本州中部の比較的寒い地方で植林が行われました。
用途は、床材に使用されることが多く、水に強いことから杭などにも使われてきました。乾燥技術や加工技術の進歩もあって、最近では狂いもなく油脂を取り除くことができるようになり、一部では集成材などにも使用されています。また、木目がくっきりとして美しいことから天井材にも使われるようになりました。




●クリ「栗」広葉樹・ブナ科

昔から栗の実を採取するために栽培も行われてきて、焼き栗や栗ご飯など、私たちの食生活においても昔からなじみのある木です。特長は、木目がとてもはっきりしています。木肌が粗く感じられますが、磨くと独特の光沢があり、現在の市場では高級材の1つになっています。
用途としては、耐水性に優れていることから、昔から土台材としての利用が多く使用されてきました。浴室やキッチンの水まわりにも使われています。




●ナラ「楢」広葉樹・ブナ科

一般に「ナラ」と呼んでいる木は「ミズナラ・コナラ」のことで、市場に出ているのはほとんどが「ミズナラ」です。外国産だと「オーク」ともいわれています。フローリングに使われている代表的な木材で、加工性に優れている上、木目の美しさには定評があります。




●チーク「Teak」広葉樹・クマツヅラ科

インドネシア、インド、ミャンマー、タイなどから輸入される代表的な外材です。堅く傷が付きにくいのでフローリングなどの仕上げ材に最適です。木肌はツヤのある質感で肌触りもその特徴があります。日に焼けていくと黄色系へ変化して経年変化を楽しむことができます。




●キリ「桐」広葉樹・ゴマノハグサ科

針葉樹に比べて木質が堅いとされる広葉樹ですが、広葉樹の中でも「キリ」は例外とされる樹種です。比較的やわらかいため傷が付きやすいのですが、へこんだ部分に熱湯をかければ元に戻るというメリットを持っています。和風の桐タンスはあまりにも有名です。




●パイン「Pine」針葉樹・マツ科

国産だと「松・マツ」と呼ばれる樹種です。主にフローリングで使用しています。カジュアルでどこか懐かしい印象を与えてくれます。素肌感を残した薄い塗装のものがおすすめです。




●サクラ「桜」針葉樹・バラ科

アズサはミズメやサクラとも呼ばれていて、本州各地に広く分布しています。特長は心材と辺材の区別がはっきりしています。用途としては、木肌が大変美しいことから、床柱や、上がり框、高級フローリングとして使われています。








私たちのホームページをご覧いただきありがとうございます。

どのご家庭でも、パソコンや携帯電話などのインターネットで簡単に情報が引き出せる時代。
建築・設計の業界でも、お客様がまずは「インターネットでホームページを確認してから」といった傾向は、今や当たり前のことだと思います。

私たちのホームページをご覧いただいている皆様の中には、

「おい、ここの記事が抜けているじゃないか!」とか「文字ばかりでつまらない」

などのご指摘が聞こえてきそうなのですが、実は、私たちのホームページはホームページ作成会社さんに丸投げせず、自社のスタッフが仕事の合間を見て、日々コツコツと更新しながら作っています。

決して、ホームページ作成会社さんにお願いするのがイヤと言ってる訳ではありません。
私たちも、かつてはホームページ作成会社さんにお願いしていましたし、出来上がった画面をみて「おお!カッコイイ!!」なんてこともありました。

でも、ホームページ作成会社さんは、サイトを作るプロであっても建築のプロではありません。
こちらからの要望に対しても、なかなか意思を伝えきれなかったり、逆に迷惑をかけてしまったりして…。

お客様から見て、いつ見ても変わらない画像や文字。「いつ更新するのだろう?」「なんかカタログを見ているみたい」と思われるならば、いっそのこと、「自分たちでホームページを更新していこう」と真剣に考えたのがここ最近のことです。

当然、ホームページに関することは無知な私たちです。
近所の本屋さんから購入した「3日でできるホームページ作り」などという本とニラメッコしながらの作業で、なにしろ社員の平均年齢が高齢(?)な私たちにとっては、想像を絶する大変なものでした。

私たちのような小さな会社は、お客様に自社の考え方や、住まいに対する思いをホームページで伝えるのが、最適な方法だと言っても過言ではありません。

背伸びをせず、仕事を通じて得た情報を皆様に伝えていきたい。そんな身の丈に合ったホームページにしたいと考えております。

何度も同じ記事を更新していたり、絵柄がちょくちょく変わったりしますが、皆様にお伝えしたいことは、まだまだたくさんあります。
どうか、暖かい目で見守っていただけましら幸いです。

私たちも、皆様に生きた情報をお伝えするべく日々精進してまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。

フォレックス ウェブ担当一同


日本の夏は高温多湿
高温多湿の気象状況は、太陽熱による地表からの上昇気流と、そこへ吹き込む海水面からの湿った空気によってもたらされます。相対温度が高くなって、木材の含水率も高まり、腐朽菌やシロアリが発生しやすくなります。

山形の蒸し暑い夏場は上昇気流が躯体内の排熱作用を促します。
夏のエアサイクルは「オープンモード」へ切り替えます。


昼は排熱と遮熱(夏の昼)

熱せられた空気は上昇気流となって、小屋裏の換気口から取り込んだ涼しい風が、蓄熱機能によって夜間に蓄えた冷気とともに上昇し、壁内部の温度上昇を軽減してくれます。

●上昇気流で小屋裏の排熱を促進します。
直射日光の影響を受けやすい小屋裏の温度は上昇し、やがては外気温を越えてしまいます。熱くなった空気は小屋裏の一番高いところからでていこうとします。その時、充分排気されないと、小屋裏はまるで、サウナのような状態になってしまいます。

エアサイクル層は煙突効果で給排気をスムーズに行い、小屋裏の温度を外気温とほぼ同じ程度に保ちます。

●床下空間の涼気を利用して、壁内温度を抑える。
外気をそのままで壁内に取り入れることで、やがて屋内が外気温と同じか、それ以上になってしまいます。エアサイクル工法では、家の中で最も温度が低いとされる床下空間へ給気し、その床下の涼気を壁から小屋裏へつなげることにより、内部空間の温度上昇を抑えます。




夜は集冷と蓄冷(夏の夜)

小屋裏と床下の換気口から涼しい外気を取り入れ、家全体を冷気で包み込みます。夜間に取り入れた冷気は、床下の地熱をはじめ、壁、天井などに蓄えられ、温度が上がる日中に放出されます。

●温度差で空気を動かす。
昼間に温められた室内側の空気は、夜になって外気温が下がると、内外の温度差によって排気され、夜の冷気と入れ替わっていきます。通常、その日の最低気温になる明け方まで続きます。

●気温が下がると相対温度は高くなる
夜になって無風状態となり、気温が多少下がっても蒸し暑く感じるのは、空気中に含まれる水蒸気の量は同じでも相対湿度が高くなるからです。

夏の朝、屋外の植物の葉っぱが露でびっしょり濡れているのを見たことありませんか?それは空気中の水蒸気が飽和状態になって起きた結露現象です。

同じことが床下などで起きることがあり、「夏型結露」と呼ばれています。「エアサイクル工法」では、大きな気積と開放的な床下空間を形成されることで、この「夏型結露」を防ぐことができます。

環境資源の水を利用することも、省エネ住宅ではありです。生活のさまざまな場面で、たくさんの水が使われています。その量は1日あたリ1人300~400ℓ、年間では100tを超え、これは25mプール1杯分に相当します。

海に囲まれ、川も多く、降雨に恵まれた日本では、水のありがたみを日常生活で意識することは少ないかもしれません。しかし、水も責重な環境資源です。
 
水道水の使用量を抑える方法として、中水や雨水の利用があります。中水は、風呂や洗濯の余り水のように、家庭排水のうち比較的汚濁の少ない排水を、浄化・殺菌処理をして、トイレの洗浄水や庭への散水、洗車などに再利用する方法です。
 
