残暑対策はもちろんのこと、
東南アジアやアフリカ、中南米など、
暑い国へお仕事に行かれる方々は必携です。
非接触温度計
赤外線センサー
非接触なので衛生的
推奨距離約1cm~5cm
音ON/OFF機能
3色液晶
測定精度±0.3℃
乾電池式なので配線不要
推奨距離 | 約1cm~5cm |
---|---|
センサータイプ | 赤外線センサー |
測定範囲 | 表面温度測定モード:10℃~95.9℃ 温度補正モード:32℃~42.9℃ |
分解 能 | 0.1℃ |
測定精度 | 表面温度測定モード: ±0.3℃ 温度補正モード: ±0.3℃(32.0-34.9℃) ±0.2℃(35.0-42.0℃) ±0.3℃(42.1-42.9℃) |
使用温 湿度 | 温度5~40℃、湿度≦85% |
保存温 湿度 | 温度0~50℃、湿度≦85% |
電 源 | 単4電池 2本(別売) |
電池寿命 | 約12時間 |
包装形態 | 化粧箱 |
※最小個数や、お届け日数など詳細については お問い合せフォーム または お電話 022-233-1776 をご利用ください。
ハモコミ通信2021年3月号
今月も街ネタを2つご用意しました。
生活に取り入れたり、仕事で生かすなどしていただけると本望です。
◎平常心を保つ
昨今は刻々と世の中の状況が変わっています。このような激動の時期には、焦りや不安、怒りなどの感情に振り回されないようにすることが肝要です。
竹田製菓の創業者で「日本一の投資家」と呼ばれた故・竹田和平氏の言葉に「苦境に立った時には、変わったことや凄いことをしないと現状を打開できないと思い込み無理な設定をすると、結局は失敗に終わることが多い」があります。
また、「困難に直面した時には、普段と変わらない当たり前のことを、いつもより少しだけしっかりやる姿勢が何より大切」との言葉を遺しています。
想定外の事態が起こると、不安や焦りから冷静な判断ができなくなり、ますます事態が悪化してしまうケースがあります。
自身や身の回りにどんな問題が起きたとしても、まずは深呼吸するなど心を落ち着かせましょう。
平常心を保てれば、正しく物事を見ることができます。やがて解決の方途が見つかるでしょう。
日頃から自分なりの平常心を保つ方法を見つけておきたいものです。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
<コメント>
今まさに渦中、という方も少なくないと思います。そして、選んだ道が正しかったかどうか、不安に感じている方もいらっしゃるでしょう。
コロナ禍に限らず、どんな選択も決めた以上は「これが良し」。腹をくくって、そこから生じる新たな困難についても、どっしり向き合うのみです。
人間万事塞翁が馬の故事を携えて、心朗らかに、人の喜びを我が喜びとして、天に喜ばれる姿勢を貫いていきたいものです。
◎十万本の矢
時には、無理難題と思える課題に突き当たることもあるでしょう。
中国、三国時代のターニングポイントとなる戦いが「赤壁の戦い」です。
これは、長江中流の水上が合戦の場であり、この戦いの後に魏・呉・蜀の三つの国が統治する、時代が到来しました。
水上戦に力を発揮するのが弓矢です。ところが、蜀には矢が欠乏していたのです。この矢を蜀の軍師・諸葛亮孔明は、三日間で十万本用意しました。
諸葛亮は数十隻の船に藁で作った人形を乗せ、霧深い闇夜の中、敵陣への突撃を命じます。
敵軍は一斉攻撃を試み、藁人形に次々と矢が刺さり、この結果、一夜にして十万本の矢を敵軍から奪うことができたのです。
目的意識を明確にすれば、窮地に追い込まれても、思いもよらぬ閃きが浮かぶことがあります。
しかし、常日頃から念頭に置いておかなければ、得られるものも得られないでしょう。
八方に目を向け、様々な物事に気を配っていきたいものです。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
<コメント>
映画「レッドクリフ」をご覧になった方や、三国志に詳しい方にとっては周知のことかもしれません。
目的意識をしっかり持っていると、その分野に繊細なアンテナが立ち、ちょっとしたことが大きなヒントになったという経験をお持ちの方は少なくないでしょう。
常在戦場、打つ手は無限。意識を集中し、活路を見出しましょう。
4月並みの気温になったと思えば真冬に逆戻りなど、春らしい気温の乱高下がでてきましたね。しかし、日差しは確実に早春。
あの東日本大震災から丸10年。復興と同時進行で世の中が猛スピードで変化しています。様々な思いがあるでしょうが、「今」に焦点を当てていきましょう。
カラーフェイスシールド
グループ別・作業別に便利な4色展開
クッションスポンジとゴムでしっかりフィット!
