Q4. 日本ではいつ頃から盛んになったのですか?

A4 実は日本で盛んになったのはそんなに古いことではありません。1995年1月の阪神・淡路大震災以降のことなのです。死者6400余人を出したこの災害には全国から1年間に延べ130万人を超すボランティアが救援に駆けつけました。この年は日本の「ボランティア元年」といわれています。
ではそれ以前はどうして活動が低調だったのでしょうか。ボランティア教育の欠如やボランティア情報の不足などその原因はいろいろありますが、ボランティアという文化を外国から取り込まずとも、社会がうまく機能していたとも言えます。
 その後、1998年3月に特定非営利活動促進法(通称NPO法)が可決され、ボランティア団体に法人格を与え課税の優遇措置が認められました。現在ではたくさんの団体が活動していますが、海外の巨大なNPOに比べ規模が小さかったり、人員派遣や物資輸送の熟練専門家の不足など問題点はまだまだあります。
2011.08.05:青年の家:[ボランティアQ&A]