■雨水タンク設置例
雨水の利用も、日本の気候風土を活かした節水方法です。
住宅の屋根に降る雨は比較的汚れが少なく、ゴミをフィルターで取り除いた後にタンクに貯水し、ポンプアッフして庭の散水や植木の水やり、洗車などに使います。設備も比較的簡単で、水資源を節約できるというメリットだけではなく、非常時の貯水槽や防火用水としても利用できます。





また現在、トイレ、シャワー、各種水栓、食器洗い乾燥機などの水まわリ製品に、節水性の高い機器や器具が多く開発されています。例えばトイレでは、従来の便器が1回約12ℓ程度の水を流すのに対し、節水型の便器は約6ℓと、使う水は半分で済みます。

シャワーの出・止をスイッチで操作できるシャワーヘッドは、こまめにシャワーを止められるため、節水・節潮効果があります。自動的に温度調節できるサーモスタット式の水柱は、潮湯を調節するときの捨て水を減らせます。

近年普及が進む食器洗い乾燥機も、使用水量は10~15ℓ程度で、手で洗うよりはるかに少ない水量で食器を洗えます。節水は省資源というだけでなく、水道水をつくるためのエネルギーの削減や、水道代の節約につながります。


最も効果的に省エネ住宅を目指すには、断熱性と気密性を高めることが一番です。

住宅が一生(ライフサイクル)のうちに消費するエネルギーの大半を、冷暖房や給湯、調理、照明など、毎日の暮らしの中で消費するエネルギーが占めます。
CO2の排出量を削減するには、この日常生活での消費エネルギーを減らすことが必須です。日本では、地域差はあるものの、冷暖房(特に暖房)と給湯に用いるエネルギーの割合が大きいことがわかっています。


■写真は旭化成『ネオマフォーム』で施工した例

冷暖房による消費エネルギーを無駄にしないためには、住まいの断熱性と気密性を高める必要があります。冷暖房によって室内を快適な温度にしても、室外との温度差があると、住宅の壁や天井、屋根、床、窓や出入口などから熱が逃げたり入ってきたりしてしまいます。

このようなことがないようにするためには、室内を包むようにすき間なく断熱材で覆えば、住まいの断熱性を高めることができます。決して窓などの開口部が少ない家をつくるということではありません。特に、住宅の足元である基礎周辺の断熱は複雑で注意が必要です。断熱性が高い住宅は、冬は少しのエネルギーで室内が暖まり、夏は外からの熱の侵入を防ぎ、冷房が効きやすくなります。

同時に住まいの気密性を高めることも重要です。気密性を高めるには、壁や天井、床などに使われている部材と部材のすき間を、できるだけなくすことです。また、開口部に気密性の高い窓を選ぶ必要もあります。このようにして気密性を上げれば、暖めたリ冷やしたりした室内の空気が隙間から逃げることもなく、エネルギーロスを小さくできます。


ただし、そこで忘れてはならないのが、室内にクリーンな空気を取り入れて、汚れた空気や湿気を外に出す計画換気です。建築基準法では、0.5回/時間の換気がなされるよう計画的に換気装置を設けることを義務づけています。




高断熱・高気密の住まい


建物全体が暖かくなるので、どこにいても寒くありません。

・換気システムよって、部屋の空気は常に清浄。
・気密性が高く、充分に断熱された壁は、熱が逃げにくい。また壁内結露を防ぐことができ、建物の寿命が長くなる。
・カビが発生しにくい。
・複層サッシュなら窓を広く取ることも可能。
・暖房機器は室内空気を燃焼させないタイプを選ぶ必要がある。



断熱・気密が不十分な住まい


冬は北側がとても寒くなります。

・断熱不足の北側の壁は、結露によってカビが発生しやすくなる。
・壁内結露が発生しやすい。
・断熱が不足すると、夏は暑く、冬は寒い。
・気密性が悪いと、外気温や風速などで換気量が左右される。
・暖房しても、暖かい空気が住宅上部から逃げてしまい、足元に冷たい空気が侵入して上下の温度差が生じ、暖かさを感じづらい。




住宅金融支援機構(旧・住宅金融公庫)は、民間の金融機関と提携して運営する長期固定金利住宅ローン「フラット35」で、「フラット35S」という優良住宅取得支援制度を設けています。
「省エネルギー性」「耐震性」「バリアフリー性」「耐久性・可変性」の4つの技術基準のうち、1つ以上(平成21年3月現在)適合していると、借入れ金利優遇の対象となり、初めの5年間、フラット35の借入れ金利が年0.3%優遇されます。

各技術基準は、住宅性能表示制度の性能等級に準じ(ただし、住宅性能評価書を取得していなくても、フラット35Sを利用可能)、省エネルギー性では、「省エネルギー対策等級4に適合する住宅」であれば申し込めます。

地盤中の温度は一年を通じて安定していて、その土地の年間の平均気温にほぼ近いといわれています。基礎の土間コンクリートは直接その地熱を伝導するので、井戸水と同じように「夏は冷たく、冬は暖かい」状態をそのまま蓄えながら維持します。


「エアサイクルエ法」では、基礎コンクリートの放冷熱一昔冷熱する性質を利用して、蓄えた自然エネルギー(太陽熱や地熱の一部)をゆっくり放熱して、床下空間の温度を、夏は暑すぎず、冬は寒すぎない範囲に保っています。

基本的に建物の床下空間は「室内」と考えるので、基礎にも外断熱施工します。
「エアサイクル工法」の基礎工法では、外側・内側、もそれぞれ50ミリの合計100ミリのボリエチレンフォーム断熱材プラキソを採用しています。
特徴として、断熱材そのものが基礎の型枠として利用されることです。

また、コラムベース型は日本の高温多湿の気候を考慮された形状です。昔ながらの「束石工法」の良さを取り入れることで、通気性能が図られ土台の耐久性の維持に貢献しています。

シロアリ対策としては、防蛙と防湿を兼ね備えた「アリダンシート」を採用しています。




今日の屋根材は、材質も多様になり、耐震性の面から薄く、軽くという考え方になっています。
勾配がゆるくなり、小屋裏の容積(気積)も小さくなりました。そのせいか、夏は夜になっても熱気がこもったままで寝苦しい、というのが当り前の話になってしまいました。

空間の広がりを求めて、最近は勾配天井やロフトなどのデザインに人気があります。小屋裏空間を活用するために屋根で断熱するという方法も一般化してきました。
屋根は日射の影響をダイレクトに受けるため、普通の屋根断熱だけでは、太陽の熱を和らげることができず、暑い部屋になってしまいます。

この問題を解決するために、断熱だけでなく、屋根の遮熱・排熱対策を考えなければなりません。


「遮熱」+「排熱」+「断熱」のトリデル効果(アルミシートで帽射熱を反射させ、通気層で排熱します)

屋根用断熱材「シャルーフ」の通気暦には赤外線を反射するアルミシートが張られています。
屋根裏に通気層を設けて排無することは有効な手段ですが、そこに遮無効果を付加することで小屋裏の温熱環境は大幅に改善されます。


夏期の実測値では、最高気温を記録した時間帯でも、小屋裏の温度は外気温とほぼ同じ値で推移していることがわかりました。

小屋裏が直接外気の影響を受けないように冬期は換気口を閉じて、断熱、気密を確実に確保します。夏期は、小屋裏換気口を開けて、上昇気流を利用した小屋裏換気(排熱・排湿)を図ります。

