生きててね!

主人が入院してから家を空けることが多くなった私

最初の頃は
留守番をする子供たちに
いろいろと約束事をした後

『おりこうさんにしててね』

そう言って出かけていた


子供たちは甘えていい時と相手を十分知っていた
我慢すればするほど、リバウンドがくる


ある時期から
留守にするときの約束事を変えた


『お母さん帰ってくるまで生きててね。とりあえず、生きててくれればいいから・・・!』


『お母さん、それって・・・一番難しい事かもぉ』


笑いながらこんな会話を何度も交わした


"とりあえず生きてて欲しい"


決して冗談で言ってるわけではないと
子供たちも分かっていた



今朝、娘が泣きながら

『もう嫌、死にたい!』

やる事が裏目裏目にでて
その苛立ちをそう言葉にした


『死んでもいいよ。自分で決めてそうするなら・・・。ただ、貴女が死ぬことで心の中にとってもてっても深い傷が残る人がいるって事だけは、分かってるよね?』


娘は涙を流しながら、大きく頷いた



娘たちへ
貴女たちの事を無条件で愛している人がいる事を
貴女たちの存在そのものが尊い事を
ずっとずっと忘れないでいてください
2011.01.30:主人:[白血病から考えたこと]

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