メガネをかけた ままでもOK!
色 | 赤、青、黄、白 |
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サイズ | 320×220mm(頭囲目安:約54~66cm) |
備 考 | 両面保護フィルム付 |
※最小個数や、お届け日数など詳細については お問い合せフォーム または お電話 022-233-1776 をご利用ください。
3層構造 高性能不織布マスク
安心の3層構造で 飛沫 ほこり 花粉 をカット!
ノーズワイヤー入りでフィットしズレにくい
Mサイズ | 大人用 約175×95mm |
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Sサイズ | 女性・子供用 約145×95mm |
材 質 | 不織布、ひも:ゴム、ノーズワイヤー:特殊プラスチック |
セット内容 | 50枚入り |
※最小個数や、お届け日数など詳細については お問い合せフォーム または お電話 022-233-1776 をご利用ください。
マウスシールド
消毒して繰り返し使える
表情がしっかり見える
耐久性が高く割れにくい
口元が見えるので表情が隠れない!
ごむ紐の長さを自由に調節できる
サイズ | 約 横155mm×縦80mm |
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材 質 | 1mm PET製(一体成型) |
紐 | ゴム紐 (長さ調整可能) |
セット内容 | 1箱につき10個入(個包装) |
重 さ | 20g |
※最小個数や、お届け日数など詳細については お問い合せフォーム または お電話 022-233-1776 をご利用ください。
ハモコミ通信2021年2月号
今月も街ネタを2つご用意しました。
生活に取り入れたり、仕事で生かすなどしていただけると本望です。
◎人間の徳性
明治生まれの陽明学者・哲学者である安岡正篤(まさひろ)氏は、多くの財界人を指南したことで有名です。
氏の遺した次のような名言があります。
「人間の徳性の中でも根本のものは、活々(いきいき)している。清新?刺(せいしんはつらつ)ということだ。いかなる場合にも、特に逆境・有事の時ほど活々していることが必要である」
徳性とは道徳的な意識、道徳心を意味します。難しく考えがちですが、「活きいきしていること」 が根本であるなら、誰もが身につけられるでしょう。
日々の生活や仕事でも、予期せぬことは起こります。
突然の事態に暗い表情でマイナスの発言を繰り返していたら、その状況は好転するのは難しいばかりか、ますます困難なことになっていくことが考えられます。
では、イキイキと生活していくにはどうすればよいのでしょう。
明るい声で挨拶をする、元気よく歯切れのよい返事をする、感謝の言葉を発する、笑顔を絶やさない、など身近にできることはたくさんあります。
自らの行ないが周囲にも波及していくよう、日々努めたいものです。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
<コメント>
「元気ハツラツ!オロナミンC」というCMは一世を風靡し、至るところに宣伝看板が掲げてありましたね。
安岡氏は、「元気」というのは実に高等な言葉であり、『気骨』とも言い換えられるとおっしゃっています。
確かに逆境や有事でも元気を出し続けるには、大いに意志の強さ信念の強さが必要になってきますね。
この通信も当初「活き活きハモコミ通信」という名前でした。イキイキと喜んでいないのはとてもMOTTAINAIと思うからです。元気こそが人間の徳性、いいですね!
