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Memorial 【追悼】

2010年2月11日・・・家族の時間

家に帰りたいと言っていた主人の思いを
最期にどうしても、叶えたいと思った

病室ではあるけれど
家にいるような空間を作りたかった

家族でゆっくり過ごした休日を
もう一度感じてもらいたかったし
感じたかった

娘たちの笑顔と明るさが
普段の休日を作ってくれた

主人の手を握り
主人の胸で一日中眠っていた私に

娘たちは・・・

『お母さん、よくこんな時に寝れるねー』

って、あきれたように言ったけれど

貴女たちだって

笑って・・・歌って・・・
食べてたじゃない!

きっとお父さんは、
お家にいるようなひと時を
感じてくれていたはず

宝物のような時間を共有できたこと
最高に幸せだったね!

あまのじゃく

あー言えば こう言う


こう言えば あー言う


天の邪鬼を絵に書いたような娘


度が過ぎると


ホントにもう


ムカつく・イラつく(怒)


『もう、あなたたち、何なのよ~』


と思わず叫んだら



『お母さんの子どもで~す!』



『・・・(苦笑)』



確かに・・・そうでした(--;)


2月3日、貴女たちは母に
思いっきり紅大豆を投げつけたけれど
母は貴女たちに豆を投げつけなかった事を
今更ながら後悔しています(-.-)

ごめん・・・(--;)

爪をきっていたら


『私のも切って~!・・・ダメ?だよね』



『いいよ!』


一年生に上がった時に

自己爪切り(?)解禁

切ってあげるのは約二年ぶり



パチン パチン パチン



快調に切っていた



パチン パチン ぐにゅ




『・・・・?』


゛ぐにゅ゛って・・・(・・;)


何?



『あっ(--;)ごめん』


『全然痛くないから大丈夫だよ(^o^)血もでてないし!』


娘よ
母に思いっきり気遣いながらも
きっと思ったでしょうね

゛頼むんじゃなかった゛と。

命の原動力は・・・

過去にはない

未来にある

生きることは

明日を信じられること

明日の何を信じるか

その答えは簡単ではない

信じられる誰かの存在

それがあるから

人は生きていられる

お父さんに会えたら・・・

私はまだ
受け入れる事ができてないような気がするから
娘たちに聞いてみた


『ねぇ、お父さん死んだって・・・分かってるよね?』


『分かってるよ!だって仏様に写真あるもん』


『・・・いやぁ・・・そういう事かな?お母さんは、死ぬってどんな事か、いまいちよく分からないんだよなぁ・・・。じゃあ、お父さんいなくて寂しい?』


『寂しくないよ!だって、ずっといなかったべした!』



『そうだねぇ。お父さんいたらさぁ、お父さんと一番したい事って何?』



『トランプ!』


面会に行った時も
外泊してきた時も
よくトランプしてたもんなぁ・・・


『お父さんに会いたい?』


そう聞いたら・・・
娘の目から涙があふれた

『そりゃぁ、会いたいよね。会って話が出来るとしたら何話す?』


『今のこと!』


日常のちいさな事を
毎日の些細なことを
リアルタイムで伝えたい