ダリア日記

品種図鑑
ダリアの品種図鑑「大輪から超巨大輪」

『山開き』
大きさ:巨大輪(花径30cm前後)、花型:ID(インフォーマルデコラ咲き)、花色:黄橙、草丈:中高性(150cm位)
特色:巨大輪の中でも比較的早咲き種で、夏によく咲き鮮明な黄花はまるで太陽のように輝く。晩秋にはオレンジ色に強まる。
千葉市、小西ダリア園園主小西勇作氏の秀作
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ダリアの品種図鑑 「育てやすい丈夫なダリア」

趣味の園芸7月号で「育てやすい丈夫な品種」を取り上げられています。
ここでは、私が「山口さん」に推薦したの品種を取り上げ紹介します。

『夏祭り』
花径:中大輪(20㎝程度)、花型:FD(フォーマルデコラ咲き)、草丈:中性(100~120cm)
特徴:花色は赤に爪先が白、デコラ咲きの強健種。赤と白のコントラストが絶妙。暑さの中でも鮮明な色彩が際立つ。
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ダリア品種図鑑 ガーデンダリアシリーズ「パブロ」

フラワー王国「オランダ」は、チューリップやムスカリ等の秋植え球根草の生産販売に力を注ぎ、全世界に輸出し高いシェアを誇っています。また、アルストロメリアの切花生産農家の多くが直接オランダから仕入れていると聞いたことがあります。

そんなオランダで今、花壇やコンテナでのダリア栽培に最適なわい性(草丈50cmほど)品種の改良が盛んに行われています。しかも花の大きさ(花径)も15cm前後まで大きくなる(中~中小輪程度)、色彩豊かなダリアが生まれています。(写真は「パブロ」、サカタのタネが販売している)

これまで花壇用としては、ミニ(姫)ダリアと言う背の低いダリアがあり春先からホームセンターなどで販売されていますが、花径が10cmに満たずダリアとは一線を画した花(別の花)のように感じられています。

ガーデンダリアシリーズの花々、ダリアをより身近なものとするために(普及に)大きな力を発揮することでしょう。
ダリアの名花達⑤ 『浮気心』

人々はこの花の前に立つと自然に笑みが浮かんできます。名前がそうさせるのです。
花を見て怒る人はいないと言われます。「フラワーセラピー」・・・まさに花は人々の心を和ませてくれる魔法のアイテム。何かと気ぜわしい毎日、ふと立ち止まり「花」を見つめ、魔法にかかる時間が欲しいものです。

さて、写真の品種は「浮気心」
花径:超巨大輪(直径が30センチを超える)、花型:ID(インフォーマルデコラ、不成型な舟形の花弁)、花色:紫、白、淡桃が混じる。作出者:秋田市鷲沢氏
この花は花びら(花弁)の色が一つ一つ違いを見せる珍しい品種です(季節によっても違いを見せる)。真っ白な花、濃い紫の花、その中間、そして紫・白の咲き分けと、本当に様々な顔を見せてくれるユニークな巨大花です。

まさに日々変わる人間の心を映し出し、誰にでもある? 浮気の虫を創造させる花です。
男性に人気の花ですが、最近はご婦人の方々が熱心に鑑賞されている姿が印象的です。「クス、クスッ!」
ダリアの名花達④ 『長野1998』

1998年2月、長野市を中心として「長野冬季オリンピック」が開催された。
日本選手団は大活躍を見せてくれました。スピードスケート500m男子で清水宏保選手が、モーグル女子で里谷多英選手、ジャンプラージヒルで船木和喜選手が、ショートトラック500mでは西谷岳文選手が金メダルを獲得。
特に感動を与えたのが、ジャンプ団体の金メダルではなかったか、原田選手の失敗と優勝を決める大ジャンプに一喜一憂した。「フナキー・フナキー!」

先日、原田雅彦選手が引退を表明し、ラストジャンプを見せてくれた。ひとつの時代の終焉・・・

千葉市の小西さんは1998年に「長野1998」は発表した。オリンピックの感動を残すため!
花径:中大輪(20センチ程)、花型:STC(ストレートカクタス、外巻きの花弁が真直ぐ伸びる)、花色:雪白色、草丈:中性(1~1.2m)
ダリアの名花達③ 『雪むかえ』

2002年に千葉の小西勇作さんが改良し発表した品種。花径が20cm程の中大輪種、花の色はすがすがしい白色、花型がインカーブドカクタス咲き(細い花弁)に分類されます。
白銀の世界を思わせるさわやかな白、強健で育てやすく、花壇や切花に適しています。

さて、「雪むかえ」については各地にまつわる話が存在するようですが、南陽市白竜湖周辺では以前、雪が近づく晩秋になるとクモが糸を吐き、秋風によって舞って上がる姿が見られ、その現象を「雪むかえ」と呼んでいたそうです。

盆地に吹く寒風に白い糸を絡ませ上昇する姿「雪むかえ」、ダリアの「雪むかえ(写真)」も上に向かって伸びてゆく花びらが、何だかちょっと太いクモの糸のように見えてきます。


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ダリアは変化に富んだ花で、花の大きさ、花の色、花の形によって分類されています。そのため品種も多彩で、世界には数万種が存在していると言われています。日本でも明治の頃より品種改良が行われていますので、これまで発表された品種数は相当なものでしょう。

天竺牡丹日記では、数多いダリアの品種の中から優れた花を紹介致します。

はじめに紹介するのは「虹」、秋田市の鷲沢幸治氏が改良し2003年に発表した品種です。
中大輪種(花径が21センチ前後)、桃色の花びらの底の部分が白くなる水蓮咲き(WL)の端正な花で、草丈は中高性(110~120センチ)、比較的育て易いダリアです。

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