灯油が燃えると酸素も減少する

先日、スタッフレポートに灯油を燃やすと、二酸化炭素や水蒸気が大量に発生するという記事が紹介されておりましたが、減少するものもあります。

それは、人が生きていく上で一番大事とも言える酸素です。

酸素は、二酸化炭素が増える分とほぼ同じ量が減少するのですが、酸素の減少によって、酸欠になってしまい、命の危険もあるので注意しなければなりません。

最近の、ファンヒーターは自動消火のシステムが機能するので、酸欠になれば自動的に停止するはずですが、旧機種の場合、そのまま燃焼することで、不完全燃焼を起こし、さらに怖い一酸化炭素を発生させます。

ファンヒーターの裏には、30分~1時間に一回必ず十分な換気する旨の注意書きがありますが、あまり守られていないのも現実です。

それでも、古い住宅の場合は、寒い冬は温度差による、すき間換気がはたらくので、大きな事故は少ないのですが、一酸化炭素中毒によって、年間、何百件も緊急搬送されているという認識も必要です。

高気密・高断熱住宅のレベルに関わらず、新しい家ではファンヒーターはタブーな暖房ということを是非ご理解下さい。

通常、室内空気には約21%の酸素濃度ですが、安全とされるのが18%です。

ろうそくを燃やすと、酸素や二酸化炭素がどのように変化するかの動画ですので、ご覧ください。



http://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005300289_00000
2018.10.02:daito-team:[コンテンツ]

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