「イーハトーブ」を破壊し尽くした責任を取って…上田市長と佐藤教育長は“腰ぎんちゃく”議員を道連れにして、直ちに辞職せよ~伊東市では新図書館反対の新人が初当選!!!???

 

 「1・29」(2020年)から「5・19」(2025年)へ―。「新花巻図書館整備基本計画の策定に関し議決を求めることについて」―を議題とする教育委員会議(佐藤勝教育長ら委員6人)が5月19日に開催され、全員賛成で「整備基本計画」を最終的に議決した。議決に際し、役重眞喜子委員は「なぜ、駅前なのか。どういうプロセスを経たのか。市長が市民の前で自分の言葉で説明してほしい。これが議決の前提条件だ」と釘を刺した。今後は予算審議を伴う市議会の動きが焦点となるが、私はこの日が「終わりの始まり」の節目の日になるような予感がした。

 

 5年前の「1・29」に勃発した「イーハトーブ“図書館”戦争」は5年有余を経た本日「5・19」をもって、一見、市側の思惑通りに決着がついたように見える。しかし、私がこの間、目の当たりにしてきた光景はまるで、地底(じぞこ)から湧き出てくような草の根のエネルギーだった。マグマのような、その噴出を私は身震いするような面持ちで見続けてきた。「強権」支配に抵抗するその感動的な場面の数々は当ブログで縷々(るる)紹介してきたので、ここでは繰り返さない。私がいま、声を大にして叫びたいのは「5・19」が新たなスタート台になるであろう「始まり」宣言の発出である。

 

 

●「イーハトーブ」を破壊し尽くした責任を取って…上田市長と佐藤教育長は“腰ぎんちゃく”議員を道連れにして、直ちに辞職せよ●

 

 

 この若干、アジテーションめいた惹句を説明するためには文章よりも2枚の写真があれば事足りる。まず、冒頭の集合写真をじっくり、見ていただきたい。当ブログにも何回か登場願ったが、2年前の花巻まつりの際の記念写真である。上田東一市長の右隣が広瀬めぐみ・元参議院議員(詐欺事件で有罪となり、昨年8月に議員辞職)、さらにその右隣が藤原崇・元衆議院議員(昨年10月の総選挙で落選)。上田市長の左隣が川村伸浩・県議、前列右側が藤原伸・市議会議長で、他は市議会最大会派「明和会」の所属議員。お祭りだから、”提灯持ち”議員の方がピッタリか。また、右後方で嬉しそうに顔出ししているのは八重樫和彦・副市長である。

 

 この写真を眺めていると、広瀬、藤原両元国会議員の選挙運動にまさに、職務を投げ打つがごとく打ち込んでいたのが、上田市長とその提灯持ちに徹してきた写真の面々だということをまざまざと思い出す。そういえば、この時の選挙は皮肉交じりに”統一(東一)”教会がらみと騒がれたっけなぁ…

 

 一方、コメント欄に掲載した写真は2023年秋、米国・ホットスプリングス市との姉妹都市提携30周年を祝う花巻市民訪問団が派遣された際、佐藤勝教育長がダラス郊外の遊園地で収まった「ハイッ、ポ-ズ」写真である。訪米する10日ほど前、直属の部下が10代の女性にみだらな行為をしたという疑いで逮捕されるという事件があった。そのほとぼりも冷めないうちのこのポーズだった。

 

 「失われた10年」という言葉がある。1990年代のバブル崩壊後、経済が低迷した約10年間を指す。新図書館問題が迷走を続けた上田市政もちょうど丸10年を迎えた。来年2026年は市長選と市議選とが相次ぐ「選挙の年」である。「イーハトーブ」を破壊したと私が認識する面々はこの写真に登場する人物たちである。このほか、最後の生命線だった「図書館問題」に背を向けた市議たちの名前を以下に列挙する。今回の「始まり」宣言は二度と誤った「選択」を繰り返してはならないという不退転の自己決断でもある。「失われた10年」を取り戻すための…

 

 

<ひと目で分かる忖度議員リスト>

 

 図書館問題について、一般質問などで取り上げたことがなかったり、立ち位置を鮮明にしてこなかった市議、一般的に市長”与党”と呼ばれる「忖度」議員リストは以下の通り、かっこ内の数字は当選回数(敬称略)

