平成21年4月23日
午前中、特に朝は快晴だった。雲が流れ、青空が見え・・気持ちいい朝だった。
今日の朝食は、ごはん、もやしの味噌汁、ほうれんそうのおひたし、大豆とこんぶなどが入った煮物、鮭の焼き魚。とても、おいしかった。最近は、パンを食べたりしていたが、今日は日本の朝食って感じ。気持ちよい朝に、和食の朝食は身体を快適にしてくれた。やっぱ、日本人っていいよなー。
医療の現場は想像以上に大変だと思う。報道の範疇どころじやない。人手不足。山形も仙台の病院もみんな大変なようだ。入院して、その苦労が初めてわかる。俺の主治医なんか、「先生、いつ休んでいるの?」って感じだ。休日も必ず顔を出してくれる。うれしいことだ。とても感謝している。
さて、看護師の話を書く。以前も書いたかもしれないけど。
さて、俺は週3回、朝食前の採血を行っている。月・水・金が通常のパターン。患者から血を採るという作業は、看護師の基本中の基本なのかもしれない。でも、そこが大事だと思う。この採血が上手かどうかは、患者にとって大切である。
「毎回のように失敗していたら・・」「毎回のように痛かったら・・」と、その不快感と言ったら、最悪だろう。ましてや、俺は朝の採血。朝から快適な採血をしてくれるとうれしい。この技術は大切だと思う。
先日、院内の美人看護師に話してみたら、かなりの納得と反省の弁を言っていた。「基本技術をレベルアップしなくては・・」と言っていた。
昨日、その美人看護師が廊下で話しかけてきた。「明日、採血だよね。期待してね!」と・・。後輩に指導をしたようだ。看護師の腕を見れば、採血の後。一部、内出血も跡がある・・。
先輩である美人看護師は、後輩の指導のため、自分の手を使い、実地指導をしていたのだ。その姿勢に感服! すばらしい! この姿勢が病院を支えているのだと思った。
しかし・・!?
今日、その指導された看護師から採血された。失敗! 今、俺の両腕には採決後のバンソウコウがある。しかも、両腕ですぞ。もちろん、たまたまだろう。指導後の初めてのことだったので、緊張したかな・・。いつもはこんなことがないのに。若い看護師たちよ、かんばってくれ!
3月末、この診療科からベテラン看護師が異動・退職していった。その看護師たちの採血はすばらしかった。痛くない・・手際がいい。さすがだった。
4月になると、看護師から「今度は若いピチピチの看護師さんから来るからね!」の言葉。でも、俺は思った・・「若さより技術だ!」と・・。採血の上手い、下手はどこの病院でもいること。ここの病院は上手な看護師が多い。採血という基本中基本の仕事を大切にする気持ちを持ってほしい。
今、ちょっと思い出した!
そういえば、看護師じゃなかったけど、うちの町の救急救命士に採血をしてもらったことがたあったけど、あの人は上手だったなー。
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看護師
2009.04.23:主人:コメント(0):[白血病から考えたこと]
待つ時間
平成21年4月22日
今日は朝は晴れていたのに、また曇ってきたね。昨晩は地震があったり、大雨警報が出たり・・
さて、点滴投与も終わり、今は待つだけ。データが上がるのはいつだろうか? 体調はいい。副作用? 少し、胃がもたれたかな・・それくらい。
昨日、妻が来てくれた。一時帰宅の時に会ったので、そんなに間はなかったが、子供のこと、家族のこと、町のことをいろいろとしゃべった。妻と話し、なんかホッとした。妻が「こごみのおひたし」を持ってきてくれた。小国産のもの。帰宅の際は「カタクリのおひたし」も食べた。俺は田舎もの・・季節の山の幸を食べると身体中に満足感が行き渡る。おいしかった。
まぁ、当分暇な時間を過ごすことになるが、油断をせずに・・。
