多目的は無目的

 またまた、商売の話である。
 例えば、食堂。おいしい店はたくさんある。その中で店に行くきっかけとは何か?
まず、その人の好き嫌いが優先する。次に、新鮮、限定、稀少、できたて・・客が関心を示すようなキーワードにより、行くきっかけを作る。
 でも、最も必要なのは、以前も書いたが、呼び水商品。呼び水商品が店の十八番であってもいい。「A店は○○がおいしいね」というような商品があれば、最高。それにより、客に行くきっかけを提供し、来客の際は、呼び水以外の店の魅力を上手に演出することが重要である。
 更に、ステップアップする考えを持つと・・。
 今度は、店の連携が必要である。具体的には、村山そば街道、東京もんじゃストリートなど。一つの商品、コンセプトに基づいて、複数の店が連携することだ。
 手打ちそばでも、もんじゃでも統一テーマであるが、味付けが様々。これが魅力である。好き嫌いがあり、おいしい感覚は千差万別。複数が連携することにより、集客力が高まると考える。
 何でもおいしくしよう・・それは「多目的は無目的」になることを忘れてはならない。呼び水商品を設定し、売り込みをすることは集客力を高める大事な要因であると考える。
2008.03.05:主人:[商売の考え]

この記事へのコメントはこちら

※このコメントを編集・削除するためのパスワードです。
※半角英数字4文字で入力して下さい。記号は使用できません。