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窓から見える風景

  • 窓から見える風景
平成21年2月10日
 写真は病棟の廊下から見える風景です。四角い建物ばかり・・
 雪に埋もれた盆地の風景はどうなっているの?・・今年は雪が少ないようで、何よりです。

 午前中、点滴の準備となる管を鎖骨部分から入れるのです。でも、管を入れただけで、生理食塩水や薬は投与していません。木曜日からみたいです。
 今は静かな時間です。スポーツグラフィック「Number」という雑誌を読んでいました。特集は「言葉力」。サッカーのオシム監督、楽天の野村監督のインタビューを読んでいました。やはり、一流はすばらしいですね。

静かなスタート

 今週から本格的な治療が始まる・・でも、静かなスタートでした。
 今日の午前中は、教授回診なるものを生で見ましたよ。「白い巨塔」を見てた人はわかると思いますが、教授を筆頭に、先生がたくさんぞろぞろと・・患者さんを診てまわります。「ドラマと同じだー」と思い、圧倒されました。もちろん、私も教授から診てもらいました。
 午後からは「骨髄検査」。痛さを伴うものですが、さすが!手際がよく、順調に行きました。置賜病院の先生もここの先生も熟練した技ですね。
 今日の朝は、採血をしたのですが、データは順調。
 明日からは、点滴が入るので、今日のうちに・・と思い、下で一服してきました。当分はいけなくなるから・・カフェでアイスコーヒーとイタリアンコロッケバーガーを3時のおやつに・・。おいしかったなー。ほうれん草の入ったコロッケにイタリアンっぽいソース・・うまかった。すいません・・食べる話ばかりで・・。
 ・・ということで、明日からは点滴というこぶつきになります。ブログも書けるかな・・。

今日の過ごし方。初めての週末ですから・・

平成21年2月7日
 今日も静かな時間を過ごしている。今日はまだ終わっていないが、こんな形で過ごしていた。

 朝6時起床。部屋の明かりがつく。体温、血圧、体重を自分で測定し、記帳。顔を洗って、うがいをして、コップ1杯の水を飲む。ネットを開き、ブログとメールチェック。

 8時前・・朝食。テレビを見ながら・・。朝食が終わると、歯磨き、歯間ブラシによる掃除、そして、イソジンでうがい。朝食のお膳を自分で下げる。
 朝の恒例の新聞買いと散歩。今日はホスピタルモールは週末だけに、閑散としたもの。新聞は河北新報。焼きたてパン屋さんは、いつも9時開店だけど、週末は10時開店らしい。でも、週末はコーヒーが200円と書いてあった。平日は10時半までだと、コーヒーを注文するとパン2個がサービス。すごいでしょ!!でも、食べたことはないよ。

 チェーン店のタリーズカフェはいつもと同じように営業していた。いいにおいに誘われて、午前中のおやつをすることにした。コーヒーとシューロールケーキを頼んだ。しっとり系の生地に甘さ控えめかな・・。
 部屋に戻ると、新聞を読む。もちろん、山形の情報収集。週末は山形の記事が少ないようだ。朝、NCVや山形新聞のHPでニュースは見たし・・
 その後、上司にもらった天地人の歴史ハンドブックを読む。ネットを開いて、返信をしたり、妻からのメールに返信。

 午前11時。昼の仕事・・体温、血圧を計り、記帳。そして、少し散歩・・ゆっくりともも上げをしたりして・・
 部屋に戻ると、病気のことでみんな盛り上がっていた。俺だけが点滴をしていない。ほかは点滴に輸血に・・みんな、がんばっている。

 正午前、昼食。テレビを見ながら・・。もちろん、歯磨きなど一連の作業をする。また、ネットを開く・・そして、少し散歩・・
 「焼きたてパン屋は混んでるかな?」と思い、下へ散歩。あまり、人がいなかった。パンの数も平日の半分くらいだ。
 部屋に戻り、マーケティングの本や地域経済の本を読んだり・・妻からのメールに応えたり・・ネットも開いた。

