人口呼吸器を装着した主人と
同じ部屋で過ごした家族の最後の時間
二日間の貴重な時間
こんな状態でも一緒にいられる事を幸せだと感じた
父親の命に時間がないことを子ども達に告げた
一緒に泣いて、泣き尽くした後
子供達と約束をした
これからは、泣いて過ごす時間じゃない
お父さんとの最後の時間を楽しむ時間だと
子どもたちは主人の傍らで
家にいる時と同じように
絵を描いたり、歌を歌ったり
笑って過ごしてくれた
医師は子供達を微笑ましいまなざしで見つめた後
私を呼び出し
『子供達の明るさに救われますね。きっとご主人も救われてると思います。僕らも本当に救われてます。』
と優しく声をかけてくれた。
私はこの医師の言葉に救われるおもいだった
子供達の行動が不謹慎だと非難されることなく
最後のいい時間を過ごせたのは
医師や看護師の理解があったからだと
心から感謝している
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