以前のブログで、WBC東京ラウンドでの大谷選手のホームランボールを捕球した
女性とその周りの方達の行動について心温まる出来事を書かせていただきました。
今回は、その後に起きた2つのホームランボール騒動について書かせていただきます。
【ボストン・レッドソックス吉田正尚選手のホームランボール】
WBC日本代表の優勝に貢献し、今シーズンからレッドソックスに移籍した吉田選手。
本拠地のフェンウェイパークのレフトスタンド(グリーンモンスター)に飛び込んだ
記念のメジャー移籍第1号ホームランが騒動になりました。
記念のホームランボールというのは、日本でもメジャーリーグでも球団職員がキャッチ
した観客のところに向かい「(選手に記念として渡すため)返していただけますか?」
とお願いし、ほとんどの観客は快く応じるそうです。
吉田選手のボールをキャッチしたのは子供でしたが、レッドソックス職員はその子供の親に
拒否されました。見返りとして、サイン入りのボール、バット、バッティンググローブ、
吉田選手との面会などを提案しても交渉はまとまらず、結局は返してもらえませんでした。
この親のように高値が付く記念ボールを手にしたら理性を保つのは難しくなるのでしょうか?
実際のところ、球団側が提示した提案の方が子供にとっては嬉しかったのではないだろうか・・・
こんな例があります。昨年ア・リーグ年間最多ホームラン記録更新の62号を放ったジャッジ
選手の節目となる60号をキャッチしたヤンキースファンのボールは、約1300~2200万円の
値打ちがあったそうですが、このファンは即座にヤンキースへ返却。後にこのファンはスタジ
アムに招待され、ジャッジ選手と写真を撮ったり、ボールやバットなどをプレゼントされました。
(お金より栄誉を選んだと言われているが、本当のファンだから当たり前のことなのでしょう)
【ヤクルト山田哲人選手のホームランボール】
5月2日に東京ドームで、ヤクルトの山田選手が放ったホームランボールも騒動になりました。
“ 事件 ” は、ホームランボールの落下地点付近にいた少年の元に、男性が2席横から入り込んで
少年からボールを取り上げたかのように見える光景が中継に映り込んでいました。この動画は
瞬く間にSNSで拡散され、“ ボールを少年から横取りした ” として男性を非難する声が続出。
さらにその男性と思しきTwitterアカウントからホームランボールを獲得したことを報告していた
ため、批判が過熱する事態になり、男性の本名や住所など個人情報を特定する動きが広まりました。
その後、男性の代理人弁護士が言い訳じみた声明を発表、誹謗中傷などの投稿には法的措置を検討
していることも記していました。
誹謗中傷は良くないが、そもそも男性の行動が私には理解できません。
子供の付近にボールが転がり、2席離れた所から奪い取り自分のものだと正当化したところと
Twitterに投稿したら非難されるのは当たり前だし、個人情報を特定され誹謗中傷を受けても仕方ないのでは?
試合中に考え直して、少年(ユニフォームを着ていた)にボールをプレゼントし
「君もプロ野球選手になるんだぞ」と言ってあげれば、カッコ良かったのに・・・
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