十分です

 『ご主人はこれまで、頑張りすぎるぼど、頑張ってきました。これ以上頑張らせ るのは、酷だと思います。』

と言う医師に私は、

 『もう、十分です。私は、半年前からもう頑張らなくていいと思っていました』

と答えました。

 主人が最後の決定権を私に託してくれるのかを確認出来ないままに、そうするしかなかった事をくんだ医師は、

 『奥さんは、ご主人の絶対治したいという意思に最後まで寄り添ってください。』

 と言いました。

 『もう十分です・・・』

 この時の思いは、一生忘れる事はないと思います。

 
 

 

 
2010.03.28:主人:[白血病から考えたこと]

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