子供と楽しむ

平成21年4月16日
 今、帰った。そう・・火曜日から一時帰宅をしてきた。血液データがようやく上がり、主治医から「次の治療前に帰っていいよ」の話・・。うれしかった。でも、明日から、抗がん剤の点滴治療が始まる。でも、入れるのは、明日だけ。日曜日まで「流し」の点滴は入れるけど。前々回と同じ薬だから、余裕!? いや、油断は禁物。
 家は、やっぱりいい。子供たちとも楽しむことができた。平日だから、会えるのは朝と夕方、夜。でも、下の娘は1年生なので、午前中に帰ってくる。給食は明日から。結構、遊んだね。もちろん、家の中だけど、廊下でボーリング大会、サッカー、積み木立て競争、ボール遊び・・抱っこして本を読んであげたり、一緒におやつを食べたり・・。下の娘は、遊びの合間の成長ぶりも確認することができた。朝早く起きてきて着替えること、帰ってきたら、すぐ手洗い&うがい、明日の準備・・。「まぁ、最初だからね・・」と思いながらも、がんばっている様子を伺うことができた。上の娘は3年生だから、抱っこするのにも重くなったほど。存分に遊ぶことはできなかったけど。宿題があるので、平日は遊ぶのにはきついね。
 でも、娘たちと同じ空間で同じ時間を共有できたことは、うれしい。そして、「早く完治したい」という想いを一層強いものにした。エネルギーになった。
 家庭の味もかなりのエネルギーになった。妻特製のカレー、山菜の天ぷらや煮物、おひたし・・。たらの芽、行者にんにくは父親の趣味で自家製のもの。昼は、近くの店から中華そばの出前もとった。近くの老舗の和菓子店からは旬の和菓子も買ってきてもらった。家庭の味は、身体に一番いい薬のようにさえ、思う。充足感がある。でも、俺って田舎者だ。やっぱり、恋しいのは「山の旬の幸」だ。

 病院から自宅へ一時帰る・・最初の一時帰宅が一番違和感があった。「帰ってこれたか・・」という感じで。でも、今は久し振りの帰宅でも、以前とは違う感覚だ。「たまに帰ってくる」という感覚、「また、帰ってきた」という感覚。言葉では言い表せない。以前と違う感覚というのは、今の病院に来て、治療が順調に進んでいる安心感があるせいかもしれない。でも、娘たちにとっては、たまに帰ってくる父の姿は待ち遠しく、時間の長さを感じているかもしれない。携帯やメールで距離を短縮している現実はあるが、やはり、直接会うことは、時間の長さもあるので、感覚的に全然違う。
 山形には雪はなかった。「冬を感じないで、春がきたなー」と妻に言うと「今年は雪が少なかったから、私たちも同じだよ」と・・。
 まず、病院生活・・時間との闘いも含めて、がんばらなくてはならない。一時帰宅で得たエネルギーを活かして・・。
2009.04.16:主人:[白血病から考えたこと]

とりあえず

一時の帰宅できたことはよかったではないですか!
おこさんもよろこんだと思います。
痛みがわからなくて申し訳ないですが、妻の手料理は私の場合も一番です。
かげながら少しでも完治できることを祈っています。
私は死ぬまでアクテムラを打ちます。
でも生かされていることに感謝しながらです。
2009.04.16:さかい:[編集/削除]

妻の手料理

 まったく同感ですね。そして、生きることに感謝! 早く普通の生活に戻りたい! 多少、支障があったとしても、子どもたち、家族と共有できる時間がほしい・・それが願いです。
2009.04.17:主人:[編集/削除]

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