「エアサイクルエ法」では、外張り断熱材の内側に、床下~壁体内~小屋裏をつなぐ通気層をつくります。

エアサイクル層の床下と小屋裏に換気口を設け、冬はこの換気口を閉めて、エアサイクル層を閉じます。夏は換気口を開けて、エアサイクル層を外気に開放します。
また、床下~壁体内~小屋裏がつながった空間で床下側の換気口と小屋裏の換気□を開くと、「煙突効果」によって床下から小屋裏を抜けて外へ向かう上昇気流が生じます。

エアサイクルを直訳すると「空気の循環」のことですが、ただ単純に空気がクルクル廻っているわけではありません。
温度差や煙突効果によって壁の中の空気が自然に移動しているのです。冬は閉じたエアサイクル層で暖められ、ほかの空間との温度差で動きます。
その結果、家の中の温度差が少なくなって、ヒートショックを防ぐ効果が得られます。

通気層を持つ外張り断熱材・CMボード

また、わずかな温度差があっても空気が動くので、壁の中の「内部結露」を防ぐことができます。寒い朝、窓ガラスの表面が露でびっしょり濡れます。これが結露です。
結露は目に見えない壁の中にもできます。壁体内に水蒸気が入り込み、冷やされると発生してしまいます。

「エアサイクルエ法」では、壁の中で空気が動いているので木材の表面を乾燥させて、内部結露が起こりにくい状態に保つ効果が得られます。


「家のつくりやうは夏を旨とすべし」

雨の多い日本では、屋根の役割はとりわけ重要で必然的に大きくなりました。屋根空間の容積(気積)を大きく取って、暑さや湿気を和らげたり、囲炉裏の煙を煙突効果で棟の煙出しからスムーズに排出するといった役割があったのです。

また、棟を高く上げることは、家格を誇ることでもあったようです。北側の床面(地面)近くに設ける小さな窓は日陰の冷たい風を取り込みます。対角線方向に向き合う南側の窓と組み合わせると、温度差で自然換気の効果が得られます。

自然断熱材、茅(かや)葺き屋根材料が身近にあって入手しやすかったこと。村落の共同作業で工事を行うといった仕組みがあったことも考えられますが、それにもまして、厚く葺かれた茅は空気を大量に含み、断熱材としての役割を果たしていたことか茅葺き屋根が広く普及した大きな理由でした。


●自然と調和した夏を旨とする家づくり
高温多湿な日本の風土は、夏は蒸し暑く、梅雨期にはカビが生えたり、モノが腐ったりダニなどの害虫が発生するなど、不快な要素がいっぱいです。
そこで吉田兼好が記したように「夏を旨とする」家がつくられました。

建具を開け放ち、風の道をしつらえて涼風を得る。同時に通風によって、柱、梁、造作材や畳など調湿作用のある素材からの排湿を促したと考えられます。

特に床下は湿度が高く束や土台は腐朽しやすい部位ですが、高床式とすることで通気性を確保して、木造建築の欠点である腐りやすさを克服してきました。



●自然の恵みを活かす。軒(のき)と庇(ひさし)、縁側と緑の下

深い軒や庇は、夏には直射日光を遮り、日陰を作って暑さをやわらげます。また、雨水が室内に吹き込むのを防ぎます。縁側は、屋内の「縁」(ふち)にも、庭の「縁」(ふち)にもなる曖昧な空間です。

夏は夕涼み、秋はお月見、冬は日だまりで日向ぼっこするなど、自然の恵みに親しみ、ご近所の友とおしゃべりを楽しむなど、人の「縁」(えん)を結ぶ空間でもありました。

また、冬は照り返しの光を室内の奥まで拡散してほのかな明るさをかもし出すなど、自然の恵みを住まいの快適さにつなげる働きもしていました。縁側の下には、「縁の下」があります。ひんやりした地面に冷やされた自然の風の心地よさを楽しめます。


●透ける、遮る、通す。すだれとよしず

スダレは光のまぶしさや熱を遮ると共に、天空の明かりを透かし、やわらげる調光装置としての役割を果たしていました。また外からの視線を遮り、隙間から風を通すという大変便利なものです。
ヨシズは細竹などを編んだ素朴なもので、立て掛けるだけの簡便さです。どちらも便わない時は巻き込んで仕舞えるスグレモノです。


環境に配慮したノンホルモアルデヒド、ノンフロンガス断熱材を採用しています。また、下地にアルミ箔を施すことにより、輻射反射熱効果が抜群です。屋根直下の通気層は、建物全体を空気で包み込むことになり、「夏は木陰の涼しさ」「冬は陽だまりの温かさ」を実感できます。


【遮熱+排熱+断熱のトリプル効果】
■ポイント
・シャルーフの通気層には赤外線を反射するアルミシートが張られています。
・夏季の実測値でみると、最高気温を記録した時間帯でも、小屋の温度は外気温とほぼ同じで推移します。




【屋根通気で排湿する】
■ポイント
・屋根通気層には、湿気を排除する効果があり、野地板の湿気を抑えることで、蒸れによる劣化を防ぎます。
・エアサイクル工法の小屋裏構造は、夏には、エアサイクル層を利用した上昇気流を小屋裏換気口から排熱・排湿するとともに、断熱材そのものでも遮熱するしくみです。



【小屋裏の換気口を開閉させる】
■ポイント
・小屋裏が直接外気の影響を受けないように冬期は換気口を閉じて、断熱、気密を確実に確保します。
・夏期は小屋裏換気口を開けて、上昇気流を利用した小屋裏換気(排熱・排湿)を図ります。
はじめに、断熱工法についてはっきり言っておきたい事があります。
それは、
『断熱工法だけで住宅の快適性が決まるわけではありません』ということです。

そもそも、家づくりの設計段階で一番最適な方法を取り入れれば良いことであって、私たちは、断熱の工法ひとつであたかも家造りの柱として様々論じられることにいささか疑問を感じています。

断熱工法はプラン作成の際、通風や日照・建築予算・空調設備をどうするかなどといった設計要因の一つに過ぎないと思うのです。

私たちが『季楽な家』を自社開発するにあたり、断熱の件について何を標準化するか?
散々悩み、色んな書籍や断熱メーカーの説明を聞きながら勉強した結果、ひとつだけ言えることがあります。
それは、家の断熱性能の善し悪しは建築工法でなく、使用される断熱材の性能と適切な施工方法で決まると言うことです。
私たちは、それぞれのメリット・デメリットを十分に踏まえ、問題のない施工をすることが一番大切なのではと考えています。




『内断熱』『外断熱』という用語は、主にコンクリート造の建物を断熱する場合の呼び方で、
木造住宅の場合には、

内断熱→『充填断熱工法』

外断熱→『外張り断熱工法』

という言い方が正解なんです。

外断熱は構造材ごと断熱材で包み込んで断熱性を保つ工法です。



メリット・デメリットとしては
・比較的気密を保ちやすい
・構造材への熱損失がない
・屋根裏や床下も室内空間として利用できる
・コスト面で割高になりやすい
・サイディングなどの外壁施工には、十分な強度を持たせた施工が必要
などです。

内断熱は構造材である柱と柱の間などに断熱材を入れ込む工法で、最も一般的に採用されています。



メリット・デメリットとしては
・施工が比較的容易であること
・コストが割安である
・断熱材の厚みで性能を調整できる
・しっかり隙間のない施工をしないと、壁の内部で結露する
・構造材の外部に熱損失が起きる

などです。




私たちは、それぞれの断熱材の特性を生かしながら建築することができますが、外断熱工法に関しては、エアサイクル工法を提案しています。


住宅の高断熱・高気密化は、北海道で住環境の向上が発端となって、その歴史としては30年ほど前から試行錯誤されてきました。

高度成長期のオイルショックによって、石油の価格が高騰すると、住まいの省エネルギー化を図るため、北海道や東北地方などの寒冷地では、住宅にかかる灯油の消費エネルギー(ランニングコスト)を極力減らすための工法が開発されてきたのです。

