統計学的な数字

 主人の病名が確定して、最初に医師に尋ねたのは・・・

 『治るんですか?』でした。

 医師の答えは・・・

 『治る人もいます』

 そこから気になってくるのは、統計学的数字。

 治癒率

 成功率

 長期生存率などなど・・・・

 これから、30年生きたいと考えていた主人にとって・・・普通に考えて、希望になるような統計的数字は最初からありませんでした。

 しかし、わずかな確率でも、数字がある事が、私達にとって希望でした。
 数字はないと言われて臨んだ最後の治療も、治療を受けられる事そのものが希望でした。
 
  数字がなくても、希望をもてた事・・・これは、たくさんの人達の支えがあったからこそです。

  
2010.03.03:主人:[白血病から考えたこと]

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