◎他者への影響力
私たちは日々、家族や同僚、友人などと接しながら生きています。この接するという行為が、社会をつながりあるものにしています。
つながりを通して、様々な情報が人から人へと社会全体に伝わっていきます。ある商品の良し悪しの口コミなどは、その代表例として挙げられるでしょう。
最近の研究によって、体型も人に影響を及ぼすことがわかっています。
例えば、自分の体型が変わると、行動を共にしている知り合いも変わる傾向にあるというのです。そしてその影響が、知り合いの知り合いにまで伝わるそうです。
また、幸福感や感情など、精神状態に関わることも他者へ伝達します。
職場で、一部の人がモラルに反した言動を行なうと、それが職場全体に広がります。そのため、モラルに反した人が多くなることが知られています。
逆に、上司がメンバーを尊重する言動を行なうことで、チーム全体の成績が向上します。
分の言動は、自分だけに影響を及ぼすわけではありません。
知らず知らずのうちに、他者にも伝わっていることを自覚したいものです。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
<コメント>
池本克之氏は著書「すぐやるチームをつくるたった1つの考え方」 の中で、モラル合わせ価値観合わせが一番重要、と力説しておられます。
何気ない言葉や行動というものは、その人が普段から考えていることがポロっと出てくるもの。おおもとである「考え」の方を磨いていくしかありません。
それにしても体型までが周りに伝播するとは!しかも知り合いの知り合いにまで!影響を受けやすいタイプとそうでもないタイプっていうのもあるのかなぁ…。
ハモコミ通信2021年1月号
清々しい年明け。なんと素晴らしいことでしょう!2021年、素敵な1年にしていきましょうね。
年始特別号、ちょっと長いですが、とても良いお話なので、よろしければお付き合いください。
◎スポーツジャーナリスト増田明美さんの記事より抜粋
(前略)
<人に罵(ののし)られ、人に励まされ>
素晴らしい師匠と環境に恵まれ、高校で上げた実績に十分満足した私は、卒業と共に陸上競技を引退するつもりでした。ところが、2年後に開催予定のロサンゼルスオリンピックで、女子マラソンが正式種目になることが決定。私は滝田先生(成田高校時代の恩師)と共に川崎製鉄(現・JFEスチール)へ進み、メダル獲得を目指して競技生活を続行することを決意しました。
体の小さな私が世界と戦うには、走行中の歩幅1ミリでも広げる必要がありました。私はそのため、毎日どんなきつい練習の後でも腹筋を3000回行いました。もっと効率的な練習法もあったでしょう。けれどもあえてそうした無謀とも言える練習を自分に課し、それをやり抜くことで自信を得たかったのです。苦しい道と楽な道があれば、苦しい道を進むほうが成長できるという歴史書から学んだ教訓も、私の支えになっていました。
そうして人生のすべてを懸けて臨んだオリンピックでしたが、結果は惨敗。16キロで途中棄権してしまったのです。暑さ対策の失敗など理由を挙げれば切りがありませんが、突き詰めて言えば、自分の弱さこそが一番の敗因でした。
スピード自慢でいつも先頭を走っていた私には、人に抜かれた途端にダメになる心の弱さがありました。自分の無様(ぶざま)な姿がテレビで大勢の人目に晒(さら)されることにも耐えられませんでした。マラソンは2時間余りの間に自分のすべてが出てしまう競技です。プレッシャーに負けて途中棄権してしまう自分。それこそが紛れもない当時の私の姿でした。
帰国した私を待っていたのは、「非国民!」という罵声でした。
周りからは潮が引くように人が去り、マスコミは連日バッシングを繰り返す。どうしたら楽に死ねるだろう......。私は会社の寮に閉じこもり、そればかりを考えていました。
けれどもそんな私のもとに、温かい励ましのお便りが続々と届いたのです。70歳過ぎの男性が便箋10枚にわたり綴ってくださった、ご自身の人生を交えての励まし。「明るさ求めて暗さ見ず」と大きく書かれたお葉書。非国民と罵声を浴びせるのも人ですが、苦しんでいる自分を慰め、励ましてくれるのも人でした。人が怖くて外も歩けなかった私は、人の優しさに救われ再び立ち上がる勇気をいただきました。
その後、オレゴン大学へ陸上入学する機会をいただき、そこで出会ったコーチには、「明美が練習する姿を見ていると辛くなる」と指摘され、「よい結果というのは、自分が生きていてハッピーだと思った時についてくるものさ」と教えられました。
それまでの私は、よい結果を出したいといつも自分のことしか考えていませんでした。けれども一緒に練習する仲間たちは、人を喜ばせたいという思いでイキイキと走っていて、皆、人としてとても魅力的でした。オレゴンにいた2年間、私はそんな仲間に感化されて笑いを取り戻し、走ることを心底楽しめるようになったのです。