しかし、ネットは便利だね。安いものが買える。今日、ミネラルウォーターを購入。2リットルの水が1本100円で、送料無料。病院に配送してくれる。便利だ。薬を飲むのに、ミネラルウォーターは必需品。ほんと、便利な世の中だ。
今日は朝は晴れていたのに、また曇ってきたね。昨晩は地震があったり、大雨警報が出たり・・
さて、点滴投与も終わり、今は待つだけ。データが上がるのはいつだろうか? 体調はいい。副作用? 少し、胃がもたれたかな・・それくらい。
昨日、妻が来てくれた。一時帰宅の時に会ったので、そんなに間はなかったが、子供のこと、家族のこと、町のことをいろいろとしゃべった。妻と話し、なんかホッとした。妻が「こごみのおひたし」を持ってきてくれた。小国産のもの。帰宅の際は「カタクリのおひたし」も食べた。俺は田舎もの・・季節の山の幸を食べると身体中に満足感が行き渡る。おいしかった。
まぁ、当分暇な時間を過ごすことになるが、油断をせずに・・。
しかし、ネットは便利だね。安いものが買える。今日、ミネラルウォーターを購入。2リットルの水が1本100円で、送料無料。病院に配送してくれる。便利だ。薬を飲むのに、ミネラルウォーターは必需品。ほんと、便利な世の中だ。
2009.04.22:主人:コメント(0):[白血病から考えたこと]
ちょっと忙しかったかな・・
平成21年4月19日
仙台は葉桜・・山形は桜が満開だそうで・・。いいですねー。仙台でも山形の様子がいろいろ報道されていますよ。
さて、帰宅した次の日。治療がスタート。結構、忙しかったかな?
朝の定例採血から始まり、器械に尿をためて検査する「畜尿」(毎回、3日間)、点滴、腰からの注射(感染防止と骨髄検査を兼ねる)、朝夕の体重測定、新しい薬の服用(期間限定)、定例のシャワーと・・。体調がひどいときはじょうがないけど「清潔が一番」ということで、必ずシャワーを浴びることになっている。
・・ということで、金曜日はちょっと忙しかつたかな・・。点滴をしているため、小便の回数も多いし、そのたびに「畜尿」をしなければならないので・・。やや、面倒くさい。でも、入院治療中だから、これくらいはしょうがないよね。
注射をしての検査結果も良好だった。
畜尿や点滴も今日で一旦終了だ。今日だけの辛抱です。
仙台は葉桜・・山形は桜が満開だそうで・・。いいですねー。仙台でも山形の様子がいろいろ報道されていますよ。
さて、帰宅した次の日。治療がスタート。結構、忙しかったかな?
朝の定例採血から始まり、器械に尿をためて検査する「畜尿」(毎回、3日間)、点滴、腰からの注射(感染防止と骨髄検査を兼ねる)、朝夕の体重測定、新しい薬の服用(期間限定)、定例のシャワーと・・。体調がひどいときはじょうがないけど「清潔が一番」ということで、必ずシャワーを浴びることになっている。
・・ということで、金曜日はちょっと忙しかつたかな・・。点滴をしているため、小便の回数も多いし、そのたびに「畜尿」をしなければならないので・・。やや、面倒くさい。でも、入院治療中だから、これくらいはしょうがないよね。
注射をしての検査結果も良好だった。
畜尿や点滴も今日で一旦終了だ。今日だけの辛抱です。
2009.04.19:主人:コメント(0):[白血病から考えたこと]
子供と楽しむ
平成21年4月16日
今、帰った。そう・・火曜日から一時帰宅をしてきた。血液データがようやく上がり、主治医から「次の治療前に帰っていいよ」の話・・。うれしかった。でも、明日から、抗がん剤の点滴治療が始まる。でも、入れるのは、明日だけ。日曜日まで「流し」の点滴は入れるけど。前々回と同じ薬だから、余裕!? いや、油断は禁物。
