「市民一丸」から「市民不在」へ…素顔を見せた「小原」強権体質~『暴力装置』と化したイーハトーブの二元代表制~改めて「市長へのメール」の提出へ!!??

  •  「市民一丸」から「市民不在」へ…素顔を見せた「小原」強権体質~『暴力装置』と化したイーハトーブの二元代表制~改めて「市長へのメール」の提出へ!!??

 

 「羽山るみ子議員(はなまき市民クラブ)から、6月16日に行われた一般質問の再質問の内容に関し、一部不適切な部分があったので訂正したいとの申し出がありましたので、市議会会議規則第64条の規定に基づいて、これを報告します」―。花巻市議会6月定例会最終日の26日、藤原伸議長のこの発言を聞きながら、私は市側も議会側も性懲りもなく再び、“自縄自縛”(じじょうじばく)の罠(わな)にはまり込んでいるなと独りごちた。実は私自身、まさに“公開処刑”みたいな卑劣な仕打ちにあった苦い経験を持っているからである。

 

 「花巻市議会会議規則第137条(「議員は、議会の品位を重んじなければならない」=当時、現在は144条に変更)に規定する品位の尊重に違反するものである。よって、戒告する」―。いまから15年前の12月定例会の本会議で、私は冒頭の理由で「懲戒」処分に処せられた。発端は東日本大震災に際し、全国から寄せられた義援金が法律で禁止されている「一般会計」に繰り入れられていたという、いわゆる「義援金流用」疑惑である。当時、当市に避難していた沿岸被災者はその成り行きを見守るため、傍聴席を埋め尽くしていた。

 

 「さっさと帰れ」―。新人議員の私が疑惑追及を続けているさ中、今度は議員のひとりが傍聴席に向かって、信じられないような“暴言”を投げつけた。前述した「処分」はこんな経過を辿った中で強行された。私はやがて、誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)や罵詈雑言(ばりぞうごん)の嵐の渦中に投げ込まれた。例えば、こんな…。「自作自演の狂言じゃないのか」「被災者を議場に呼び込んで、扇情まがいなことを企む」「民主主義のルール、多数決の論理にも従わず暴言を続ける71歳の悪あがき」「議員なんて辞めて、お遍路にでも出た方が市民が喜ぶと思いますよ」…

 

 今回の「訂正」問題に関連し、同じ会派の本舘憲一議員が「(市側が要求した)訂正箇所はどこか」とただした結果、質問中に出てくる「虚偽」や「疑惑」という字句がそれに該当することが判明した。「あの時の悪夢と同じ構造。まさに市側と議会側が結託した、質問封じのための「見せしめ」―”集団リンチ”そのものではないか」―。私は羽山議員が質問した録音データを聞きなおしながら、怖気(おぞけ)が走るのを覚えた。そして、その前後の文脈から、この表現は上田東一・前市長が新図書館と駅橋上化とは実は「別物」だと強弁したことに対する羽山議員の正直な“異議申し立て”だと理解した。

 

 「その通りじゃないか。虚偽や疑惑を生じさせたのはそもそも、上田発言をベースにした市側の“詭弁”の数々がその発生源ではなかったのか。その上田前市長が乱発した“反問権”をその場(議場内)で行使すれば、それで済む話しではなかったのか」―。私は窮鼠(きゅうそ)が猫を噛んでいる光景を想像しながら、4年前の「ワンセット」発言をまざまざと思い出していた。そういえば、自ら「墓穴を掘る」という諺(ことわざ)もある。

 

 「JRは花巻駅の橋上化をやりたいと思っており、橋上化の話が進めば、土地の売買について真剣に話をしてくれる可能性はある。橋上化がなくなった際には、駅前に図書館を建設することについてもどうなるか分からない」(会議録から)―。上田前市長は令和4年6月、ある市政懇談会の場でこう述べている。「別物」論から「ワンセット」論へ。上田流「ご飯論法」(東大話法)の破綻ぶりがここに凝縮されている。

 

 同じ市政懇談会の場で今度は私自身が小原勝・新市長から憲法に保障された「知る権利」を蹂躙(じゅうりん)されるという屈辱を受けた(5月22日付当ブログ参照)。二代にわたる首長の横暴をこれ以上、許してはなるまい。羽山議員とともに私自身の名誉回復のため同日付(6月26日)で、以下の内容の「市長へのメール」を送付した。永田町界隈では高市首相に関わる「誹謗中傷」疑惑に対する追及の手が収まる気配はない。イーハトーブはなまきの二元代表制の“堕落”ぶりとは雲泥の差である。「説明責任」から逃れようとする姿勢はまさに、高市”逃亡劇”と瓜ふたつである。

 

 議会最終日のこの日からちょうど一か月後の7月26日、新しい市議会議員(定数26)の顔ぶれが出そろう。31人(予定)が争う激戦が予想されるが、今回の「羽山質問」問題を教訓に新体制下においては「行政側を監視する」という原点にぜひ、立ち戻ってほしい。今回ほど、有権者の良識が問われる選挙戦はない。

 

 