でも、高断熱・高気密住宅は、ここ山形の地ですぐには普及しませんでした。

「高断熱・中気密で大丈夫!?」

「魔法瓶のような家では息苦しくなりますよ!?」

などと、ずいぶんいい加減?なことを言われてきましたが、ここ最近になって、家計に優しい家として「高断熱・高気密住宅が今や当たり前」と言われるようになると、県内のエ務店さんやビルダーさんも、やっと重い腰を上げて取り組み始めたのがここ7年程のことです。

本来、北海道には梅雨という時期がありません。そのまま北海道で開発された高断熱・高気密住宅の工法を、梅雨がある湿度の高い地域で正しい施工で建築しないと、様々な問題が発生します。

まず、一番に考えなくてはいけないのは、山形特有のジメジメした湿気を家の中に入れさせないことで、「壁内結露の防止」をすることです。

■室内結露でカビ(黒い部分)が発生しているところ。
戦後建築された木造住宅に多く見られる現象です。
雨季に家の隙間から湿気を帯びた空気を入れることは、「家の中を梅雨にすること」と同じです。木造部分が湿気を吸ってしまう構造になっていると、湿度100%に近いジメジメした湿気を完全に塞ぐことができません。

また、山形の冬の時期も同様で、低温時の乾燥した空気を家の中に入れないことで、乾燥を防ぐことになります。冬季の乾燥した空気が家の中に入り込み、さらに、暖房で暖められることで空気が乾燥することになってしまいます。

よく、高断高気密の住宅では「風邪をひきやすくなった」といわれますが、どうもこの辺に原因があるようです。加湿器によって乾燥を解消するために運転する対策がありますが、もともとの原因が、隙間から入り込む空気を、暖房によって更に乾燥させることに原因があるので、常に加湿器を稼動し続けるという事態になってしまいます。

■気密シートの施工例
内断熱工法で建築する場合は、露点(結露する温度)が壁内(内断熱材内)に発生する可能性があるため、断熱材の室内側に気密シートのバリアによって、湿気を通さない層を適切な施工すれば、室内側の湿気が壁内側に入り込まないので、理論的には壁内で結露を起こすことはありません。


次に大切なのは、計画換気を機能させて、除湿を効率よく行う必要があるということです。

隙間が少ない住宅は、簡単な換気能力を持つシステムによって、計画的に換気・除湿が行えるようになります。
また、家の中で洗濯物を干しているなどで発生する「湿気」や料理などで発生する「臭気」を速やかに外へ排出して、新鮮な空気を取り込むのも、エアコンの除湿機能で速やかに家の中を「除湿」できるのも、住宅が「高気密化」していれば効率的です。




気密住宅の定義

C値という言葉を耳にしたことはありませんか?簡単にいうと建物の隙間の大きさを床面積当たりで表したもので、正確にいうと、隙間相当面積という意味で住宅の気密性能を示す数値として一般的に用いられています。

公庫の新雀エネ法基準では隙間相当面積5.0cm2/m2以下、換気回数0.5回/時以下が気密性能を有する住宅を「高気密住宅」と定義してはいますが、これはツーバイフォーエ法のように、構造用合板で建物の外周を覆ってしまう住宅なら、特に意識しなくとも容易に気密がとれてしまう数値です。

私たちが「高気密」といえるのは、山形の地域を考えると1.2cm2/m2以下で、換気システムを充分機能させるには、せめてこれぐらいのC値が必要であると考えています。

壁体内は、床下と小屋裏の空気を結ぶことで、住宅を支える骨格となる構造体を長持ちさせることが可能になります。
壁断熱材「CMボード」は、通常動かない空間の空気を、壁素材の内側をダイヤ状にカットすることで、室内通気層を造り出し、室内の空気を流通させることができます。その結果、木造の素材特性を活かすこととなり、高温多湿である山形の気候に耐える仕組みを造り出しています。


【CMボードで透ける】
■ポイント
・断熱材に「ダイヤカット」と呼ばれる通気層の溝を設けて、壁の中の空気をよどむことなく上下左右に動かします。
・湿気を拡散させることで、柱や梁など主要な構造材の腐朽を防ぐ。
・家中の湿度をほぼ一定に近づけます。


【空気が動く仕組みを考える】
■ポイント
・外張り断熱材の内側に、床下~壁内~小屋裏につなぐ通気層をつくります。
・床下と小屋裏に換気口を設け、冬は換気口を閉める、夏は開けるの切り替えをします。
・「温度差」と「煙突効果」を利用し空気を動かします。


【CMボードで遮る】
■ポイント
・断熱材CMボードを用いた外張断熱工法で、熱の侵入を断ちます・
・現場では防水気密テープで確実に隙間処理をし、気密ラインを確保できます。

省エネ住宅を活かす、暮し方の心得とは、高気密・高断熱住宅の特性を知ることです。

誤解しないでほしいのは、高気密・高断熱の住宅は建物を密閉するから、呼吸や炊事によって室内のCO2が増え、息がつまり、入浴や洗面などで発生した湿気によって結露が生じ、木材が腐食するというイメージは、大きな誤解です。

内部結露は、室内の水蒸気が壁の中に侵入して冷やされることにより起こります。これを防ぐには気密を高めて、壁体内に水蒸気が侵入しないようにする必要があります。日本では「気密化」という言葉が用いられていますが、欧米では水蒸気の侵入という点に重きをおいて、「ベーハーバリア(防湿層)」という表現のほうが一般的です。

また、窓やドアを閉めきっているにも拘らず、換気が自然に行われるような住宅は、隙間だらけで空気の漏れが多いということです。換気量が外部の風速や気温に左右され、快適な室内環境を得ることはできません。

住宅の気密性や断熱性を高め、計画換気によって0.5回/時間の換気を行い、換気量をコントロールすることで快適に暮らせます。熱交換型の換気システムを採用すれば、冷暖房の熱が逃げることも抑えられます。




■高効率設備機器を適切に利用する
省エネに配慮し、高気密・高断熱を実現した住宅で、住まい手がより快適な生活を送るためには、その特性を理解することが大切です。例えば、石油やガスなどの燃料を直接燃やして室内を暖めるような、開放型のストーブやファンヒーターは使わないようにすべきです。
暖房器具は、屋内での燃焼のないエアコン、セントラルヒーティング、FF式暖房機などを選ぶことが大切です。
 
高効率設備機器を採用しても、それらが適切に使われなければ意味かおりません。太陽光発電システムを設置しても、住まい手が電力を無駄遣いするような暮らし方をしていてば、省エネにはなりません。というのも、夜間や日射量の少ない時間帯は、電力会社からの電気を利用しているからです。
 
気密性・断熱性の高い住宅は、冷暖房効率が高いのが特長です。だからといって、窓を閉めっばなしにするということではありません。春や秋の中間期には窓を開け閉めしたほうが快適ですし、夏も窓を開けて室内に風を取り入れれば、風が汗の蒸発を促し、体感温度を下げます。

そうなれば、エアコンに頼らずとも、過ごしやすくなります。気流の通り道にあるドアや窓を開けると、風の通りが良くなります。風のない時期でも、1階北側の窓と2階の窓を開ければ、1階北側から涼しい空気が自然に流れ込み、暖かい空気は上昇して2階から熱気が排出され、温度差による換気も促されます。

逆に、室内が高温になりその熱が逃げにくい面もあります。そこで、日射を遮る対策が必要です。窓にカーテンやブラインドを付けることは、日射を遮る有効な手段です。窓の外側にブラインドやシャッターブラインドを設けると、冷房エネルギーをさらに軽減できます。また、床まで届く厚手のカーテンは、冬に窓から熱を逃がさない省エネルギー効果もあります。
 
