日常からの開放

 昨年の夏、主人に送った絵葉書

 東京の病院でも大事に飾ってくれていたハガキ

昨日、荷物を整理していてみつけた

 今振り返るには、とても切ないけれど
昨年の夏は骨髄移植後、回復に向かっていた時期
退院して、一緒に暮らせる日も近いと信じていた

 
 ゛日常から開放される旅行は、体にとっても良いんだって。退院したら
  いっぱい旅行に行こうね゛

 ハガキの最後にはそう書いていた
 ちょうど一年前は、そんな日が来る事を本気で信じていた


 主人が亡くなってもうすぐ半年
 慌しい毎日の繰り返しだった

 明日から少しだけ、子供達とともに日常から離れてみようと思う
 
2010.07.29:主人:[白血病から考えたこと]

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