前回に続きまして、オオタニさんネタでいかせていただきます。
18日(現地17日)、エンゼルスの大谷はホームでのマリナーズ戦に「3番・投手兼
DH」で今シーズン25度目の投打同時出場をしました。
7回8奪三振無失点で13勝目を挙げ、打っては初回に先制2塁打を放つ大活躍でした。
投球数は107球で防御率は2.43(19日時点で5位)、今季奪三振を196としました。
そして、サイ・ヤング賞(最優秀投手賞)の候補にも浮上してきました。
大谷がいま最大の目標としている規定投球回数まではあと14イニング(14回)となり、
残り先発登板予定3試合と考えると、少し楽になったのではと思います。
前回、中指のマメの影響の為5回(79球)で降板していて、マメの状況が心配でした。
今回マリナーズは、9人の打者のうち8人の左打者(1名は両打)を並べてきたのは驚き。
この日は序盤に球数が多く(2回で40球)、交代の目安となる球数(100球)を考えると
5回まで、長くても6回までいけるか心配になって観ていました。
そんな心配をよそに大谷はさらに進化した姿を “魅せて” くれました。
マメに負担が少ないスライダーを多投し、負担となる速球系(ストレート、ツーシーム)を
少なくし、工夫したピッチングを披露しました。
しかも凄いのは、スライダーを2種類使い分けていました。
ひとつはストライクカウントをとる又は凡打に打ち取る “横に曲がる” スライダー、
ふたつ目は、三振を取るため "縦に落ちる" スライダーを決め球にしていました。
右投手が左打者を打ち取るお手本のようなピッチングでした。
今シーズンの大谷は、投げる球種が豊富でその日のキレのいい球、打者との相性など
によってピッチングスタイルを変えることが出来るので、覚醒したと思います。
大谷のピッチングは観ていて楽しいし、良い勉強になります。
目標達成まで、あと14イニングですね。
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