アーキビストのノート

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去る21日、アーカイブズカレッジ修了論文報告会が行われました。
様々な大学の院生や、アーカイブズや関連機関の現職の方など、アーカイブズに
興味をもつ22名の方にご参加いただき、盛況な会になりました。

順番と概要は次の通りです。

1、青木然 (2007年度修了)
   近代移行期における地方文書の変質
   −東金市菱沼の土屋家文書・菱沼区有文書を題材として−

「近代化過程が理解できるアーカイブズのために」、わかりやすい目録づくり
を念頭においた、家文書と区有文書の変遷に関する発表です。

2、齋藤勉(2008年度修了)
   複合館の可能性
   ―八潮市立資料館と寒川文書館の例から―

複合館を積極的に位置づける立場から、インタビューにもとづいて2館の事例を紹介し、図書館と文書館の共同で市民参加の「展示スペース」を運営するという提言を
行いました。

3、大石三紗子(2006年度修了)
   文書管理規程と文書館
   −神奈川県川崎市・藤沢市・寒川町を事例として−

アーカイブズを運営する視点から、3市の文書管理規程を詳細に分析し、課題を提示した上で、文書管理条例の可能性を法律学の見解を参照しつつ検討した研究です。


いずれの発表も関係者の方が参加されており(青木報告=千葉県文書館、斎藤報告=寒川文書館、芳賀町総合情報館、大石報告=寒川文書館、藤沢市)、現状や
今後の方針を補足していただくなど、活発な議論が行われました。


閉会後は中華料理屋、「東方街」に場所を移し、「資料への愛」をキーワードに
交流と議論をさらに広げることができました。

私たちは、今後とも修了論文の報告会や修了生の交流、アーカイブズカレッジや
アーカイブズに興味がある方へのイベントを行う予定です。
ご期待下さい。

以上、佐藤正三郎(2006年度修了) でした。



2009.07.22:archives:count(1,804):[メモ/コンテンツ]
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