窓の外側に「よしず」「すだれ」を付ける方法もあります。窓から差し込む日射を遮リつつ、隙間があるので風を通します。古くから採り入れられてきた手法ですが、最近の住宅でもうまく利用することで、冷房エネルギーを軽減できます。
 
かつては、夏に玄関前や庭に「打ち水」をして涼しさを得たように、日本人はもともと、自然の力を生活に採り入れ、それと上手に付き合ってきました。自然の特性を活かすべく工夫することも、快適な省エネ生活を実現するうえでは大切です。

日本は太陽光・熱に恵まれています。「住宅に太陽の光と熱の利用してみる」のも有効です。

電気やガスや石油などによるエネルギーの消費を抑えるために、太陽や風や植物といった自然の力を積極的に利用すること、家の中に風の通り道をつくって涼をとったり、夏の強い日差しを遮リ、冬の太陽熱を採り入れるために落葉樹を植えたりすることは、古来より行われてきた方法です。



自然エネルギーは地球環境にやさしいエネルギーです。特に太陽光・太陽熱に恵まれた日本では、「太陽光発電システム」「太陽熱温水器」の導入が以前より盛んに進められ、太陽光発電機器の設置数は世界トップクラスです。このほか風力発電や、植物などから得た有機物をエネルギー源として利用する「バイオマス発電」「地熱利用」なども注目されています。


太陽の光や熱によるエネルギーを、機械設備を使って給湯や発電などに利用する。この方法を「アクティブソーラーシステム」といいます。太陽光発電は、太陽電池を利用して太陽エネルギーを電力に変換します。


一方、太陽熱温水器は、屋根に取り付けた集熱器(ソーラーコレクター)によって得た熱で水や空気を温め、給湯や暖房に利用する方法です。太陽光発電機器の設置は初期投資がかかるため、国も太陽光発電の新たな買取制度を設けて、普及に努めています。
開口部からのエネルギーロスを防ぐには、断熱サッシ・複層ガラスなどを採用することが効果的です。開口部は外部との熱の出入りの大きい部位なので、「窓や玄関ドアから逃げる熱は、住宅全体の約3割を占める」とも言われています。その損失を最小限に抑えることは、住宅の断熱性・気密性を高める上で重要なポイントです。

住宅用サッシといえば、アルミ製が一般的ですが、「アルミは熱を伝えやすく断熱性能が低い」のが問題でした。現在はそれを解決するために、サッシの室外側と室内側の熱の伝達を絶縁部材で遮断したアルミ断熱サッシ、外側はアルミでも内側は樹脂のアルミ樹脂複合サッシなどがあります。

アルミ以外では、樹脂部材で構成した樹脂サッシ・木製サッシ・玄関用の断熱ドアもあります。予算の許す限り、これらの製品を採用することが望ましいのです。

リフォームの場合は、既存の開口部の内側に新たにサッシを取り付ける二重サッシ(内窓)も効果的です。断熱サッシには多く複層ガラスが使われています。これは、2枚のガラスの間に中空層を設け、乾燥した空気を密閉し(アルゴンガスを封入したものや、真空にしたもの)断熱性を高めたものです。

また近年は、「エコガラス」も登場しています。これは、推測ガラスの内側に特殊な金属膜を入れて放射率を低めた「Low-E複層ガラス」です。断熱性が高いだけでなく、遮熱性も優れていて高性能な分、通常の推測ガラスより価格が高くなりますが、長い目で見たときにどちらが良いか、充分に検討すべきです。


断熱サッシ


断熱サッシには、アルミ断熱サッシ、アルミ樹脂複合サッシ(外側にアルミ、内側に樹脂を採用h樹脂サッシ、木製サッシがあります。
窓・ガラス・サッシそれそれの断熱性については、2008年4月1日から★の数で表示されています。4つの等級があり、★の数が多いほど断熱性が高いことを示します。


複層ガラス


複層ガラスは、2枚のガラスの間に中空層を設け、乾燥した空気を密閉しています(アルゴンガスを封入したものや、真空にしたものもあります)。
複層ガラスと見た目は同じながら、ガラスの内側に特殊金属膜(高断熱Low-E膜)を入れた「エコガラス」は、さらに断熱性が高く、一般の複層ガラスを上回る遮熱性(夏場の太陽熱を遮断)もあります。


二重サッシ


あらかじめ二重化されたものと、既存の開□部の室内側に新しいサッシを取り付けるもの、いずれも二重サッシです。二重窓や内窓ということもあります。リフォームするとき、サッシ全体を取り替えるより工事が簡単に済みます。
一般的には防音効果を高める目的で二重サッシにすることが多いようですが、断熱性の向上のほか、防犯効果も期待できます。


断熱玄関ドア


ドア本体に断熱材を充填し、ドア枠も断熱性を高めた玄関ドアです。ドア本体とドア枠の気密性や水密性にも配慮してあります。
ドアの製品カタログにある「K2仕様」などの表記は、住宅の壁を伝わって熱がどれだけ逃げていくかを表すU値(熱貫流率)をもとにしていて、数値が低いほど断熱性が高いことを示しています。



「省エネ住宅」とは、気密性・断熱性を高め、効率の良い設備機器を採用し、長持ちするようにしっかりとつくられた住宅のことです。


「省エネ住宅」が多くの人の関心を集める背景に、地球の温暖化をはじめとする環境問題があります。私たち人類にとって今、これが大きな課題となっていることはご存じのことと思います。
地球温暖化の一因には、二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスの排出量が増えたことが挙げられます。
日本のCO2排出量は世界全体の約5%を占め、アメリカ、中国、ロシア、インドに次いで5番目に多いのが現状です。一人あたりのCO2排出量も、世界平均の2.4倍です。

2005年に発効された京都議定書では、CO2など6つの温室効果ガスの排出削減を定めています。この中で、日本は2012年までに、1990年に比べて6%削減することが義務づけられています。


日本のCO2排出量の約13%は、住宅で冷暖房や給湯・家電製品などを使い、エネルギーを消費する際に排出されています。
地球温暖化に歯止めをかけるためには、電気やガス、石油などのエネルギー消費を減らす住まいづくりを行うことが急務です。
地球温暖化は環境破壊につながります。そして、エネルギーを得るための石油・ガス・石炭といった化石燃料は、無限の資源ではありません。これから将来にわたって、私たちの子孫がより良い生活を送れるようにするためにも、今、早急に取り組むべきは、省エネルギーを意識した住まいづくりなのです。


それでは、住宅でのエネルギー消費を抑えるために、必要なことは何でしょうか?
キーワードは、「高気密・高断熱」「高効率設備機器の採用」「長寿命化」です。


高気密・高断熱


住宅の気密性・断熱性を高めることは、省エネルギー対策の基本です、床・壁・天井を断熱材てきちんと覆い、部材と部材のすき間がないように施工します。
窓は気密性の高いものを選び、複層ガラスや二重サッシにすると、外部との熱の出入りが少なくなり、より冷暖房の効果を無駄にすることかありません。ただし、住宅の気密性を高めると、室内と室外の空気が入れ替わりにくくなります。


高効率設備機器の採用


日々の暮らしで使う調理機器や給湯機器、冷暖房機器などに、最近は省エネルギー効果のある製品が増えました。設備機器を選ぶときは、その性能や消費エネルギーなどを充分に考えて決めましょう。太陽や風、植物といった自然の恵みを採り入れることも、省エネ効果を高めます。

天窓や高窓を設けて室内を明るくする、家の中に風の通り道をつくって涼をとる、軒や庇、庭木によって夏の強い日射しを遮るなど、さまざまな方法があります。さらに、太陽光発電システムのように、自然エネルギーを活用する設備機器を選ぶこともできます。


