3月25日、東京都立大学の山田昌久教授を講師にお迎えし、サイエンス・カフェを開催しました。
サイエンスカフェとは、専門分野で従来から行われている講演会やシンポジウムとは異なり、専門家と一般の人々が、カフェのような場所でコーヒーを飲みながら、気軽に語り合う場をつくろうという試みです。
山形大学学術研究院の白石哲也准教授の呼びかけにより、西沼田遺跡公園では初めて開催されました。
山田先生、白石先生らが行っている、水田稲作技術比較研究プロジェクトの実験地のひとつとなっている西沼田遺跡公園。復元した農具を使って、古代米を栽培する実験を行い、今年は3年目になります。
その実験の内容や成果についてのお話を中心に、西沼田でこれまでに行ってきた機織機や琴の復元、カラムシの栽培実験などについてもわかりやすくお話していただきました。
参加者の方はリラックスした様子でお話を聞き、カフェタイムには様々な質問をして先生とのやりとりを楽しんでいました。
これをきっかけに、実験考古学や今後の西沼田の稲作実験に注目していただけたらうれしいです。