夜、寝る前、子供達とほぼ毎日、お父さんの話をします。楽しかった思い出や病気の事、命を落としてしまった事、その日の気分によって話題は変わります。
父親が亡くなって一ヶ月が過ぎ、娘達にも、心境の変化を感じます。あの時、こうした方が良かったんじゃない?という思いも、時間の経過や、成長の過程でいろいろででくるようです。いろいろな思いが、恨みや後悔に変わらないよう、いつも向き合って話し合っていきたいと思っています。
闘病中、こども達が知らなかった事、あえて伝えなかったことも、少しずつ話しています。
昨夜は、
「お母さん、T先生から、二回目の移殖の話を聞いたとき・・・お父さんに適したものは無いとO先生からは聞いていますと言ったの。そしたらT先生は『あるものでやる。それしかないでしょ』って言ったんだよ。本気でやってくれるんだと分かって、お父さんもお母さんも嬉しくて、涙がでたよ。」と話をしました。
すると娘が、
「お母さんも、ご飯の支度するとき、いつも、あるもので作るっていうもんね」と言いました。
この切り替えしには、かなり驚きましたが、普段のの生活でも゛あるものでやる゛が根底にあるから、あの時、医師の言葉に妙に納得したのかもしれないと振り返りました。
無いからと諦めるのではなく、゛あるものでやる゛これは時に強い武器になる事を確認し合いました。
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