家は、やっぱりいい。子供たちとも楽しむことができた。平日だから、会えるのは朝と夕方、夜。でも、下の娘は1年生なので、午前中に帰ってくる。給食は明日から。結構、遊んだね。もちろん、家の中だけど、廊下でボーリング大会、サッカー、積み木立て競争、ボール遊び・・抱っこして本を読んであげたり、一緒におやつを食べたり・・。下の娘は、遊びの合間の成長ぶりも確認することができた。朝早く起きてきて着替えること、帰ってきたら、すぐ手洗い&うがい、明日の準備・・。「まぁ、最初だからね・・」と思いながらも、がんばっている様子を伺うことができた。上の娘は3年生だから、抱っこするのにも重くなったほど。存分に遊ぶことはできなかったけど。宿題があるので、平日は遊ぶのにはきついね。
でも、娘たちと同じ空間で同じ時間を共有できたことは、うれしい。そして、「早く完治したい」という想いを一層強いものにした。エネルギーになった。
家庭の味もかなりのエネルギーになった。妻特製のカレー、山菜の天ぷらや煮物、おひたし・・。たらの芽、行者にんにくは父親の趣味で自家製のもの。昼は、近くの店から中華そばの出前もとった。近くの老舗の和菓子店からは旬の和菓子も買ってきてもらった。家庭の味は、身体に一番いい薬のようにさえ、思う。充足感がある。でも、俺って田舎者だ。やっぱり、恋しいのは「山の旬の幸」だ。
病院から自宅へ一時帰る・・最初の一時帰宅が一番違和感があった。「帰ってこれたか・・」という感じで。でも、今は久し振りの帰宅でも、以前とは違う感覚だ。「たまに帰ってくる」という感覚、「また、帰ってきた」という感覚。言葉では言い表せない。以前と違う感覚というのは、今の病院に来て、治療が順調に進んでいる安心感があるせいかもしれない。でも、娘たちにとっては、たまに帰ってくる父の姿は待ち遠しく、時間の長さを感じているかもしれない。携帯やメールで距離を短縮している現実はあるが、やはり、直接会うことは、時間の長さもあるので、感覚的に全然違う。
山形には雪はなかった。「冬を感じないで、春がきたなー」と妻に言うと「今年は雪が少なかったから、私たちも同じだよ」と・・。
まず、病院生活・・時間との闘いも含めて、がんばらなくてはならない。一時帰宅で得たエネルギーを活かして・・。
今、帰った。そう・・火曜日から一時帰宅をしてきた。血液データがようやく上がり、主治医から「次の治療前に帰っていいよ」の話・・。うれしかった。でも、明日から、抗がん剤の点滴治療が始まる。でも、入れるのは、明日だけ。日曜日まで「流し」の点滴は入れるけど。前々回と同じ薬だから、余裕!? いや、油断は禁物。
家は、やっぱりいい。子供たちとも楽しむことができた。平日だから、会えるのは朝と夕方、夜。でも、下の娘は1年生なので、午前中に帰ってくる。給食は明日から。結構、遊んだね。もちろん、家の中だけど、廊下でボーリング大会、サッカー、積み木立て競争、ボール遊び・・抱っこして本を読んであげたり、一緒におやつを食べたり・・。下の娘は、遊びの合間の成長ぶりも確認することができた。朝早く起きてきて着替えること、帰ってきたら、すぐ手洗い&うがい、明日の準備・・。「まぁ、最初だからね・・」と思いながらも、がんばっている様子を伺うことができた。上の娘は3年生だから、抱っこするのにも重くなったほど。存分に遊ぶことはできなかったけど。宿題があるので、平日は遊ぶのにはきついね。
でも、娘たちと同じ空間で同じ時間を共有できたことは、うれしい。そして、「早く完治したい」という想いを一層強いものにした。エネルギーになった。
家庭の味もかなりのエネルギーになった。妻特製のカレー、山菜の天ぷらや煮物、おひたし・・。たらの芽、行者にんにくは父親の趣味で自家製のもの。昼は、近くの店から中華そばの出前もとった。近くの老舗の和菓子店からは旬の和菓子も買ってきてもらった。家庭の味は、身体に一番いい薬のようにさえ、思う。充足感がある。でも、俺って田舎者だ。やっぱり、恋しいのは「山の旬の幸」だ。
