春休みは・・・・

 主人が急変する前夜

 『春休みには、退院できるかな』

 『子供達と一緒に迎えに行くよ』

 『東京で何して遊ぼうか・・・』


 こんなメーのやりとりした

 翌朝、重責痙攣をおこし気管内挿管

 主人と会えたのは挿管後だった
 
 十分闘えるという医師を信じて管を抜ける日をじっと待っていた

春休みには、子供達と退院する主人を迎えに行くはずだった

 合併症が重なり状況は変わっていった

 管を抜ける日が来る事は無いかもしれないと分かった時

 『本当に、どうにもならないと分かったら、管を抜いて、話をさせてほしい』

 と希望した。

 医師の答えは、ノーだった。

 それは、単に出来ないというのではなく、納得のいく理由だった


 ゛春休みは東京で一緒に遊ぼう゛

 ここで、主人との時間は止まったままだ。 
 
2010.04.06:主人:[白血病から考えたこと]

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