HOME > 白血病から考えたこと

抱っこ

テレビを見てた娘が


(娘)『お母さん、赤ちゃんなのに…抱っこの時間が少ないんだって…Hちゃん、3年生だけど…普通に抱っこしてるよね』


(私)『そうだね。Hちゃんは、いつも抱っこしてるね。赤ちゃん・・・何で抱っこしないんだろ?』



(娘)『さぁね、重いんじゃない?』



(私)『重いったって…たいしたことないでしょ』



(娘)『そうだよね。命の重さを思えばね!』


命の重さね
そうねぇ
それは体の重さとは
比較にらなないほど
確かに重たいね…Hちゃん。

ブルームーン

♪私の願いをかな~えて~♪

そんな曲を口ずさんでたら


(娘)『 お母さんの願いってなに? 』



(私) 『お母さんの願いは大切な貴女たちの願いが叶うこと。』



(娘)『じゃぁ、サンタさんに願いがとどくように…お母さんも祈ってね!』


(私)『もちろん!』


サンタさんかぁ…
今年もサンタさんは
精一杯の気持ちを届けてくれてるはず
だって
いつも貴女たちの事を
ちゃんとみてくれてるはずだから

あの日の事

2009年 11月4日

東京の病院に転院して
初めての外出許可

病院の外で一緒にすごした
退院したら!って…
未来の話をいっぱいしたっけ

なのに
一度も退院できず
命を落とすことになるなんて
悔しい・・・ね

だけど
あの日の貴方は
確かに輝いてた
今でもそう思う

コーヒーの神秘

  • コーヒーの神秘
朝食の後…毎日
大好きな豆で
コーヒーを入れる
5分程度だけど
自分のためだけに使う
贅沢な時間


この時間に
数ヵ月前、終止符をうった


娘の一言が
きっかけだった

『その5分…私たちにちょうだい』と。

出勤前の5分はかなり貴重だ
その時間を自分とかかわって欲しい

その気持ちに
こたえたいと思った

家に豆を常備することをやめた



久しぶりにコーヒーがのみたくなって
子どもたちと一緒にお気に入りのカフェに

コーヒーにおとしたミルクの変化に魅了され
しずかに…ゆっくりと…時間がながれる

一杯のコーヒーが
格別に美味しい

こんな、なんでもない時間を
最高に幸せだとかんじる

後悔かな・・・

2008年11月3日

ちょっと肌寒かったあの日
家族4人で公園に出かけた

この日が入院前の主人と一緒にすごした
最後の休日となった

数週間ぶりに一緒の時間を作れた
貴重な休日だった



なのに



公園のベンチで
だるそうに座ってた主人に
イラッとした

その時はまだ
風邪だと思ってたから

今更ながら思う

何であの時

優しい言葉の一つも
かけられなかったんだろうかと