建て方(たてかた)の最後に、吉日の日を決めて上棟式(じょうとうしき)と呼ばれる儀式が行われます。
その主旨は、これまでの各職方への慰労と今後の工事完成までの安全を祈願するものです。
写真のように、五色絹を飾った柱を棟木に掲げ、上棟式を行っていることを神々に知らせます。
上棟を迎えると、ようやく空間の様子が見えてきます。
建築主の夢が膨らむ瞬間です。
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夢膨らむ上棟式(じょうとうしき)
2004.12.18:kanauchi:[Topics]
建て方(たてかた) その2
梁(はり)や垂木(たるき)が架かり、ようやく全体像が見えてきました。
木の美しさと、構造体としての木の力強さ。
共存してよく見ることができるこの瞬間が、一番好きです。
2004.12.17:kanauchi:[Topics]
建て方(たてかた) その1
土台据え(どだいすえ)から棟上げ(むねあげ)までの一連の工程が建て方(たてかた)です。
あらかじめ作業場で刻んでおいた材料を搬入し、段取り良く組み上げていきます。
現在ではクレーンを使うことが一般的で、作業性に優れています。
2004.12.16:kanauchi:[Topics]
土台の下に、猫が・・・
土台とは、最下部の柱の下に設けられる横架材のことで、アンカーボルトと呼ばれる金物で基礎と緊結され、建物の荷重を支えます。
土台は湿気の影響を受けやすく、腐りやすい部位にあります。クリ、ケヤキ、ヒノキ、ヒバなどの腐朽しにくい樹種か、防腐処理した材料を使います。
湿気対策として、床下に防湿コンクリートを打つほかに、床下の通気を良くする必要があります。
基礎の外周部に床下換気口を設けるのが一般的でしたが、基礎を欠き込むため、地震時には構造的な欠点になってしまいます。
写真のように、基礎と土台の間にネコ土台と呼ばれる材料を挟み込むことによって、基礎を欠き込むこともなく、全周換気がほぼ確保されるという利点があります。
でもこの「ネコ」という言葉、どこから来たのか気になります。
猫?それとも根子?
2004.12.15:kanauchi:[Topics]