連日、バスケットボール日本代表チームの報道が続き、バスケファンとしてはうれしい限りです。
誰もが知っていることを書いているかもしれませんが、今ワールドカップの試合を振り返ってみました。
2日、バスケットボール日本男子代表チームは、沖縄アリーナで行われたワールドカップ順位決定
リーグ最終戦で、カーボベルデを80-71で破り、パリオリンピック出場を決めました。
この結果、日本代表のランキングがアジア1位となり、2大会連続8度目のオリンピック出場確定
となり、開催国枠ではない自力出場は76年モントリオール以来48年ぶりの快挙となりました。
そして、日本勢団体球技でパリオリンピック決定第1号となりました。
正直なところ、バスケットボールワールドカップがこんなに盛り上がるとは思いませんでした。
日本代表は、今回NBA選手の八村塁が出場しないことで戦力ダウンとなり、1次ラウンドでは
世界ランキング3位のオーストラリア、同ランキング11位のドイツと同じ “死の組” に入り、
同ランキング36位の日本の1次ラウンドは厳しい戦いになると思っていたからです。
また、恥ずかしいことに1次ラウンドで敗退した場合、順位決定戦があり、成績によっては
パリオリンピック出場が決まるということを知りませんでした。
初戦のドイツ戦は63-81で敗れましたが、続くフィランド(世界ランク24位)戦では98-88で
勝利し、世界大会では17年ぶりとなる1勝を挙げました。(欧州のチームからは初勝利でした)
1次ラウンド最終戦のオーストラリアには89-109で敗れ、1勝2敗のグループ3位となり2次
ラウンド進出を逃してしまいました。 しかし順位決定戦ではベネズエラ(同17位)、カーボ
ベルデ(同64位)に2連勝を飾り、今大会を3勝2敗としてアジアランク最上位となりました。
フィンランド戦では、ポイントガードの河村勇輝とセンターのジョシュ・ホーキンソンの活躍など
で逆転勝利、ベネズエラ戦では、比江島慎と渡邊雄太の活躍などで逆転勝利し、2試合とも最終
第4クオーターで2桁得点差をひっくり返す劇的勝利で、観ている方はとても面白かったです。
トム・ホーバスHCが日本語で、「疲れた~、最後の攻撃を最初にやってよ」「その方が楽」と
ベネズエラ戦後に笑いながら言っていたのが印象的でした。
最終戦ではカーボベルデを相手に富永啓生の活躍などで序盤からリードし、18点差で第4クオーター
を迎えるこれまでと真逆の展開。しかし最初の7分間が無得点で5点差まで詰め寄られタイムアウト。
ホーバスHCの、「自信を持って打って!」「自信を持ってトライ!」という言葉は、日本に冷静さを
取り戻させて、一時3点差とされるものの、ホーキンソンと渡邊の活躍などで逃げ切りました。
この試合を観ていた日本中の人は肝を冷やしたと思います。(私的にはレイカーズの試合のようでした)
バスケットボールは、一つのプレーや気持ちの問題などちょっとしたきっかけで流れが変わるスポーツで、
日本代表の5試合を観て、怖い面と楽しい面の両方感じることが出来て良かったと思います。
そして、バスケはやっぱり面白いと感じました。
アカツキジャパンありがとうございました。
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