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天端均し(てんばならし)

  • 天端均し(てんばならし)

天端均し(てんばならし)とは、基礎の天端を水平にするために、モルタルで平らにすることを言います。

コンクリートを打設するとき、あらかじめモルタルの厚み分(15mm程度)下げて打ちます。
型枠を外した後、均し定規(小幅板など)を水平に当て、それに沿って金鏝(かなごて)で均します。

この作業で水平が確保されないと、基礎の上に設置される土台の水平が保たれません。左官職人さんは、気を抜けませんね。

2004.11.29:kanauchi:[Topics]

美白美人が現わる

  • 美白美人が現わる

打設後、コンクリートが十分硬化するまでの養生期間をおいてから、型枠を取り外します。

打設のときの黒っぽいドロドロコンクリートからは想像もできない、美白美人が現れます。

2004.11.26:kanauchi:[Topics]

セメントの起源はピラミッド!?

  • セメントの起源はピラミッド!?

基礎工事もいよいよ大詰め。
コンクリートの打設です。

さて、コンクリートはなじみのある材料ですが、その原料は何でしょうか?
簡単に言ってしまうと、セメント・水・細骨材(砂)・粗骨材(砂利)です。

セメントは水と混ぜることによって化学反応を起こし、凝固・硬化します。
この「のり」のような作用によって、コンクリートは強固に固まります。

では、セメントはどのようにしてできたのでしょう。
想像してみてください。

大昔、我々の祖先は石灰石の上で焚き火をした。そしたら、雨が降ってきた。石灰石が溶けた。雨がやんだらまた固まり始めた。

おそらく、これがルーツでしょう。

セメントの起源は古く、エジプトのピラミッド(紀元前2700年)や、ローマ時代の水道橋や巨大な建造物に用いられました。近代的なセメントは、19世紀前半にイギリス(煉瓦職人Joseph Aspdinの特許)で開発されました。日本では明治8年に、初めてセメントが製造されました。

初めての方のための豆知識
セメントに水を混ぜると→「ペースト
ペーストに細骨材(砂)を混ぜると→「モルタル
モルタルに粗骨材(砂利)を混ぜると→「コンクリート

 

2004.11.19:kanauchi:[Topics]

型枠(かたわく)は、基礎を造るための金型です

  • 型枠(かたわく)は、基礎を造るための金型です

型枠(かたわく)は、コンクリートを流し込んで、意図した基礎形状を造るための金型です。

打設したコンクリートを設計どおりの位置・寸法・形状に保ち、コンクリートが必要な強度に達するまで支持する仮設の枠組で、木製型枠と鋼製型枠があります。

写真は、木製型枠です。通常「コンパネ」と呼ばれる合板パネルですが、これはコンクリート型枠用パネルの略称です。

鋳物は金型のとおりに出来上がりますが、コンクリート基礎も型枠のとおりに出来上がります。

鋳物は気に入らなければ型をつくり直し、炉で溶かすこともできますが、基礎はそういうわけにはいきません。
職人さんの腕が問われます。

2004.11.18:kanauchi:[Topics]

鉄筋とコンクリートは、おしどり夫婦

  • 鉄筋とコンクリートは、おしどり夫婦

続いては、基礎工事です。
写真は、基礎に必要な鉄筋を配筋しているところです。

基礎には、鉄筋コンクリートを使います。
その名の通り、コンクリートの中に鉄筋を入れた構造です。

鉄筋とコンクリートは、とても相性がよく、まるでおしどり夫婦。


コンクリートは、圧縮力にはとても優れていますが、引張り力にはとても弱い。
そこで引張り力に優れた鉄筋が、その弱点を補います。

しかし、鉄筋は酸化すると錆びてもろいため、アルカリ性のコンクリートが優しく包み込みます。

しかし、それだけではありません。
非常にきびしい四季の温度変化にも、ひび割れずに一体でいられるのは、熱変化による膨張の度合いを示す線膨張係数がほぼ同じためです。
(鉄筋とコンクリートの線膨張係数は 1×10-5/℃。アルミはその2倍。ステンレスはその1/10。)

神が与えた、奇跡とでも言うべき偶然です。

現代建築を大きく飛躍させた鉄筋コンクリート造は、この奇跡なくしてはあり得ませんでした。

2004.11.10:kanauchi:[Topics]
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