最高の医療

 私の父はT病院に、主人が亡くなる数分前に初めて来て、主人を一緒に看取りました。

 その後、故郷から迎えの車が到着するまでの4時間ほど、主人の傍で一人待つから、私と子供たちには、先に帰って休むようにと言ってくれました。

 後になって、父が
 「正直・・・夜の霊安室で一人、何時間もどうして過ごそうかと不安だった。しかし、看護士の皆さんが、4時間もの間、絶え間なくお焼香に来てくれた。この看護士さん達の姿勢で、今日までどんな医療を受けてきたのか全て分かった気がする。本当に素晴らしい病院だ」と・・・感無量で話してくれました。

 私達遺族の誰もが、最高の医療を受けられたと感じている事が、今、最高に幸せです。
2010.02.26:主人:[白血病から考えたこと]

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