長寿命化


新たに建設する際には資源とエネルギーが必要です。また、住宅を解体すると多くの廃棄物か出ますバ主宅を長持ちさせることで、これらを低減することができます。住宅を長持ちさせるためには、耐震性を高め、耐久性のある構造躯体や仕上げ材を使うことが大切です。
そして、定期的な点検やメンテナンスをしっかり行うことが欠かせません。暮らし方の変化に柔軟に対応できる住宅も長持ちします。新築時に工夫して、部屋の広さや間取りを変えられるようにし、更新しやすい設備機器や配管・配線を選ぶようにしましょう。

エアサイクル工法で採用する基礎のコンセプトは、「断熱+通風」です。この考え方は、山形の高温多湿の気候には実に優れています。そのヒントは、昔ながらの「古民家」などに多くみられる工法なんです。

■束石工法
掘立て小屋といわれるように、大昔は土中に柱を立てるだけでした。地盤そのものが基礎というわけですが、柱が地表部分で腐りやすいため、平安時代に、柱と地盤を束石で縁切りする「束石工法」が生まれました。これは基礎の進化過程での大きな第一歩でした。以降、高床式で風通しのよい床下形式が広く普及し長く続きました。日本建築の正倉院などが代表例です。




■布基礎・ベタ基礎工法
関東大震災で多くの住宅が倒壊し、束石の耐震性が問題になり、当時普及し始めたコンクリートを基礎に使った「布基礎工法」が採用されるようになりました。当初は鉄筋の入ってない脆弱なもので、床下の通気性が悪くなり、腐朽菌やシロアリがはびこりやすいことが指摘されました。現在ではより強固な「ベタ基礎工法」が主流になりつつあります。




■プラキソ・コラムベース基礎工法


エアサイクル工法では「ベタ基礎工法」をベースに「束石工法」の通気性の良さを併せもつ「コラムベース工法」と、内外二重の基礎断熱「プラキソ」との相乗効果で、年中安定した床下空間の温湿環境の床下空間と居住空間を一体化しています。



「コラムベース」は円柱型のコラムを地中梁と一体化することで強固な基礎をつくり、床下の通気性を大幅に向上させます。「プラキソ」は型枠を兼ねた内外二重(合わせて厚さ100mm)の断熱材で、外周の基礎コンクリートを包み込む工法です。



地盤中の温度は一年を通じて安定しており、その土地の「年間の平均気温にほぼ近い」といわれています。基礎の土間コンクリートは直接その地熱を伝導するので、井戸水と同じように「夏は冷たく、冬は暖かい」状態をそのまま蓄え維持します。

エアサイクル工法では、基礎コンクリートの「放冷熱・蓄冷熱する性質を利用」して、蓄えた自然エネルギー(太陽熱や地熱の一部)をゆっくり放熱して、床下空間の温度を、夏は暑すぎず、冬は寒すぎない範囲に保っています。

その実証するデーターが以下のデーターです。



【コラムベースシステム】
■ポイント
・地耐力20kN/㎡以上に対応するベタ基礎工法
・住宅型式性能認定を取得したオリジナル基礎工法
・断熱・安全性能に優れた基礎断熱型枠材を使用することで、施工の合理化が図れ、工期を5~7日短縮できる。
・昔ながらの束石工法を近代化することで、通気性能も向上が図られ構造躯体が乾燥するため、腐朽菌やシロアリの発生を抑えることができる。


【アリダンシステム+基礎パッキン】
■アリダンシステムのポイント
・アリダンシートは防湿効果にも優れ、水質汚染もありません。
・5年間のメーカー修復保証
■基礎パッキンのポイント
・土台を基礎に直接触れさせないことで腐朽を防ぐ。
・土台と基礎の空間に通気層ができ、床下からの空気の壁のエアサイクル層に確実につなげる。
・床下からの空気だけが流れ込むようにする。(外部からの空気は入ってこない)



【打込断熱基礎枠】
■ポイント
・基礎断熱材はビーズ法ポリエチレンフォーム1号、熱抵抗は1.6(㎡・k)/w
・基礎の内・外側あわせて100㎜の断熱施工
・基礎の高さH=400.600.750.900.1050対応可能

住宅に用いる断熱材には、
「無機繊維系」「発泡プラスチック系」「木質繊維系」があります。

地域ごとに求められる断熱性能は違います。適切な種類や厚みの断熱材を選ぶことが大切です。断熱材の施工法として、近年は「外(張り)断熱工法」を採用する例もあります。
構造材の間に断熱材を施工する従来の充填断熱工法に比べ、外断熱工法は住宅の外側を断熱材でまるごと覆うので、より薄い材厚で同じ断熱性能を得ることができます。
その反面、充填工法に比べて建物の形状に凹凸がある場合は、施工が難しいなどの短所があります。住宅の立地や形状などの条件を考慮して、断熱材や断熱工法を選択することも重要になります。

さらに、壁体内結露を防ぐために「通気工法」を用い、耐久性を高めている住宅が主流です。この工法は、断熱材の外側に透湿防水シートを貼リ、外壁材との間に空気の通り道を確保するものです。壁体内の湿気は、このシートから通気層を通して外部に放出されます。断熱材の室内側には気密層を必ず設け、室内の湿気を断熱材の室内側で食い止めるようにします。


無機繊維系


グラスウールは、リサイクルガラスを主原料に高温で溶解し、綿状の繊維にしたものを固めた断熱材です。
ロックウール、高炉スラグや玄武岩、その他の天然岩石などを主原料とし、高温で溶融するなどの後、繊維状にした人造鉱物の断熱材です。


発泡プラスチック系



ポリスチレンを原料とするボリスチレンフォーム断熱材には、製法によってビーズ法と押出法があります。硬質ウレタンフォームは、ポリイソシアネートとポリオールを混ぜた均一な発泡体です。
フェノールフォームは、フェノール樹脂を発泡硬化させた板状の断熱材です。これらは気泡が独立した状態になっていて、中に空気を封じ込めるため、熱を通しにくい性質を持ちます。


木質繊維系


セルローズファイバーは新聞古紙を主原料に、防熱・揚水性能を加えた断熱材です。天然繊維のため1本1本の中に小さな空気飽かあり、さらに繊維が絡み合って空気層をつくります。
木質繊維特有の吸飲湿性もあります。インシュレーションボートは軟質繊維板ともいい、木材チップなどの繊維を固めたものです。



■コメント
13号バイパスへのアクセスもよい新興住宅地内の西道路の土地。徒歩圏内にコンビニもございます。
周辺地図
※地図の精度や土地物件に関しては住居表示がない関係上物件位置に関して、近くの住宅を仮に指定している場合が多くございます。近隣状況や周辺施設などを確認する上であくまでも目安としてご覧下さい。

■ゾーニング


□面  積:282.95㎡(85.59坪)
□地  目:宅地
□現  況:宅地
□建ぺい率:60%
□容 積 率:200%
□用途地域:第1種住居地域
□道  路:西側6.0m公道
□学  区:上山南小学校・上山南中学校

※土地の詳しいお問い合わせ先
□土地仲介業者:山形第一不動産
建築業界では、しばしば『坪単価』という言葉をよく耳にします。
ハウスメーカーのように、規格化された量産型の住宅なら、『坪単価』で価格を提示することも簡単なことなんですが、設備仕様を標準化していない私たちのようなオーダー住宅の場合には、そうはいきません。

