震度5強の恐怖

地震直後真っ先に
娘たちの安否を確認したいと思った

自宅に電話をしたが帰っておらず・・・

仕事から帰り子供たちの顔を見れたとき
本当にほっとした


『こんな大変な被害がでているけれど、お母さんに何かできることあるかな?』


『ないでしょ!』


『そうだよね。できることなんてないねぇ。なんの力にもなれないね。でも、たった一つだけお母さんに出来ることあると思ってる。何か分かるかな?』


『・・・?わかんない』


『お母さんに、たった一つだけ出来ること。それは貴女たちを守ること。最後まで貴女たちを守るから・・・それは、これから先もずっと・・・。お母さんがいつもそう思ってることだけは、忘れないでね。』



『やっぱり! そうだと思った!』



『じゃあ、なんでそう答えなかったの?』



『だって・・・間違ってたら・・・・』


泣きながらそう言う貴女を
ホントに愛しいと思った



娘たちは

゛真っ先にお母さんに会いたいと思った゛

そう話してくれた


死の恐怖に直面した時
大切な家族や友人の
声を聞きたいと思った
顔を見たいと思った

大切な人と会えてほっとしたした気持ちが
地震の恐怖をほんの少しだけ和らげてくれた
2011.03.12:主人:[白血病から考えたこと]

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