病院から自宅へ一時帰る・・最初の一時帰宅が一番違和感があった。「帰ってこれたか・・」という感じで。でも、今は久し振りの帰宅でも、以前とは違う感覚だ。「たまに帰ってくる」という感覚、「また、帰ってきた」という感覚。言葉では言い表せない。以前と違う感覚というのは、今の病院に来て、治療が順調に進んでいる安心感があるせいかもしれない。でも、娘たちにとっては、たまに帰ってくる父の姿は待ち遠しく、時間の長さを感じているかもしれない。携帯やメールで距離を短縮している現実はあるが、やはり、直接会うことは、時間の長さもあるので、感覚的に全然違う。
山形には雪はなかった。「冬を感じないで、春がきたなー」と妻に言うと「今年は雪が少なかったから、私たちも同じだよ」と・・。
まず、病院生活・・時間との闘いも含めて、がんばらなくてはならない。一時帰宅で得たエネルギーを活かして・・。
2009.04.16:主人:コメント(2):[白血病から考えたこと]
髪
平成21年4月13日
連日の好天。春っていいなー。外に出たいなー。
妻からは子供たちの外で遊ぶ様子が教えられる。下の娘は、まだ補助車付の自転車しか乗れない。昨日、補助車をはずして練習をした様子が伝えられた。「がんばってるな・・」。今日から、毎日練習するとか。その意気込みを評価したい。
さて、体調は順調。週末は野球中継に釘付けだった。楽天戦、ジャイアンツ戦と・・。野球はおもしろいね。
俺の朝の日課の一つに枕掃除がある。コロコロを使って、抜けた髪の毛の掃除。入院してまもなく、脱毛することを教えられ、頭を丸めた。修行僧のように。
脱毛は点滴投与をしてから時間をおいてやってくる。つまり、回復時期と一緒の場合が多い。
俺の髪は比較的濃いほうだ。歳と共に薄くなってきた傾向はあるものの・・。
今回の点滴投与の前、隙間を狙うかのように、急激に髪が伸びた。頭が黒々となり、同室の人から「なんで、そんなに髪が伸びるの?」と不思議がられた。これまでのうっぷんをはらすかのように伸びたが、回復時期と併せて、どんどん脱毛・・。触れば触っただけ抜ける感じ。シャワーの時など、すごい抜けようだ。
これはしょうがない。完治すれば、脱毛はしなくなる。
この頭に作務衣を着て、雪駄を履き、街を歩いたら「危ない人」に間違われそうかも・・。でも、病院周辺は寺が多いとのこと。坊さんに見られるかな?
連日の好天。春っていいなー。外に出たいなー。
妻からは子供たちの外で遊ぶ様子が教えられる。下の娘は、まだ補助車付の自転車しか乗れない。昨日、補助車をはずして練習をした様子が伝えられた。「がんばってるな・・」。今日から、毎日練習するとか。その意気込みを評価したい。
さて、体調は順調。週末は野球中継に釘付けだった。楽天戦、ジャイアンツ戦と・・。野球はおもしろいね。
俺の朝の日課の一つに枕掃除がある。コロコロを使って、抜けた髪の毛の掃除。入院してまもなく、脱毛することを教えられ、頭を丸めた。修行僧のように。
脱毛は点滴投与をしてから時間をおいてやってくる。つまり、回復時期と一緒の場合が多い。
俺の髪は比較的濃いほうだ。歳と共に薄くなってきた傾向はあるものの・・。
今回の点滴投与の前、隙間を狙うかのように、急激に髪が伸びた。頭が黒々となり、同室の人から「なんで、そんなに髪が伸びるの?」と不思議がられた。これまでのうっぷんをはらすかのように伸びたが、回復時期と併せて、どんどん脱毛・・。触れば触っただけ抜ける感じ。シャワーの時など、すごい抜けようだ。
これはしょうがない。完治すれば、脱毛はしなくなる。
この頭に作務衣を着て、雪駄を履き、街を歩いたら「危ない人」に間違われそうかも・・。でも、病院周辺は寺が多いとのこと。坊さんに見られるかな?
2009.04.13:主人:コメント(0):[白血病から考えたこと]