『坪単価』という表現はとてもあいまいです。お客様にとっては一見わかりやすい言葉ですが、実は会社によって含まれている仕様・設備が違います。

なかには、床面積ではなく施工面積で計算して見かけ上の坪単価を安く表示し、別途工事費、諸費用を後で計上したりするので、正しい予算判断がつきません。

いくら『坪単価』を明示しても、家づくりにかかわる費用が何にどれだけかかるのかを正しく伝えることはできないのです。そこで、実際の施工現場の建築工事費を伝える資料を作成しました。

どんな資料かと言いますと、実際に家を建てる時にかかった工事費用や諸費用をまとめたものです。新築物件の『季楽な家』『デザインリフォーム』の事例の二つそれぞれについてまとめました。

『季楽な家』は平成20年の秋にお引き渡しをさせていただいたお施主様の実例です。敷地図・平面図・立面図・仕様書・土地代金、登記費用、水道負担金、電力申請量、建物本体金額、地盤改良費、水道分岐引工事、その他、もろもろの家づくりに関わる費用をとりまとめたものです。
こちらのお住まいは延床面積が約40坪。ご夫婦とも30代で今子育てが一番忙しいお施主様です。

『デザインリフォーム』の事例は平成19年の秋にお引渡しをさせていただいた実例です。
和室から和モダンのスタイルに変更しデザインや断熱施工するなど、これからリフォームを検討されているお客様には、とても参考になると思います。

『Forexで家を建てるとしたらいくらかかるのだろうか?』

『家を建てたいけど、どんな費用がいくらかかるのかよくわからない!』

といった方にお渡ししたいと思います。

ただ、この資料はお客様のご協力をいただいて作成することができました。
そのため不特定多数の方にサイト上で情報を開示することはできません。

ご希望の方がいらっしゃいましたら、コチラお申し込みください。
間取りや開口部を工夫して、自然の力を住まいに採り入れます。機械設備を使わず、建築的な工夫によって太陽エネルギーを有効に利用する設計手法を、「パッシブテザイン」といいます。
例えば、比熱が大きい(熱を蓄える性能が高い)コンクリートや石を、南側の日射のよく当たる場所に設置し、冬はそれらが蓄えた熱によって住宅内の熱容量を高めるといった方法があります。

■エアサイクルシステムの考え方


夏は日射によって室温が上がらないように、南面の開口部に庇をつけたり、軒の出を深くしたりしたうえで、間取りや開口部を工夫して通風や換気を促します。
北側や床下の冷気を室内に採り入れて、室温の上昇を抑える方法も有効です。1年を通しての日射の角度や風の吹き方など、周辺環境の特性をよく調べ、住宅のプランと合わせて考えることが大切です。

地熱を利用する方法も、一部実用化されています。太陽エネルギーが時刻や天候、立地条件などに左右されるのに対し、地熱は年間を通じてその地域の年平均気温くらいで、ほほ一定の温度を保ちます。そのため安定して利用できるエネルギーです。
夏の地熱は外気よりも低温になり、冬は外気よりも高温になるので、冷暖房に利用すると省エネルギーにつながります。また、植栽など建物のまわりの環境を整え、利用することも効果があります。

南側に落葉樹を植えると、夏は木陰ができて陽射しが直接入り込むのを防ぎます。周辺の温度も下がり、照り返しの影響も小さくなります。冬は葉が落ちるので日射を遮る心配はありません。一方、北側に常緑樹を植えると季節風を防ぐことができます。


とにかく、今住んでいる空間を「ポカポカあったかい空間にしたい!」とご相談をお受けしましたのは、山形市にお住まいのS様邸。ただリフォーム工事をして、見た目を綺麗に終わらせることではなく、建物に「資産価値」を持たせた断熱工事を施しました。

そんなS様のご要望は、

●「年金暮らしなので、なるべく予算を抑えたい」
●「ランニングコストも軽減できるようにする」
●「和室をモダンな和室に変身させたい」

■断熱補強工事


■縁側


■内窓「インプラス」施工例


■完成

無添加の素材でつくられた家の一番の良さは、自然素材に囲まれる空間に心地よさを感じることです。自然素材がもたらしてくれるのは、素材の持つ吸放湿性や断熱性だけではなく、人の感覚に訴えるものも数多くあります。

●視覚にもたらすもの

木目をジーとみているとなんだか穏やかになる感覚は1/fのゆらぎといいます。ひとつとして同じもののない木目は、人の心を癒す力があるといわれています。古民家の組んでできあがった木組みの美しさや力強さも、人に力を与えてくれるような感覚に陥ります。

●嗅覚にもたらすもの

それぞれの木には独特の芳香作用があります。防虫効果や人に与える心地よいというリラックス効果だけではなく、なかには空気清浄にする成分もあります。畳に使われるい草の香りや、構造材の木の香りもそのひとつです。

●聴覚にもたらすもの

昔から、コンサートホールの壁面には木が採用されてきました。木は音の反響のよい素材です。窓をあけて雨音や風の音や虫の声を楽しむ家こともできます。

●触覚にもたらすもの

触れると心地よさを感じられるのが自然素材です。無垢のフローリングなどは熱を逃がさないので冬でも暖かく、夏はひんやりと素肌に快適です。昔の古民家にみられた土間の感触などは、触れてどこか懐かしい心地よい素材のひとつです。

●味覚にもたらすもの

そこに住む人は空気を常に口に入れて生活しています。自然素材の中には、空気中のタバコの煙や匂いを吸収する力を持つものがあります。
ハウスメーカーじゃ物足りない!

無垢の自然素材に囲まれて、健康的に暮らしたい。

「遊び心たっぷりの家」をお求めの方にぴったりです。

お客様に見ていただきたい建物の構想はたくさん持っているのですが、創業して間もない私たちには、「莫大な維持費のかかるモデルハウス」は持てません。
何しろ少人数の会社ですので、宣伝広告費で何十万、何百万も使うことはできません。

そこで、私たちは考えました!「季楽な家のモニターハウスとして、ご協力していただけるお客様を広く一般募集しよう!」というものです。

いくら経費を抑えたいからと言って、「お施主様の家をモデルハウスの代わりにするのか!」と言われてしまいそうですが、まったくもって、その通りなのです!

私たちは、実際に建築させていただいたお施主様の家をたくさんの人に見ていただいて、私たち会社のことや、建築した建物の出来栄えを知って頂こうと都合のいいことを考えているのです(笑)

と、ここまでは私たちに都合のよいことばかりのお話ですが、モニターハウスとしてご協力していただいたお施主様には、できる限りの喜ばれる形で還元して建物をお返ししたいと私たちは考えています。

それではまず、私たちが募集するモニターハウスとはどういったものなのでしょうか?

まず、『季楽な家』の開発コンセプトに共感していただけるお客様を対象に、私たちから設計段階で提案をつけさせていただきます。その提案のもとに出来上がった建物を一般公開させていただくという企画なんです。

決して奇抜な提案や無理な条件はありません。(お客様からのご要望ならば別ですが…。)
逆にお客様から喜んでいただけるような条件をたくさん盛り込みたいと考えています。

一般的にモニターハウスと聞くと、特別値引きやプレゼントなどを思い浮かべるとおもいますが、私たちはお打ち合わせの中で、お客様にとって一番いい条件をご提案させていただきたいと考えてます。






「モニターハウスの条件」としては、大きく2つあります。

1.建築中と完成後の現場を、一定期間一般公開させて下さい。

2.無垢の素材や無添加素材をふんだんに使用させて下さい。

上のふたつの点が、私たちが皆さんにお願いしたいことなのです。

私たちも多くのお客様に公開させていただく以上、すばらしい家にしたいと思っています。初めての住まいづくりは、どのメーカーや工務店を選ぶからことから始まり、設計図(プラン)、施工時のチェック等など、無事に完成するまでにしなければならないことが山積みです。私たちは「お施主様と一緒に住まいづくりをする」ことで、色んなサポートをご提案していきます。


