2010.1.16
『また来るね!』
そう言って病院を後にした
それが、主人と直接言葉をかわした
最後の日となってしまった
命がけの危険な治療だと知りながら
私は子供たちを残して東京に滞在する事を
選ばなかった
子供たちとともに東京に滞在することも
選ばなかった
もう遅すぎるけれど
今なら迷うことなく主人のそばにいることを選ぶ
自分の気持ちに正直に行動することをためらったこと
行動しなかったことが悔やまれる
今までずっと走り続けてきた
背負ったものの重さを感じることが怖くて
立ち止まることをしなかった
まもなく一年が過ぎようとしている
今、少し立ち止まって
背負ったものの『重さ』を感じてみようかと思う
走り続けてきた自分の中にある
止まっままの時計を動かすことが出来る気がするから
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