 

・明和会~藤原伸(3回、議長)、高橋修(3回)、佐藤峰樹(2回)、盛岡耕市 (同)、横田忍(同)、及川恒雄(1回)、伊藤忠弘(同)、藤根清(同)、小原保信(同)

 

・社民クラブ~阿部一男(6回、最多当選)、若柳良明(5回)、照井省三(3回、上田東一後援会事務局長)

 

・公明党~菅原ゆかり(3回)、佐々木精市(1回)

 

 

 

 

(写真は今や、“文化財”的な価値さえある「イーハトーブ」の破壊者リスト=2023年9月10日、川村県議のFBから)

 

 

 

≪追記ー1≫~総事業費42・5億円の新図書館はいる?いらない?

 

 静岡県伊東市の市長選は5月25日に投開票が行われるが、ここでも大きな争点が図書館問題。人件費や資材費の高騰が足を引っ張る形になっているが、さて、新花巻図書館の前途は?詳しくは次のアドレスから。

 

総事業費42.5億円の新図書館はいる?いらない? 伊東 …

 

 

 

≪追記ー2≫~やっと、「掲出」されましたね!!??

 

 「祝 阿部暁子さん(花巻市出身) 2025本屋大賞受賞「カフネ」 岩手県の初の受賞」―。5月23日付のHP上の告知によると、こんな懸垂幕が市庁舎本庁舎に掲げられた。花巻東高校出身の翔平君や雄星君ら大リーガーたちの活躍は即座に告示されていたのに比べて、ずいぶんと間が抜けているではないか。受賞が決まったのは1ヶ月以上も前の4月9日。新図書館問題で顕著になった上田市政の文学的な”音痴”ぶりがこんなところにも…

 

 ひょっとして、阿部さんが地元の首長を飛び越えて、達増拓也県知事を表敬訪問(5月9日)したことが、”表敬イベント”がことのほか好きそうな上田東一市長の気に障ったのかも。それにしても、「掲出」(けいしゅつ)とはこれまた、文学的な素養を欠いたいかにも”お役所”的な表現ですな。そして、その問い合わせ先が「図書館」とは、あぁ。

 

 

 

≪追記ー4≫~新図書館反対の新人が初当選(追記―1関連)

 

 任期満了に伴う静岡県伊東市の市長選挙は、新人で元市議の田久保真紀さん(55)が、3選を目指す現職の小野達也さん(62)に競り勝ち、初当選を果たしました。選挙戦で田久保さんは新図書館建設の中止などを訴えていました。 田久保真紀氏 1万4684票 小野達也氏  1万2902票(5月26日付Yahooニュース)

 

 田久保さんは選挙戦を通じて、こう訴えてきた。「優先順位の問題として、なぜいまこの時期に真っ先にやらなければいけないのが図書館なのかということに尽きる。経済状況を含めて、観光についても伊東市は決して非常に豊かで潤っている状況とは言い難い面もある。 そういった中でなぜいま新しい図書館なのか。財源の負担が無いから良いという考えで取り組むのは、少し考えが違うのではないか 『民意が反映されていない』との思いから計画は中止し、市民が本当に求めているものを探るべきだ」

 

 これに対し、現職の小野氏は「伊東にいままで無かった施設が国の援助を得て出来ると言うことになり、こんなに大きなチャンスは無いと考えていて、やはり積極的に取り組むべきだ」と主張したが、及ばなかった。今回の市長選は当市が抱える新図書館問題とある意味で相似形をなしていると言える。

 

 

 

 

2025.05.19:masuko:[ヒカリノミチ通信について]

ダラスに遊ぶ

ダラスに遊ぶ

 佐藤教育長が訪米を前にした(2023年)10月19日、直属の部下である市教委の男性主事(24)が10代の女性に対してみだらな行為をしたとして「県青少年環境条例」違反の疑いで逮捕されるという前代未聞の事件が起きた。佐藤教育長は記者会見で「公務員として市民の皆様の信頼を損なう事態となりました」と謝罪したが、ダラスでいとも楽し気に写真に収まったのはその“舌の根”も乾かない30日のことだった。

 

 

2025.05.19: