品種図鑑
ダリアの名花達⑤ 『浮気心』
人々はこの花の前に立つと自然に笑みが浮かんできます。名前がそうさせるのです。 花を見て怒る人はいないと言われます。「フラワーセラピー」・・・まさに花は人々の心を和ませてくれる魔法のアイテム。何かと気ぜわしい毎日、ふと立ち止まり「花」を見つめ、魔法にかかる時間が欲しいものです。 さて、写真の品種は「浮気心」 花径:超巨大輪(直径が30センチを超える)、花型:ID(インフォーマルデコラ、不成型な舟形の花弁)、花色:紫、白、淡桃が混じる。作出者:秋田市鷲沢氏 この花は花びら(花弁)の色が一つ一つ違いを見せる珍しい品種です(季節によっても違いを見せる)。真っ白な花、濃い紫の花、その中間、そして紫・白の咲き分けと、本当に様々な顔を見せてくれるユニークな巨大花です。 まさに日々変わる人間の心を映し出し、誰にでもある? 浮気の虫を創造させる花です。 男性に人気の花ですが、最近はご婦人の方々が熱心に鑑賞されている姿が印象的です。「クス、クスッ!」 |
ダリアの名花達④ 『長野1998』
1998年2月、長野市を中心として「長野冬季オリンピック」が開催された。 日本選手団は大活躍を見せてくれました。スピードスケート500m男子で清水宏保選手が、モーグル女子で里谷多英選手、ジャンプラージヒルで船木和喜選手が、ショートトラック500mでは西谷岳文選手が金メダルを獲得。 特に感動を与えたのが、ジャンプ団体の金メダルではなかったか、原田選手の失敗と優勝を決める大ジャンプに一喜一憂した。「フナキー・フナキー!」 先日、原田雅彦選手が引退を表明し、ラストジャンプを見せてくれた。ひとつの時代の終焉・・・ 千葉市の小西さんは1998年に「長野1998」は発表した。オリンピックの感動を残すため! 花径:中大輪(20センチ程)、花型:STC(ストレートカクタス、外巻きの花弁が真直ぐ伸びる)、花色:雪白色、草丈:中性(1~1.2m) |
ダリアの名花達③ 『雪むかえ』
2002年に千葉の小西勇作さんが改良し発表した品種。花径が20cm程の中大輪種、花の色はすがすがしい白色、花型がインカーブドカクタス咲き(細い花弁)に分類されます。 白銀の世界を思わせるさわやかな白、強健で育てやすく、花壇や切花に適しています。 さて、「雪むかえ」については各地にまつわる話が存在するようですが、南陽市白竜湖周辺では以前、雪が近づく晩秋になるとクモが糸を吐き、秋風によって舞って上がる姿が見られ、その現象を「雪むかえ」と呼んでいたそうです。 盆地に吹く寒風に白い糸を絡ませ上昇する姿「雪むかえ」、ダリアの「雪むかえ(写真)」も上に向かって伸びてゆく花びらが、何だかちょっと太いクモの糸のように見えてきます。 ...続きを見る |
ダリアは変化に富んだ花で、花の大きさ、花の色、花の形によって分類されています。そのため品種も多彩で、世界には数万種が存在していると言われています。日本でも明治の頃より品種改良が行われていますので、これまで発表された品種数は相当なものでしょう。
天竺牡丹日記では、数多いダリアの品種の中から優れた花を紹介致します。 はじめに紹介するのは「虹」、秋田市の鷲沢幸治氏が改良し2003年に発表した品種です。 中大輪種(花径が21センチ前後)、桃色の花びらの底の部分が白くなる水蓮咲き(WL)の端正な花で、草丈は中高性(110~120センチ)、比較的育て易いダリアです。 ...続きを見る |
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