基礎工事もいよいよ大詰め。
コンクリートの打設です。
さて、コンクリートはなじみのある材料ですが、その原料は何でしょうか?
簡単に言ってしまうと、セメント・水・細骨材(砂)・粗骨材(砂利)です。
セメントは水と混ぜることによって化学反応を起こし、凝固・硬化します。
この「のり」のような作用によって、コンクリートは強固に固まります。
では、セメントはどのようにしてできたのでしょう。
想像してみてください。
大昔、我々の祖先は石灰石の上で焚き火をした。そしたら、雨が降ってきた。石灰石が溶けた。雨がやんだらまた固まり始めた。
おそらく、これがルーツでしょう。
セメントの起源は古く、エジプトのピラミッド(紀元前2700年)や、ローマ時代の水道橋や巨大な建造物に用いられました。近代的なセメントは、19世紀前半にイギリス(煉瓦職人Joseph Aspdinの特許)で開発されました。日本では明治8年に、初めてセメントが製造されました。
初めての方のための豆知識
セメントに水を混ぜると→「ペースト」
ペーストに細骨材(砂)を混ぜると→「モルタル」
モルタルに粗骨材(砂利)を混ぜると→「コンクリート」
セメントの起源はピラミッド!?
2004.11.19:kanauchi:[Topics]