小原(勝)市政がスタートした2月5日付で、新花巻図書館に関するJR交渉の経緯を記録した文書の開示請求をしていたが、ほぼ全部が黒塗りされた“のり弁”だった。首長が代わって、少しは情報開示の立ち位置に変化があるのかと期待したのだったが…。
上田(東一)前市政下の末期、新図書館の設計業者を選定する「公募ポロポーザル方式」(令和7年7月24日)が始められ、約4ヶ月後の12月3日には応募した61企業体の中から1社が選ばれた。この間、10月2日には上田市長が4選出馬の断念を表明するなど慌ただしい動きが続いた。「駅前立地」に向けた最終局面の裏舞台で一体、どんな交渉が行われたのか―。「駅前か病院跡地か」という”立地“論争に市民の関心も高まっていた時期だった。
この間に開示された交渉記録は令和7年30日付から同12月22日までの計3回分。ところが、「設計・測量業務に向けた現地確認」や「新図書館整備に伴う(JR側との)の打ち合わせ」などの表題部分が開示されただけで、肝心の内容は一字残らず真っ黒に塗りつぶされていた。その分量は何と25ページにも及んでいる。万人に開放されるべき公共図書館がなぜ、秘密裏の中に置かれなければならないのか。「市民一丸」を掲げる小原市長に求められるのは何よりも透明性のある行政運営である。その尺度になるのは当然、「情報開示」のあり方であろう。
(写真は開示された“のり弁”。新図書館号は結局一度もトンネルから姿を現すことはなかった)



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