オリンピックから4年後に臨んだ大阪国際女子マラソンでも素敵な出会いがありました。「増田、おまえの時代は終わったんや!」という心ない野次に負けそうになった時、後ろから走ってきた市民ランナーの方々が、次々と声を掛け、肩を叩き、「一緒に走ろう」と励ましてくださったのです。私はそんな優しい人々の後ろ姿に導かれて完走し、ロス五輪で止まったままの時計の針をもう一度前へ進めることができたのです。
<ありのままに自分の言葉で>
1992年28歳で引退し、第二の人生をスポーツライターとしてスタートしました。半年後にラジオのパーソナリティのお声が掛かり、挑戦することに。ところが最初は「結納(ゆいのう)」を「けつのう」、「門松(かどまつ)」を「もんまつ」などと幼稚な読み間違いを重ね、リスナーの方から小学生用の国語辞典が送られてくる始末でした。そんな私がいま、スポーツ解説やナレーションなどで活躍できるようになったのは、永六輔さんのおかげです。
同じ局で番組を持っていらっしゃった永六輔さんは、失敗を繰り返して落ち込む私を気に掛け、いろんな話を聞かせてくださいました。永さんの語りが大好きだった私は、「どうすれば永さんのように、風景や匂いが伝わるような話ができますか?」と聞いてみました。その時永さんからいただいたアドバイスは、いまも私の仕事のベースになっています。
「自分が会いたい人、興味のある事柄については現場に行きましょう。五感で感じたことを、ありのままに自分の言葉で話すといいですよ」
「取材というのは材を取るって書くでしょ。だから人前で話す時は、元になる材料を仕入れておかなければいけません」
1993年に初めて世界陸上の解説という大役をいただいた時、私はそのアドバイスをもとに、事前に出場選手を徹底取材して得た情報をフルに活用して本番に臨みました。
それをご覧になった永さんからいただいた「増田さんの解説は金メダルだ」という言葉は、一生忘れることはありません。「選手である前に人である」という信念をもとに、競技のことだけでなく選手の人柄や人生にもスポットを当てる私の解説スタイルは、その時に定まりました。
<誰もが人生の長距離ランナー>
こうして改めて振り返ってみると、私の20代は失敗の繰り返しでした。では、失敗を恐れてオリンピックに出場しなければよかったか、ラジオの仕事を受けなければよかったかというと、決してそうは思いません。前向きにチャレンジしたことは、たとえ失敗してもすべて栄養になり、いまの私を支えてくれているからです。
オレゴンでコーチから教わったように、物事に挑戦する時はハッピーなエネルギーを持って臨むことが大切です。オリンピックでメダルを取る人は皆、大舞台を楽しんでいます。やるだけのことはやったと納得できる努力を重ねたからこそ、あとは楽しもうという境地で本番に臨めるのです。(後略)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
<コメント>
人間学を学ぶ月刊誌「致知(ちち)」というのが愛読誌の1つとなっており、今回の記事もその中から選ばせていただきました。
本当は全文掲載したいくらい素晴らしい内容でした。
ますます増田明美さんのファンになりました。
彼女の現役時代を知る者として、その変身ぶりは本当に驚くばかり。人はその内側に大いなる可能性の種が潜んでいて、芽吹き開花結実を待っているのだ、と確信させてくれます。
記事の中には様々な教訓が読み取れますが、2つピックアップしてみました。
その1、ものごとがうまく進まない時には、ガラリと環境を変えてみる、これまでと違った人達と付き合ってみる、ということが効果がありそう。
その2、新しいことを始めるには、①手本となる師匠的存在を見つる、②その人のやり方を素直に聞く、③真似る、④繰り返し実践し改良を重ねる、という流れが良さそう。
更に、私達には、周りの人を励ますために出来ることがたくさんあることに気づかされました。
例えば、70歳過ぎの男性のように、励ましの手紙を送ること(メールでもいいと思います)。オレゴン大学のコーチのように、明るい方向へ導くアドバイスを送ること。市民ランナーのように、近くにいて共感し、温かい言葉をかけてあげること。永六輔さんのように、先輩として愛情あふれるアドバイスをしてあげること。
そのようなことによって、もし、相手の心がほぐれ、とてもいい気持になるとすれば、その映し鏡のように、自分の心も朗らかになることでしょう。
コロナ禍の閉塞感で、心がモヤモヤして晴れない、心がザワつく、という方も少なくないようです。
矢印を自分向きにしていると(自分のことばかり考えていると)、どんどん暗くなっていくかもしれません。
ひとまず自分のことを放っておき、どうやったら周りの人で同じように困っている人を元気づけることができるだろう、と矢印を相手に向けることも、現状を一歩前へ進める1つの方法のように思います。
東日本大震災から今年で10年、明るく、仲良く、喜んで働きましょう。
コロナ禍にあっても、明るく、仲良く、喜んで働きましょう。
オリンピックがあろうとなかろうと、明るく、仲良く、喜んで働きましょう。
誰もが人生の長距離ランナー、明るく、仲良く、喜んで働きましょう!
