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壁にもファンデーション!?

  • 壁にもファンデーション!?

壁や天井に石膏ボードを張り終わると、仕上材を施工する前にパテ処理をします。

パテ処理とは、ボードとボードのジョイント部分や、ビス止めをして表面がデコボコしている部分を平滑にする作業です。

パテ処理をしないまま表面材(クロスや塗装など)を仕上げてしまうと、デコボコしている下地がそのまま表面に表れてしまいます。
まるでお化粧するときのファンデーションと同じですね。

壁にも丁寧にファンデーションをかけ、きめ細かな下地をつくりましょう。

2005.02.28:kanauchi:[Topics]

「五感」を刺激する家

子どもたちにとって、毎日多くの時間を過ごす家。
それだけに家の中で過ごした経験が、子どもたちの成長に及ぼす影響は計り知れません。

「三つ子の魂百まで」といいますが、特に幼少期に身に付ける性格や記憶は、大人になっても影響を及ぼします。

ところで、私たちが経験する全ての情報は、私たちの「五感」を通して得られます。
五感とは、視覚・聴覚・臭覚・触覚・味覚の五つの感覚です。

さて、日ごろ私たちは、この五つの感覚をどのような割合で使っていると思いますか?
答えは以下のようになります。


「NECライティング あかりの科学」より

圧倒的に視覚を使っていることが分かります。聴覚と合わせれば、情報のほとんどは視覚・聴覚で得られてしまいます。

しかし、幼少期の記憶は、この二つだけでは残りにくいようです。
情報量としては少ない臭覚・触覚・味覚であっても、それらが加わることで記憶がしっかりと残りやすいといいます。

また幼少期の子どもは、その「五感」をフル回転させてすべてのことを吸収しようとします。これは感性や想像力、体力、知力など、子どもの心と体の成長に必要な栄養分を摂っているのです。

「五感」を刺激する家。それは子どもの未来を創るために、家造りの重要なテーマだと捉えています。
それを実現するために、柔軟に考え、具体的に提案し実践していきたいと考えています。

2005.02.23:kanauchi:[Topics]

職人さんは「几帳面(きちょうめん)」

  • 職人さんは「几帳面(きちょうめん)」

土台、柱、梁(はり)、母屋(もや)、垂木(たるき)などの骨組みに使用する木材を構造材と呼びます。

敷居(しきい)、鴨居(かもい)、長押(なげし)、床や壁の板類、戸棚などに使用する木材を造作材(ぞうさくざい)と呼びます。

写真のような造作工事は、正確さと丁寧さが要求されます。出来上がると目に触れる部分なので、やりがいはありますが、几帳面な性格でないとできない仕事です。

ところでこの「几帳面」という言葉は、まさに職人さんの仕事ぶりが語源となった言葉のようです。

几帳面の語源は、平安時代、室内で貴人の座るそばに立て、間仕切りや風除けに用いられた家具「几帳(きちょう)」である。
この几帳の柱の表面を削り角を丸くし、両側に刻み目を入れたものを「几帳面」といった。
几帳面は、細部まで丁寧に仕上げてあることから、江戸時代以降、現在の意味として使われるようになった。
      
語源由来事典(http://gogen-allguide.com/)より

職人さんもそうですが、設計者も仕事に対しては常に「几帳面」でありたいものです。

2005.02.15:kanauchi:[Topics]

「乾式」から「湿式」へ

  • 「乾式」から「湿式」へ

内装材として最もよく使われている材料は、石膏ボードでしょう。(写真は下地材に石膏ボードを取り付けている途中です。)

乾式工法(工場で生産されたボードやパネルを取り付ける工法)として施工性もよく、そこそこの強度と防火性能があり、しかも安価です。

もともと壁はその土地でとれる材料で塗り上げていたはずで、土物壁に代表されるような湿式工法が主流でした。

しかし、工業化や施工性・コスト性を追求するにしたがって、全てにおいて「湿式」から「乾式」へ移行してきているように感じます。

かつてはその腕を競い、職人の中でも一目置かれていた左官職人さんも、ずいぶんと数が減ったのではないでしょうか。

高度成長とともに急速に進んだ「乾式化」によって、我々日本人の心も乾いてしまったような気がします。
しかし、これから迎える「心の時代」では、みずみずしく潤った心が必要です。

もう一度「湿式」の良さを見つめ直す時が来ています。

2005.02.04:kanauchi:[Topics]

床と五感の相関関係!?

  • 床と五感の相関関係!?

写真は無垢(むく)のフローリングを張っているところです。
表面だけ木を張った合板フローリングもありますが、無垢材は重厚さが伝わってきます。
同じフローリングでも、材質や色調で随分と違う印象を与えるものです。

さて、私たちの体が一番触れる住宅の部位はどこでしょうか?

それは床ではないでしょうか。
そして、人間の五感に一番働きかける部位も床だと考えられます。

畳を例にとりましょう。
見た瞬間にくつろぎ感が視覚にうったえ、足のすり音が聴覚にうったえ、織り目の起伏感が触覚にうったえ、イグサの匂いが臭覚にうったえます。(さすがに直に味覚にはうったえませんが、日本料理を食べるときには和室を連想させます。)

日頃あまり意識しない五感ですが、ちょっとだけ五感を働かせ、家の中でそれぞれどのように感じているのかを意識してみてはいかがでしょう。
きっとおもしろい発見があるかもしれません。

2005.01.25:kanauchi:[Topics]
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