 午後3時半、風呂に入る。午後5時までが風呂の時間。今日はあまり入る人がいない。

 そして、今、こうやって、ブログを書いている。
 これからは、ネットや本を見ながら、午後6時に夕食。その後、ニュースを見ながら・・。またまた、歯磨きなどの一連の作業。

 午後7時。3度目の体温、血圧測定をし、記帳する。

 午後9時消灯、就寝。

 こんなもんだね。でも、月曜日からは、こんな呑気な生活ではない。検査も点滴も控えている。のほほんな時間は明日限りだ。明日も静かな時間だろう。明日は、カフェで何を食べようか?

不思議です。

  • 不思議です。
平成21年2月6日
 今日、妻が来てくれた。長い時間ではなかったけど、話ができて、少しホッとした。
 写真は、以前書いた、病院内の「ホスピタルモール」にある「焼きたてパン屋」さんの写真です。すごいでしょう!

 置賜病院の入院のときは、知人と会っても、様変わりした自分を見せたくないという気持ちからか、知らぬふりをしていた。でも、ここに来たら、何となく、人が恋しいというか、「山形の人はいないかな?」「誰か、知っている人と会わないかな?」と思ってしまう。不思議なものだ。
 患者や看護師にも山形出身がいないかどうか、聞いてみた。看護師には2人ほどいるらしい。今度、機会かあったら、話してみよう。

 自分はピンピンしているが、だいたいの患者さんは点滴をしながら、寝ている場合が多い。あらためて「人間って、よく寝るよね・・」と変なことを思った。もちろん、病んでいるから・・薬の効果だから・・しょうがないけど。

ほんの僅かな期間・・薬からの卒業

平成21年2月5日
 入院してまもなく3ヶ月になろうとしている。振り返ってみると、あっという間だったかな? でも、家族にとっては、長い時間だっただろう。

 今は静かな時間の毎日。体調はいい。夜も眠れる。毎日、ネット、本、新聞と少しのテレビ・・。新聞は山形新聞がないので、河北新報。少しではあるが、山形の話題が掲載されていて、うれしい。
 病院生活で自分で管理するものもある。朝昼晩の検温、血圧、体重はすべて自分で記帳管理する。もちろん、できる人だけだが・・。携帯のアラームを使って、忘れないようにしている。

 置賜病院から継続していた飲み薬から卒業した。「薬は決していいもんじゃない。身体が調子がいいときは飲まないほうがいい」という主治医の判断。それくらい、自分の身体が調子いいってことがうれしかった。

 ここは病室だけじゃなく、病棟が無菌病棟となつているため、1回の面会で最大2人までしか面会できない。記名、入退室時間の記帳など、管理されている。
 病棟に入るには、自動ドアがあるが、フットセンサーで開閉する。センサーに足をつけると開閉する。なんか、行儀が悪い気もするが・・。

 午後になると、風呂の時間が多いかな。無菌病棟のため、点滴をしていても、シャワーができるのもいい。
 また、午後には、移動販売車が病棟に来る。売店へいけない患者のためだ。弁当、菓子、飲料、新聞、雑誌、洗剤など・・何でも売っている。新幹線のワゴン販売の2倍以上の大きさである。

 病室は4人部屋。俺と同じ40代の人が1人と、70歳前後が2人。みんな、点滴や輸血をしている。熱で苦しんでいる人もいる。していないのは俺だけ。まぁ、来週から仲間入りだけど。
 先日、山形の話で盛り上がった。上杉の話、山菜やきのこの話・・井上ひさしの話でも盛り上がったなー。みんな、親切にしてくれる。山形には魅力がたくさんあると口々に言っていた。
 同室の40代の人にこんなことを言われた。
 「ここに入院できて、ラッキーだったね。主治医の先生は、移植経験も豊富で、絶対治るから!俺の知人なんか、移植してピンピン働いているよ」と・・。心強い!ありがたい言葉だった。一つ、確信が増えた。