今大会、“バスケットボール王国” アメリカは、NBA若手選手中心のラインナップで
臨み、8日の準決勝でドイツに111-113で敗れ、10日の3位決定戦でもカナダに
オーバータイムの末118-127で敗れてメダルを逃しました。
優勝候補だったアメリカの敗因はサイズ不足で、ゴール下を守るセンターが1人
しかおらず、先発センターとして起用されたフォア―ドのJJJ(ジャレン・ジャク
ソン・ジュニア)は、リバウンドが取れず、モンテネグロ、リトアニア、ドイツ
には大苦戦しました。
モンテネグロには攻撃力で勝つことが出来たが、強豪国には弱点を突かれました。
今大会のリバウンドランキング(30名)の中にはアメリカの選手はいませんでした。
ちなみに、日本人では、センターのホーキンソンが2位(1試合平均10.8)、渡邊
が28位(同6.2)とランクインし、2人はディフェンス面でも勝利に貢献しました。
また、アメリカは先発ポイントガード(PG)がアシストランキングに入らなかった
ように、パスが回らず個人技での攻撃に頼りすぎて、チーム力が弱かったです。
ちなみに、日本人ではPGの河村がアシストランキング3位(1試合平均7.6)と
オフェンス面で健闘、ドイツの優勝に貢献し大会MVPのシュルーダー(11位/同
平均6.1)やスロベニアのドンチッチ(12位/同平均6.0)など他のNBA注目
選手よりも上回る成績でした。
バスケはやはりゴール下のセンターを中心としたディフェンスと、攻撃の要のPGを
中心としたチーム力が重要だと、日本の試合でもアメリカの試合でも感じました。
パリ五輪には、アメリカはNBAのスーパースターを中心としたラインナップで
臨むようです。日本バスケもNBAの八村が加わる可能性もあり、攻守に厚みが
増すのではないでしょうか?
今からパリ五輪が楽しみです。
この記事へのコメントはこちら