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料亭・水乃屋跡
黒滝開削記念碑の側にあるのがこの「水乃屋跡」。
水乃屋は舟運最盛期に大いに賑わったそうです。
昭和4年に創業し『一生に一回は荒砥の鮎が食べたい』という
大勢の客が訪れ、粋な芸者の声と三味線の弦の音色が
流れて大いに繁盛したそうです。
この荒砥の鮎は、実渕川の河口付近に菖蒲簗を作り、
一晩に1万匹~2万匹も獲れる事は珍しくなかったそうで、量・質ともに
良好な鮎が獲れるこの簗の名声は他県にまで知れ渡ったそうです。
昭和30年代に入ってから、上郷ダムの建設などが原因で
収穫量が減り、昭和36年に終止符を打ち店を閉じたそうです。
※この水乃屋跡は、国道287号線沿いにあり
車に乗っていると気がつかないで通り過ぎてしまうと思いますが
フットパスを歩いていると「!?」という感じで
足が止まってしまいました。
歩いているからこそ気がつく、フットパスの面白さですね。
2010.07.20:229km:
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