Kotoba 季刊紙 集英社 2011年 夏号
《特別企画 》東日本大震災
この雑誌の中の
一つの記事が心に留まった
【以下抜粋】
地震直後、多くの老人や重傷者が搬送されてきました。
でも、寝たきりや重篤な患者はロビーに置き去りにして食事を与えず、
一切の治療をしなかった。なぜなら、そうしないことには助かる人が助からない。
トリアージ(※災害において治療の優先順位をつけること)です。
その決断を下した救急部長は、『手が回せなかったのですね』と訊く僕に、
『回せなかったのではなく回さなかったのです』と即答しました。
『無力感は感じましたか』と訊いたら
『当たり前です。人は自然の前では無力です。抗おうとは思っていません』
との言葉が帰ってきた。
【 以上】
読んでいくうちに涙が零れた
命を授かり゛生きる゛という営みに
重みを感じて
涙がでた
そして
自然の驚異に我を失うことなく
無力さに屈することもなく
使命を全うした医師に脱帽
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