すっかり秋らしくなりました。今日は、久しぶりにおひさまも出て、さわやかな日です。
今朝は校長講話。最初にこんな写真を見せました。
人間が捨てたゴミの山。これだけではありません。
私たちが捨てたポリ袋でたくさんの動物が動けなくなったり、命を落としたりしています。遠いところの話かと思っていたら・・・これは、酒田市の海で採ったアンコウの胃から出てきたもの・・。
この絵本を使って、話をしました。
「ポリ袋、1まいすてた」
アフリカのザンビアに住んでいるアイサトは、ヤシの木で編んだかごに果物を入れて、頭にのせて運んでいる。と、そのかごが壊れ、果物は転げ落ちてしまった。
アイサトは、ちょうど飛んできたポリ袋に詰めて家に帰ります。便利なポリ袋…。
アイサトの村では、みんながポリ袋を使うようになり・・・
破れたらみんながどんどん捨てたものだから、町は汚くなってしまった。
大人になったアイサトは、ポリ袋を食べた村のヤギが次々に死んでいくのを目にする。これではいけないと思い立ち、友とそのポリ袋を洗ってきれいにした・・・。それをバカにするものもいたけれど、一生懸命きれいにした。
きれいにしたポリ袋で、みんなであるものを作った。昼も、ろうそくの光の元でも。作っていたのは、ポリ袋で編んだ財布。できたものを市場に持って行ったが、周りはせせら笑うものばかり。アイサトは悲しかった。
「ひとつちょうだい!。ある女性が、財布を買ってくれた。すると、次々に財布は売れた。アイサトはうれしかった。
お金がたくさんたまり、ヤギも買えるし、みんなが村をきれいにすることを心がけるようになった。
きっといつか、アイサトの村は、元通りになることでしょう。
というお話。(かなり短くしています。)
この大雨で、能登半島はまた土砂崩れという大惨事に見舞われた。人間が起こしている気候変動の犠牲です。泣いても泣ききれないし、今後も、地球規模で何が起こるかわからりません。
「かしこく、やさしく、たくましく」「気はやさしくて力もち」のこぐわっ子は、
で、締めくくりました。
何か、こぐわっ子たちの心に残り、小さな動きでいいから、日常が変わってくれればいいな、そんな願いのお話をしました。
箱根駅伝で活躍するチームから若鮎マラソン大会に参加した選手に、色紙に言葉を書いてくださるようにお願いしたら・・・。
日々努力をしている方々から、素晴らしい言葉をいただいた。がんばっているからこそ、一つひとつが本物。私たちの計り知れない努力が、この言葉の裏側にはある。
この言葉の力をいただいて、10月8日の町陸上に向けてもがんばってほしい。運動会に続いて、自分の殻を破ってほしい。
すべては日常の小さな努力。
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