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結婚記念日

1998年7月4日 
私たちは結婚しました

パートナーが同じ世界にいなくても
結婚記念日は・・・なくならない


『だだいま!』

って仕事から帰った私を出迎えてくれた娘たち


『やっぱり・・・!ケーキ買ってきたんだぁ』


『やっぱり・・・期待してたのね』


今年もお祝いしました
パートーがいなくてもお祝いしました
特別な日に変わりはないから・・・

美味しねって言いながら
大切な家族とケーキを食べられることは幸せ!


さらに今年は
最高のプレゼントを頂きました
新聞を媒体として・・・
元気だったころの主人に会わせていただきました

明日からまた新たな一歩を踏み出そう!
そんなエネルギーを頂きました

Mさん、ありがとうございました

トリアージ

Kotoba 季刊紙 集英社 2011年 夏号

《特別企画 》東日本大震災


この雑誌の中の
一つの記事が心に留まった

【以下抜粋】
地震直後、多くの老人や重傷者が搬送されてきました。
でも、寝たきりや重篤な患者はロビーに置き去りにして食事を与えず、
一切の治療をしなかった。なぜなら、そうしないことには助かる人が助からない。
トリアージ(※災害において治療の優先順位をつけること)です。
その決断を下した救急部長は、『手が回せなかったのですね』と訊く僕に、
『回せなかったのではなく回さなかったのです』と即答しました。
『無力感は感じましたか』と訊いたら
『当たり前です。人は自然の前では無力です。抗おうとは思っていません』
との言葉が帰ってきた。
     【 以上】



読んでいくうちに涙が零れた

命を授かり゛生きる゛という営みに

重みを感じて

涙がでた

そして
自然の驚異に我を失うことなく
無力さに屈することもなく
使命を全うした医師に脱帽

試練は・・・

それを乗り越える過程において
人間を成長させるのかもしれない



でも


もし、自分が神様だったら
人間に試練は与えない

そう言い切る娘たちのこれからが
平穏な日々でありますように・・・

そう祈らずにはいられない

孤独をHUG

  • 孤独をHUG
『孤独の力を抱きしめて』
 落合恵子著


この本のタイトルを読んで
肩の力が抜けた

孤独にマイナスイメージを持ちながらも
母親になってからは なおのこと
独りになりたいと切望する自分がいた


『あなたは孤独がきらいですか?』

こんな筆者の問いかけに魅かれ
手に取ってみた

人と関わっていくのには
莫大なエネルギーを要する
それが
時に煩わしくなる

独りの時間は必要である

私は孤独が嫌いではないかもしれない

それでも幸せ?

娘と一緒にお風呂に入っていた時の事



(娘)『お母さんは、お父さんと結婚した事・・・今も幸せ?』


(私)『・・・?何で?』



(娘)『だってお父さん、早く死んじゃったでしょ。それでも・・・今も結婚したこと幸せ?』



(私)『もちろん、幸せ!お父さんとお別れした事は、辛いし、悲しいけど・・・一緒に過ごした時間は、なくなったりしないから・・・。』



(娘)『じゃあ、お父さんは、お母さんと結婚して幸せだったかな?』



(私)『そりゃぁ、幸せだったでしょ!大好きなnorikoさんと、最後まで一緒にいれたんだから・・・それ以上の幸せはないでしょ!』



(私)『Rはお父さんとお母さんの子どもに産まれて幸せ?』



(娘)『幸せだよ!』


(私)『お父さん、いないけど・・・それでも幸せ?』



(娘)『うん、幸せ!』


(私)『お父さんいないのに何で幸せ?』






(娘)『・・・』





(私)『何でか聞きたいなぁ・・・』






(娘)『・・・恥ずかしいから・・・後で・・・』





(私)『後でって・・・今聞かなかったら、聞けないままお別れするかもだよ・・・それだけは・・・お母さん、心残りだなぁ』






(娘)『・・・(お父さんに)愛されたから・・・今(お母さんに)愛されてるから・・・)』



(私)『そっかぁ・・・そうだねぇ・・・。』


主人と一緒に過ごした時間は
特別な毎日ではなくごくありふれた普通の日々


時々
立ち止まって・・・感じてみる



普通の毎日が
どれ程貴重なものかを

そして考える
限りある時間を
何に向けるべきかと


Rちゃん、お誕生日おめでとう!
今年もまた一つ
年を重ねられたことに感謝

これからも、年を重ねるのと同じく
たくさんの困難も重ねていくでしょう

でも貴女は
困難の中にも幸せを感じるはず

なぜなら
とっても温かい帰れる場所を
しっかり心に刻んでいるから・・・


そして
貴女はそれを
知っているから