▼建築地探しをサポートします
住まいづくりの第一歩といえば建築地探しです。私たちのサポートでは、この第一歩となる段階でつまずかないようにサポートします。イメージに合ったプランがその土地に建築できるか?土地と建物の予算配分はどのようになるのか?など、ゾーニングプランを駆使しながらご提案します。

▼オンリーワンのプラン作成サービス
プラン作成サービスでは、ご家族のライフプランやご希望条件を的確に整理し、プランを練り上げていきます。何故このプランなのか?設計者のコンセプトとともにご検討下さい。

▼目からウロコ!究極の資金計画
無理・無駄のない究極の借り入れ返済方法をご提案します。住まいにかかる総予算と住宅ローン。建築に必要な諸費用等、全部でどれくらい?月々の返済額は?などの不安を解消します。数多くの資金計画を提案してきた私たちの資金計画を是非ご検討下さい。

▼サンプル


まずは、実際のサンプルをご覧いただくことをおススメしています。
私たちの会社には、豪華なカタログやパンフレットなど気の利いたものはありません。

ですので、お客様から「カタログが欲しい」と言われると、とっても困ってしまいます。その代わり、皆様には実際にご提案した実例などをご覧いただいております。

設計コンセプトやプランなどはすべてフリーハンド(手書き)ですが、これはコスト削減ではありません。当然、CADやパソコンも使いますが、私たちがお客様にご提案する一回目のプランは、フリーハンド(手書き)なのです。なんでも、担当設計がお客様に「私の設計魂」をお見せしたいからのようです。

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私たちが建築する「季楽な家の強度は大丈夫ですか?」についてですが、ごく当たり前に「大丈夫です。安心してください。」というよりも、現在の建築基準法により地震に強く、倒壊しない家にしなさいと規定されています。
ですので、
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とお答えするのが正しい回答です。

お客様に私たちが建築する建物が建築基準法に適合している住宅であることを証明するには、『住宅性能表示制度』という建物の性能を、客観的に等級で評価する制度を利用することをおすすめしています。

地震に強いといった、耐震・免震工法などさまざまありますが、どんな工法を採用する場合でも、施工会社の営業・現場担当者が話すことをそのまま信じるのではなく、第三者にチェックしてもらうことがお客様にとって安心です。当社では、特にお客様のご指定の機関がない限り、業務提携している『JIO』に検査も含めお願いしております。

※「耐震等級3」とは? 等級1の1.5倍の地震に対して倒壊、崩壊せず、数十年に一度発生する地震の1.5倍の地震に損傷しない強さ。

参考:長寿命住宅となるように耐震性を高めるには
もちろん可能です。でも、どの場所に設置するにしても施工には注意が必要です。
適切な不燃材質で施工しなければなりません。薪ストーブの重さも床にはかなりの負担がかかるので、基礎や根太の補強など、床下の重量対策も考えておく必要があります。

壁との間に空気層を設けて、薪ストーブ本体は各方向へ熱が行き届く範囲まで、十分に距離を取った大きさにします。煙突内に「クレオソード」というタールが付着したままになっていると、煙突火災が起こりやすいので、定期的に掃除をしなくてはいけません。
燃や薪の種類や使用頻度、各薪ストーブの機種により汚れ具合が違ってきますが、1年に1回はしっかりと掃除をする必要があります。このときの掃除には、専門の業者に依頼します。


また、火災を発生させない作業も怠ってはいけません。火災には、大きく「煙道火災」「低温火災」の二つに分けられます。煙道火災の原因は煙突の内部に付着したタールが発火し、火災につながることです。

これを未然に防ぐには、こまめに煙突掃除をすることが重要です。掃除をしやすくするためにも、シンプルな煙突構造にしておくことも大切です。「低温火災」は、薪ストーブや煙突を設置する床、壁、屋根内などに、不燃・耐熱構造が施されていないために、知らずしらずのうちに、内部の構造材などが熱によって炭化し、そこから発火して火災が起こることです。

このように、薪ストーブは維持をしていくのに手間はかかりますが、この寒い山形の冬には、火を囲んでの家族団らんは私も憧れています。



私たちの設計する住まいデザインは、とてもシンプルにみえます。
その理由は「山形の気候・風土に合わせた設計をする」というコンセプトが根底にあります。

その設計コンセプトとは?  

・山形は地域性にもよりますが、「耐雪=除雪」を考えなくてはなりません。

・建物の意匠には、設計者とお客様とのヒヤリングで決める。

・「省コスト化」を図り、なるべくお客様のご負担を軽減できる建物をご提案したい。

この3点を考慮すると、自然とシンプルな間取りができあがってきます。

でも、建売販売で分譲地にありがちなどこにでもあるような外観は、お客様にとってもイヤですよね? 私たちがプラン提出させていただく際、初期の段階では、手書きの図面とパースにてご確認していただいております。機械的なCADのパースに負けないぐらいの「手書きパース」「ハンドフリープラン」に、わたしたちは特別なこだわりを持っております。
もちろん、CADでの図面も引けますが、設計者の住まいに対する想いが、フリーハンドにはあります。


住まいづくりにおいて、施工会社選びに「アフターメンテナンスが充実しているのか?」も重要なポイントのひとつです。私たちは創業して間もない会社ですが、設立当時から、「どうしたら地元に根ざした事業展開ができるか?」「気軽にいつでも相談できる会社であるためにはどうしたらいいか?」を考えてきました。住まいは何十年と住み後世に継ぐものです。お客様の頼りになるパートナーとしていつまでもバックアップいたします。      

また、平成21年の10月から瑕疵担保履行法が新築戸建て・マンションに義務付けされました。10月以降に引き渡される新築住宅はすべて、住宅瑕疵担保責任保険への加入が義務付けられます。
平成21年10月1日以降にお引き渡される新築住宅について、住宅に瑕疵が生じた場合、「その責任を負うための資金を確保しなければならない」という法律です。

例えば、新築住宅に瑕疵が発覚し、売主・建築業者が倒産・経営不安になって瑕疵の補修が困難になった場合でも、お客様が負担しなくてもいいよう、あらかじめ住宅企業が資金を出し合ってプールしておき、万一の時はそこから補修資金が払われるという仕組みです。


ライフスタイルで住宅を考えると、建設時より居住時の方が、エネルギーの消費は大きいということ。

住宅は新築にしろ増改築にしろ、完成して住まい手が生活を始めてからのほうが、長く存在します。そのため、今注目されているのが、「ライフサイクル」で住宅をとらえるという考え方です。

「ライフサイクルアセスメント(LCA)」
「ライフサイクルエネルギー(LCE)」
「ライフサイクルCO2(LCC02)」
「ライフサイクルコスト(LCC)」

これらの言葉を耳にしたことはありませんか?

建設段階という、住宅ライフサイクルの一部だけで住宅をとらえるのではなく、資材、建設、使用(居住)、解体、再生・処理・処分といった各段階を経て、住宅が産声を上げて一生を終えるまでの間の「環境に与える負荷」「消費するエネルギー」「排出したCO2」にかかる費用を知ることが大切という考え方です。

仮に住宅の寿命を30年とすれば、ある試算によると、その住宅がライフサイクル全体で消費するエネルギーのうち、建設段階の消費エネルギーは6%(資材の製造に3%、建設工事に2%)なのに対し、使用段階は88%です。

このような試算はいくつかありますが、どれも使用段階の消費エネルギーが70~80%を占めています。つまり、快適性を損なわず、いかに居住時のエネルギー消費を抑えられるかが、省エネ住宅を目指すうえでは重要なのです。
暮らし始めてからのエネルギー消費を抑える。そのためにも、「高気密・高断熱」「高効率設備機器の採用」「長寿命化」これらを満たす住宅が求められています。

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