キャンドルリンク3.11公式サイト

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■石巻市 4月20日(水)
※写真はボランティアセンターのある石巻専修大学。手前はテント村。
・午前5:00山形県朝日町の自宅より出発。
 ボランティアセンターの受付開始8:30なので8:00着を目指す。
・自動車道路に乗る前に、コンビニで三食分の食料を買う。
・寒河江ICより山形道に乗る。
・東北道菅生SAでトイレ(大)を済ます。
 大きなSAなので、朝から被災地に入る人達でとても混み合っていた。
・東北道富谷JCから仙台北部道路に。
・利府JCから三陸道に。順調。
・午前7:20。松島大郷ICより急に渋滞。20〜30km走行。石巻まで30km。
 まだ一時間半あるので余裕だと思った。たくさんの自衛隊の車両や物資トラック。
・午前8:30石巻河南IC着。
・ICを下りたら右折、すぐの交差点をイトーヨーカドーのほうに左折。
 まっすぐ北へ、赤十字病院を目指す。赤十字病院の前辺りから渋滞。焦る。
・国道45号線を左折してすぐ愛宕山手前より右折。
 北上川の大きな橋とトンネルをぬけ、ようやく桃色の石巻専修大学を右手に発見。
・他の車についてぐるぐる右回りで大学内へ。
(正門からは入れない。真裏の北側入口より入り、左へ校内は右回り一方通行。)
・9:00駐車場着。予定より1時間遅れた。荷物を確認。カッパを着る。
・ボランティアがうろうろしているので、本部の場所を教えてもらう。桜咲き始め。
・「5」と書いてある校舎の下にテントの本部。(1号館と5号館の間)
・新規受付窓口で、申し込み用紙に住所・名前など記入。
 ボランティア保険加入カードを見せる。左腕に大きなネームを貼付けてもらう。
・車は正門出た所の土手の特設駐車場に移動するように指示される。
 また右回りで移動するが、すぐの正門を見落とし、さらにひと回りすることに。
・思ったより駐車場は空いていた。まだ50台は入れそう。
・徒歩で5分歩きもう一度本部へ。途中のテント村の仮設トイレで済ます。
・受付前の待機所で人数が揃うのを待つ。
・20人程になったところで、担当者から説明。
 リーダーを選ぶ。金髪、金ピアスの30代の若者が手を上げて決まる。
 気持ちが大きく補佐役もいて適役。チームには女性も二人いる。
・道具をみんなで借りに行く。
 ヘルメット、長靴、ゴム手袋、ゴーグルと何でも借りられる。
 忘れ物があっても大丈夫だ。
 全員分としてスコップ5、一輪車2、バール2を借りてチェックを受ける。
・待っている黄色いバスに乗り込みいよいよ依頼者宅へ向かう。
・隣りの方は、今日で6日目。石川県より参加。
・渋滞の中、まだまだ手をつけられない悲惨な状況の市内を走る。
・ボランティアの拠点の一つになっているヨークベニマルの駐車場で降りる。
・念のため仮設トイレでみんなもう一度済ます。汚すぎる。
・ここからは、自分達で地図をもとに現場を探す。
 最短距離の住宅地を抜けようとしたが、がれきや深い水に阻まれ、戻って大きな
 道路から回り込む。
・10:30大街道地区の依頼者宅に着。
 敷地内にひっくり返った車やどこかの屋根。
 トイレットペーパーの100倍ほど大きいパルプ。
 津波が突き抜けた家の中にはいろんなものが詰まっている状態。悲惨の一言。
・依頼内容: 依頼者41歳女性。津波で家族亡くし一人。
 100坪の敷地内に父の家と新築の家と2軒ある。
 住宅内の家財、ヘドロ、パルプ、肥料などの撤去。
・2軒あるので二つのチーム合同で30人ほどで撤去にあたる。
 まずは4tトラックが入れるように道作り。
 がれきを押し分け、土嚢袋にヘドロを入れる。
 ヘドロは真っ黒な土とパルプの混ざったもの。
・昨日の雪で濡れているので粉塵が舞わなくて良いとのことだが全てが重たい。
・次に家の中より撤去。家の中に巨大なパルプのロールと布団袋3倍ほどの肥料袋。
 ヨークの買い物かごに、ヘドロやパルプを入れて、バケツリレーして外へ。
 一篭5〜10kg。
・一時間に1回休憩だけれど、遅れたので昼休みまで続ける。
 30人以上でやっているがいっこうに片づかない。
・女性陣は小物を集める役割。
・昼休み。暑くなってシャツを脱ぐ。
 歩道の縁石に腰掛けて目の前のがれきを見ながらそれぞれに昼食。
 滞在している川田氏によると、開いている店からパンなどを買えるとのこと。
 「でも、ご飯じゃないと力が出ないですね」と。
 風呂は町なかの自衛隊の特設風呂がボランティアも入れるとのこと。
・すぐに連帯感が生まれ、誰とでも気軽に話ができた。
 皆さん熱く優しい人ばかり。居心地いい。
・汗が冷えて寒くなってきたので、またシャツを着る。
・床板が見えてみんなで歓喜。大きな冷蔵庫を運び終えて歓喜。
 外には成果の山ができた。
・二度の休憩を入れて4時前まで続ける。
・古い家にも着手。畳がものすごく重い。
 がれきのみ撤去するので精一杯となり、明日に引き継ぐことに。
 お母さんの位牌が探せなくて残念。
・何千人も紙すき体験できるほどのパルプの量に悩まされたが、
 すぐ近くにパルプ工場の煙突。
 「あれが問題の工場か!」といぶかしく思ったら、工場が津波を阻んでこの一帯の
 住宅地が残ったとのこと。工場の両脇の地区は平になったと。見方が変わる。
・渋滞の市内を抜け30分ほどかかり本部へ。
 ずぶぬれの汗が風に冷やされぶるぶる。
 道具の泥を落として、係員にチェックしてもらう。
 スコップが一つ増えて、バールが一つ減ったが、にこにこ「大丈夫です。お疲れさ
 までした」と。解散。
・車に戻り、パンツまで全て着替える。
 背中もパンツもびしょびしょ状態。着替えたら落ち着いた。
・渋滞覚悟で亘理を目指す。
 大学の近くにがれきの集積所を発見。すでにものすごい量。あと2ヵ所あるらしい。
・やっぱり朝と同じように一時間以上渋滞。大郷ICよりやっと開放。

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2011.04.22:candlelink:count(4,376):[メモ/被災地ボランティアレポート]
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