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未来へ

10月30(土) 小学校の学習発表会

学習成果の発表の場
普段は見られないような堂々とした姿に
子供達のたくましさを感じた

学校全体の落ち着いた雰囲気も
とても心地良かった

懐かしい顔にも出会った
数年前、子育て支援センターで
一緒に遊んだ子供たち
一年生になっていた

確実に成長していく子供たち
いつか・・・
同じフィールドで話がしたい
そんな日も
そう遠くない気がした


娘たちが大人になったら

≪ 一緒に酒を呑みたい ≫

それが主人の細やかな願いだった


そんな日は
当たり前にくると思っていたあの頃も

そんな日が
必ずくるとは限らないかもしれないと思ったあの頃も

そんな日が来ることは 
もう ない事を知った今も

変わらない何かが
ずっと・・・
未来を見つめているような気がする

パートナー交代!?

大人の世界に興味深々の娘たち
どんな目線で見て、どう受けとめているのか
それを探るのは、とっても面白い


娘『○○ちゃんと弟は、お父さんが違うんだよ!』


私『なんで?』


娘『パートナー交代したから!』


私『へぇー・・・それって・・・ありなの?』


娘『ありだよ!だって神様が決めることだもの』


私『へぇー・・・。お母さんは、パートナーと短い時間だったけど、それも神様が決めたんだよね?パートナーと一緒にいられる時間が、スケルトンで見えていたら、もっともっと仲良く大事にしたのになぁ・・・』


娘『そんな、終わりが分かってたら、恐ろしくて、結婚でぎねぇべ!』


私『・・・(苦笑)』


私も娘たちも
明日はないかもしれないことを
身近に知ったけれど・・・
やっぱりどこかで
明日は必ずくると信じているから
今日を生きられるのかもしれない
そう思った

帰れる場所

本日行われた

第12回 きらきら講演会 (おはなし会きらきら主催)

講師:波賀 稔 氏 (すずき出版編集長)


絵本づくりのウラ話を交えながら
読み聞かせ中心の講演会

作り手の思いがよく伝わってきた

《 絵本は・・・読んであげて、伝わって完成する!》

なるほど・・・それは芸術に共通する事でしょう

≪読み聞かせとは・・・≫

・ 読んでもらった記憶が残る事

・あったかい気持ちが残ること

・大好きな人に読んでもった記憶が残ること


あったかい記憶を持つ事は
何かあったとき、帰れる場所を持つ事

数年前・・・
子ども達と絵本の架け橋になりたいと始めた
学校での読み聞かせ
私達が目指したのは
プロのようなスキルではなく
母親のようなスタンスで読むこと

明日の読み聞かせ
お母さんのような温かさが
子供たちに伝わりますように・・・

特別な場所・・・東京

生まれ育った山形県川西町から
一度も離れて生活する事がなかった主人

初めて家を離れて滞在した土地が仙台
そして・・・東京

滞在先が病院だった事を思うと切なくなる


主人が最後を迎えた東京は
私にとっても特別な土地となった

病院を後にして
それっきりの東京

いつかまた訪れる時

東京は

どんな風に私を迎えてくれるのだろうか・・・

一喜一憂

2009年10月16日
東京の病院に主人が転院してから初めてのマルクをした日
結果次第で・・・その後の治療計画を左右する大事な検査
こういう大きな検査結果を待つのもドキドキだったけれど

隔日で行われていた血液検査の結果を見るのもメンタル的に
かなり負担だった
主人はもちろん、私も・・・

事務的にデータが印字された用紙を受け取り
重要な項目をチェックする

『毎回の結果で一喜一憂するのはダメ・・・動き、流れを見ていくのが重要!』

それはそうなのかもしれないが・・・・
目を疑うような数値を見たときの落胆は隠せない

昨年の今日のマルク
一週間後に出た結果は
PCR法で陰性だった

『こんなこともあるんだねぇ・・・』
そう専門医が口にするほど奇跡的な事

『予想が外れちゃって、ごめんね。でもいいほうに外れたんだからいいよね』
確かに・・・

この奇跡がいつまでも続きますように・・・
そう主人と嬉涙を流したことが
遠い昔のことのように感じる