〈市長へのメール〉

 

 日頃の市政運営に感謝を申し上げます。

 

 さて新市長に就任以来、市民参画手続きに基づき「市長との対話」(4月16日)、「市長へのメール」(4月20日)、「市政懇談会」(5月22)―と3回にわたって、新花巻図書館問題に関わる見解を求めてきましたが、誠実な回答が得られないまま、いまに至っています。とくに市政課題について、ひざ詰めで意見を交わす市政懇談会においては事実上の「回答」拒否という信じられない対応に驚かされました。

 

 宮沢賢治のふるさと「イーハトーブ」の図書館にはまさに、彼が「夢の国」と呼んだ理想郷にふさわしい時空間の存在が期待されます。そのためには市民の多様な想いを集約した図書館づくりが欠かせません。重複する部分もありますが、以下について改めて市長の見解を伺います。駅前開発に対する国の補助金が大幅減額されるなど情勢が目まぐるしく転変する折り柄、7月10日(金)までに回答をいただけますようよろしくお願い申し上げます。なお、具体的な回答をいただけない場合はその理由も明記することを求めます。

 

 

●新図書館の立地場所は当初、花巻市立地適正化計画の中で「まなび学園周辺」と明記されていたが、その後JR花巻駅前のJR所有地に住宅併設の「図書館」構想が浮上。これが白紙撤回されたあと、単体の図書館の「駅前立地」に方向転換し、現在に至っている。この立地場所の変更について、駅橋上化事業との関連も含めて、JR側とはどのような話し合いがなされたのか。市民の多くがこの点に最大の疑念を抱いているので、誠実に答えてほしい。

 

●駅前立地を最終的に決定したとされる対話型「市民会議」については、構成人員(75人)に対し全会議4回のすべてに出席したのはわずか42人。6人は一度も出席しなかったことが明らかになっている。一方、「病院跡地」への立地を求める署名数は市側が精査した結果、花巻市内分だけで「6,181人」に上っている。この数字について、小原市長は「市長との対話」の中で「選挙の世論調査と同じで、その信頼性には疑問がある」と話している。その考えにいまも変わりはないか。この二つの「民意」の乖離(かいり)についてどう考えるか、改めて見解を伺う。

 

● 「花巻病院跡地に新図書館をつくる署名実行委員会」(代表 瀧成子)は6月4日付で、市長権限による「住民投票」(「花巻市まちづくり基本条例」)の実施を求める要望書を提出したが、市長はこれに否定的な回答をした。一方で、「基本条例」によると、住民投票の実施に必要な手続きは別途「条例等で定める」と明記されているにも関わらず、条例が制定された平成20年以来、18年近くもこの“細目条例”は定められていない。こうした「行政の不作為」は可及的すみやかに改められなければならない。いつ頃を目途に条例を制定し、その時点で改めて住民投票を実施する考えはあるか。仮に実施した場合、その「民意」の結果をどう評価するつもりか。

 

 

 

 

 

 

(写真は登壇質問する羽山議員=6月16日午前、花巻市議会議場で、インターネット中継の画面から)

 

 

 

 

《追記ー1》~請願が逆転採択…市議選後の会派構成に注目!!??

 

 

 16日開催の市議会最終日、今議会に提出されていた請願「大迫地域の中心市街地の振興策の一助とされる『エーデルワイス展示館』の整備の促進が図られることを議会として監視すること」―について、付託委員会(総務常任委員会)での不採択をひるがえし、“逆転”採択になるという珍しい議決が行われた。二元代表制の原則に照らしてもまさに、当たり前の判断である。

 

 当ブログで紹介した孤高の羽山議員が今度は格調高い口調で「原案賛成」の討論。その結果、賛成13VS反対10の賛成多数で土壇場での採択となった。反対に回った議員は以下の通り(敬称略)。この面々の顔ぶれを見ながら、私は思わず宙を仰いだ。「いつの間に、干からびた蝉の抜け殻みたいな”呆け者”に成り下がってしまったのか。イーハトーブ議会に精神の貧者がこんなにもいたとは…」。宮沢賢治が掲げる”理想郷”の選良たちのこの想像力の欠如たるや、もはや目を覆うばかりである。

 

 伊藤盛幸、似内一弘、鹿討康弘、小森田郁也(緑の風)、照井明子、櫻井肇、久保田彰孝(共産党花巻市議団)、及川恒雄、横田忍(明和会)、内舘桂(はなまき市民クラブ)

 

 

 

《追記ー2》~蟲毒の壷とイーハトーブ!?

 

 「蟲毒(こどく)の壷」とは古代中国に伝わる呪術のひとつで、100種類の(害)虫たちを壷の中に閉じ込め、共食いさせる儀式。最近、高市首相を最後に生き残った「蟲毒」=魑魅魍魎(ちみもうりょう)に例える話がSNS上で話題になっているが、「羽山質問」問題の背後にも同じような蟲毒たちがうごめく姿が二重写しになった。あな、恐ろしや。

 

 

 

 

 

 

2026.06.27:masuko:[ヒカリノミチ通信について]

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