生きること。派遣切り・・

平成21年1月9日
 今日も穏やかな天気。今日のスケジュールは朝の採血と午後の歯医者。歯医者は移植に備えるためのもの。今日も静かな時間を過ごすだろう。

 さて、今日は闘病記というより、少し視点をずらして書いてみる。たまには気休めとしていいだろう。

 テレビや新聞では、派遣切りが話題。置賜地区内でも相当な数となっているらしい。置賜でもすごい数なのに、大手は当たり前だ・・と言いたくなる。
 先日、同級生が見舞いに来て、派遣切りの話題になった。「派遣切り? 派遣切りというより、社員のクビ、そして会社がギリギリのところでやっているので、正直言えば、派遣切りに同情している状態ではない」という。
 これを聞いて、納得させられるものがあった。会社が倒産したら、大変なこと。会社を存続させるために、同級生も新たな会社の方針に基づき、奔走するという。がんばってくれ!とエールを送りたい。

 派遣村について、考えた。「働く気があるのか」発言で謝罪した政務官・・あれは本音だろう。
 私もすべてではないと思うが、派遣社員の中には、いろんな状況の人がいる。ギリギリの生活をし、仕送りしている人もいる。でも、生活設計を立てた場合、派遣社員だけで暮らせると思っていたのだろうか? 派遣法が製造業に解禁になった時点で、この状況は予測できたはず。もっとほかに選択肢はあったと思う。

 私は聞きたい・・派遣村の人たちに・・あなたたちの中で多額の借金をしている人はどのくらいいるのだろう?世の中には、派遣社員だけが苦しいわけではない。多額の借金を背負って、朝の新聞配達から始まり、1日にいくつもの、バイトをつなぎながら、生活をしている人はたくさんいる。現に私の周りにもいる。日中は建設業の下請けをし、夜はコンビニのアルバイト・・。派遣村に集まった人間だけが、悲劇のヒーローではないだろう。

 テレビで、30歳程度の女性のトラックの運転手が札幌で給料が下がったので、東京に出て、職を探して、あげの果てに、所持金が200円だと・・。それまでの給料は30万円だったそうで、それが10万円代になったとか。1人暮らしの独身女性。「30万円ももらっていたら、貯金はないのか?」と聞きたかった。母親とは疎遠になり、父は死去。実家に帰りたくても帰れない。派遣切りの嵐に、東京に出て、仕事を探すなんて、考えなしもいいとこ。東京に出てくる旅費があったら、それで食いつなぐことはできたであろう。これは悲劇のヒロインというより、同情もしたくない気持ちになった。

 派遣村にいる人に言いたい!もし、ふるさと、実家があったら、ふるさとに戻るべき。
 もし、農家だったら、絶対戻るべき。「ふるさとに戻っても、食えない」というかもしれない。でも、農家だったら、食うことはできるはず。
 生活費がかかる都会の暮らしより、ふるさとでの暮らしが絶対いい。「田舎では生活できない」というなら、田舎で生活している人に対して、失礼だ。
 ふるさとで生活できることを考えるべきだ。田舎では、やりくりをして生活をしている人がたくさんいる。
 あなただけが、一番辛い人ではないことを知ってもらいたい。
 職を選ばず、贅沢をせず、田舎での生活をやることは絶対できると思う。

 最後に言いたい。
 命を粗末にしてはいけない。
 生活できないから、死を選んではいけない。
 死を選びたくなくても、死と隣り合わせの生活をしている人、闘病している人がいることを忘れないでほしい。
2009.01.09:主人:[世の中の動き]

チャレンジ

 目の前に壁がある。「この壁を乗り越えれば・・」と思うチャレンジ精神が必要だ。乗り越えた後に、また壁があったとしても、それを乗り越えなければ次はない、ゴールは見えない・・チャレンジしていくしかない。
2009.01.10:主人:[編集/削除]

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