どこでも同じ?

主人が発病して治療を始める時、医師から告げられたこと

 『医療機関を選んでいる時間はありません。白血病は症例が少ないため、全国共通の治療プロトコールで行います。初期の治療はどこでやっても同じです。』

 突然の白血病告知で困惑している時に゛どこで治療をしても同じ゛と聞いたときは、とても勇気づけられました。

 造血肝細胞移殖が必要な病態だとわかり、この治療のための転院先を考えなければならなくなりました。ここで、医師に相談したときも、やっぱり・・・どこでやっても同じだと。この時は、相当悩みました。大事な治療を受ける病院を医療に全く度素人の私達が・選択しなければならなかった事はとても大きな負担でした。たくさんの関係者の方から様々な情報を頂きましたが・・・それでも決断にいたるまではかなり悩みました。

 どこで治療を受けても同じなら、自宅から近い病院がいい。辛い治療には家族のサポートも欠かせないなら尚更近いほうがいい。考えに考え抜いた末、自宅からなるべく近く症例数も比較的多い隣県の病院を選びました。ただ、選んだからといって、そこで治療が受けられる訳ではなく、その病院が受け入れてくれるのかというハードルモありました。

 しかし、この時、本当にどこでやっても同じなのだろうか?という漠然とした疑問が沸きました。

 二回の転院を経験し確信したこと・・・

 いくら、同じ治療プロトコールで治療するからといって、同じ医療を受けられるはずがありません。診療にあたる医師もその他の医療スタッフも人間なんですから・・・。
2010.03.07:主人:[白血病から考えたこと]

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