平成21年4月7日
今日で入院して151日目となった。自分でも、毎日の時間が長く感じても、振り返ると、あっという間・・。でも、家族にとっては、長い時間だっただろう。
私は骨髄バンクからもらった「治療ダイアリー」を毎日書いている。ここの病院では「自己記録用紙」があって、そこにも体温、血圧、脈拍、体重、食事量、便の回数を記載しなくてはならない。
「治療ダイアリー」を書いていると、抗がん剤を入れた後の復活までの時間の目処が立つ。今回は、今までよりも時間がかかっている。主治医曰く「骨髄が疲れているのかな・・」。薬で良い細胞も悪い細胞も叩き、復活を待つ。その繰り返しを毎月のようにするのだから、疲れるのも当然である。鈍感、敏感は関係なく、自分の知らないところで抵抗力がなくなっている部分もあるだろう。
入院して150日が過ぎた。治療ダイアリーを見ると、このうち、実際に点滴などの直接治療をしている日数は50日前後。それも苦しい時間がない50日前後だ。
よって、残りの100日、入院した時間の三分の二は、「ただ待っている時間」を過ごしている。
俺の場合、副作用が少ないため、熱も出ないし、どこも痛くない・・食欲はある・・健康体のような自意識!?錯覚の中で過ごしている。
「治療に専念する」という言葉。他人から言われなくても、自分の中で十分意識しているのはもちろんだ。でも、あまりにも「ただ待っている時間」が長すぎる。健康体だが「病院のベッドで過ごしてください」と言われているようなものだ。これは、ちょっとオーバーな表現か・・つまり、「時間との闘い」と感じる。
しかし、よく考えれば幸せなことだ!決して、苦しい闘病生活を望んでいるわけではないし、苦しい時間がないことは、身体への負担が少ない。それも家族、そしてみんなの応援が、そう仕向けてくれたのかもしれない。みんな、ありがとう。もちろん、油断はしていないから・・。
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