ハモコミ通信2020年メール版
↑プリントしてご覧になりたい方は、上の画像をクリックしてください。
PDFファイルがダウンロードできます。
今年一年、弊社配信の「ハモコミ通信」をご愛読いただきまして
ありがとうございました。
こちらは、ハモコミ通信のメール版(月2回配信分の2回目)を
1年分まとめたものです。
「ダウンロード」しますとPDF画像で1年分をご覧いただけます。
この中のひとつでもコミュニケーションのネタになれば幸いです。
株式会社壱岐産業
社員一同
ハモコミ通信2020年12月号
今月も、「まちネタ」(街で見つけたコラムに潜むコミュニケーションのネタ)をお楽しみください。
◎されど返事
Yさんが入社して間もない頃のことです。
やる気はあるのにミスが多く、先輩から「Y君は返事だけはいいね」と言われたのです。
「返事だけ、ということは、他のことはだめなのか...」と当初はマイナスに受け止め、落ち込みました。
しかし、持ち前の明るさで 「私の返事を認めてくれた」とプラスに考え直したYさん。
この言葉を励みにして、元気に仕事に取り組んでいきました。
それからは上司や先輩から、様々な業務を任されていきました。
その後Yさんにも後輩ができ、仕事を手伝ってもらう際に、後輩の返事に思うことがありました。
返事に覇気がないと、《 頼みにくいな 》と感じたのです。
Yさんは以前、先輩に言われた言葉を思い出し、返事の大切さを後輩にも伝えていこうと思ったのです。
業務を遂行するには、互いの連携が欠かせません。
相手の言動を受け入れる意思表示である返事に、より磨きをかけていきたいものです。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
<コメント>
少年野球をやっていた息子の同級生に、とっても返事のいい子がいました。
このコラムにあるように、返事がいい、というだけで彼はいろいろなことを頼まれることになり、キャプテンを任されました。
「頼まれごとは面倒くさいこと」かもしれませんが、「頼まれごとは試されごと」という明るく積極的な心持ちでいることが運を切り開いていくのでしょう。
事実、彼は大人になって不動産業に就き、ほどなく店長を任せられるようになったと聞きました。
返事が遅いのは、「損か得か」見極めるまでは返事をしない、という姿勢の表れだといいます。
まずは気持ちよく「ハイ」。小さい損を受け入れる覚悟が、より大きい得(徳)を引き寄せると思いませんか?
◎新しい20年
今年が終わると、21世紀も5分の1が過ぎたことになります。
来年は今世紀の中盤へ向けた、新しい幕開けであるともいえます。
このような時代の節目には、自分の身の回りの出来事について過去を振り返ることが重要でしょう。
それにより、物事が自分の思い描いている理想の方向へ 進んでいるかどうかチェックすることができるからです。
過去20年の自分の人生はどのようなものだったでしょうか。
家庭はどうだったでしょうか。会社の動向はどうだったでしょう。
日本全体の変化をどう見るでしょうか。
世界ではどのような変化があったでしょうか。
こうして多角的な視点から自身で問いを考えることで、次の時代へ向けて前進する際の様々な課題が、異なった視点から見えてくるはずです。
会社であろうと日本社会であろうと、自分が関わっている集団であることに変わりはありません。
自分の行ないが影響を及ぼしていることを自覚し、どうすれば、次の20年を希望のあるものにできるか、考える機会を持ちたいものです。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
<コメント>
そういえば『20年ひと区切り』という大枠で人生計画を立てていらっしゃる先輩がいました。
私は10年ひと区切りで作っていましたが、次の10年以降は実に漠然としたものになっています。
先日書棚を整理していたら、15年前に模造紙に書いた「人生設計書」的なものが出てきました。
その時ハマっていた考え方が滑稽(こっけい)に感じられたりしましたが、このコラムのように、多角的視点では描かれていました。
そして、半分以上は描いたことが今につながっているなぁ、としみじみ感じ入りました。
確かにコロナ禍で行く末が不透明ではありますが、新たな20年を描く絶好のチャンスとも言えそうです。
2040年にふり返ることを楽しみにやってみます。