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体調はいいが・・

平成21年4月2日
 仙台は快晴。青空だ! 昨日は雪まじり寒い雨が降ってたとのこと・・春近し!

 さて、体調はいいが、血液データが上がらない。別に心配することじゃないんだけど・・。
 白血病の場合、抗がん剤を身体に入れると、血液中のいいものも悪いものも叩いてしまう・・つまり、俺の場合、悪い細胞を叩くと同時に、外敵から守る働きのある白血球の数を少なくするのである。もちろん、少なくなったからと言って、血液の色が変わったりはしない。
 抗がん剤を入れると、身体に異変が起こる・・つまり、副作用! 下痢、嘔吐、食欲不振、発熱・・など。俺の場合、これがほとんどない。別にこれはいいことでも、悪いことでもない。ただ、身体への負担を考えると、ないほうがいい。あるのは、脱毛、手足の若干のしびれくらい・・。普通の生活には、まったく影響がないのである。

 血液データが下がり、値が底をつくと、いい細胞だけが復活してくる。つまり、白血球の値が多くなるのである。
 白血球の数が限りなくゼロに近いとき、発熱などの症状が起こり、食欲不振になるらしいが、これもまったくない。三食はすべて間食。たまにおやつを食べたり・・。体重も80kg前後をキープ。入院前は、80kg代後半だったけど。しかし、外見はまったく変わっていない。自分でわかるのは、尻と足のももの筋肉がなくなったことだな。
 担当医から「血液データがゼロに近いのに、佐々木さんは熱が出なくていいね。普通の人は出るけどね」。俺は普通の人じゃない!?

 血液データが下がった場合、上げるための点滴投与をするが、ここの病院では、なるべく薬に頼らず、身体が持つ復活能力、治癒能力に任せるという方針である。だから、今回はちょっと復活が遅くなっている。遅くなっていると言っても、普通の人よりはずっと速い。前回の復活する時間と比べての話だ・・。しかし、早く復活してほしい。
 

新年度

平成21年4月1日
 今日の天気は曇り。雪の予報も出ている。4月の雪ですか・・やっぱり、天候が変だよね。温暖化の影響? 異常気象?

 さて、今日から新年度! 私の職場も新体制になり、スタッフは気分も一新のことでしょう。ぜひ、がんばってください。以前書いた「野村語録」を参考にしてほしいです。

 病院内も新体制になり、看護師さんも3分の1くらいが変わりました。退職した人、ほかから異動してきた人、そして、新卒の人・・。
 看護師の評価の一つとして、個人的には「採血がうまい人」がいいです。ほんと、これはセンスですね。キャリアももちろんあるけど・・。痛くない人は全然痛くないのです。採血の痛さのレベルだけは、みんな統一してほしい・・それが願いですね。

手紙

平成21年3月30日
 いよいよ年度末だね。病院内でも人事異動により、異動する人、退職する人など、様々・・。ちょっと慌しいかな・・。
 さて、体調は快調そのもの。血液データが下がっているだけで、良好!というより、かなり暇です。
 先日、下の娘が卒園式だったので、妻にお祝いのメッセージカードを買ってきてもらい、卒園&入学おめでとう!のカードを郵送。上のお姉ちゃんにも「2年生、よくがんばった!」のメッセージカードを送った。ペーパークラフトっぽい、かわいいものだったので、とても喜んでくれた。
 そして、返事が来た。手作りの立体式の手紙・・。うれしいねー。お姉ちゃんの返信には、こんなことが書かれていた。
 「3年生になっても、強い体でかぜにまけないようにするよ!だから、お父さんもまけないでね。がんばろう。」と・・。涙腺ウルウル・・うれしゅうございます。がんばらくては!・・・あらためて誓ったのでありました。

ももあげ

平成21年3月28日
 WBCも終わり、静かな生活になった。でも、今日の夜はサッカーだな!

 今、血液データは最も低い。白血球中の好中球はゼロ。抵抗力がない状態。でも、本人は至って快調! 食欲もあるし、元気いっぱいだ!来週あたりからデータもあがってくるだろう。前回の治療方法と比べると、回復日数、血液データ共にまったく同じパターンで来ている。「すごく、わかりやすい身体だね!」と医師の言葉。
 ここは、無菌病棟なので、このような状態でも、部屋にこもりっきりということはない。廊下に出ることもできる。最近は、ももあげをして、足の筋肉を鍛えているよ。もちろん、陸上競技の練習のような「ももあげ」ではない。ゆっくりと、ももを高くして歩くor足踏みである。まぁ、気休めみたいなもんだね。

有言実行・・WBC

平成21年3月25日
 まずはWBCの話題でしょ!
 侍JAPAN、優勝おめでとう!すばらしいゲームでした。「世界一を奪いに行く」という言葉を実現させた・・「有言実行」をしたことはすばらしい。

 野球は、スポーツの中で、オフェンスとディフェンスが瞬時に混在しないスポーツであり、ワンプレーが明暗を分ける・・。ほかのスポーツは、瞬時にオフェンスとディフェンスが入れ替わる・・。だからこそ、ほかのスポーツとは違った難しさがあり、選手には「心・技・体」が一層要求されるような気がする。4番でエースとなる選手は、どんなスポーツでも通用すると言われており、日本のプロ野球選手のほとんどは、これらに属する身体能力の高い選手だらけである。その中で「選りすぐり」された侍JAPANの選手の面々たちにはプライドがあり、相当なプレッシャーを背負って闘っていたと思う。まずは「ご苦労様」と言いたい。

 麻生総理!国民栄誉賞の準備ですよ! 選挙対策も兼ねて・・。これほど、日本人が注目をし、元気にさせてくれたことは「国民栄誉賞」に値しますよ、絶対に!

WBCについては、少し聞きたいことがある。それは、イチローや松坂が中心となり、決起集会を行ったとの報道があった。組織として、どんな風に士気を高めていったのか?
そして、原監督の言葉だけでなく、山田コーチ、伊東コーチ、高代コーチあたりのコメントも聞きたい。イチローには山田コーチ、松坂には伊東コーチというふうに、人選にもすごく配慮したスタッフ体系だった。原采配の陰にあり、どんな心境でいたのか? 舞台の表裏の生の声を聞いてみたいと思う。
2009.03.25:主人:コメント(0):[スポーツ放談]