ハモコミ通信2026年7月号

  • ハモコミ通信2026年7月号

生活に取り入れたり、仕事で生かすなどしていただけると本望です。


 

◎AIの「もっともらしい嘘」との付き合い方
営業主任 黒澤創

今年に入ってから、いくつかの生成AIを個人的に触って遊んでいます。GeminiとChatGPTは有料プランに加入したので、その優秀さにはいつも驚かされます。

一方で、使っているうちに困ったことも起きました。それは「自信満々に、もっともらしい嘘をつく」ことです。

例えば、旅先でバスの便をAIで調べ、いざバス停に行ってみると、その便が存在しなかったことがありました。

AIに指摘すると「ごめんなさい間違えました」と反省はしてくれますが、慌てて別の便を調べる羽目となり、苦労させられるのはこちら側です。

このように、AIが事実と異なる情報や架空の出来事を、あたかも真実のように出力する現象を「ハルシネーション(幻覚)」と呼びます。

厄介なのは、AIがわざと嘘をついているわけではないという点です。AIは正しい情報を検索して答えているのではなく、膨大なデータから「統計的にもっともらしい文章」を予測して作成する仕組みだからです。

そのため、現在の技術ではハルシネーションを完全に防ぐことは不可能とされています。

しかし、色々と調べたり実践したりするうちに、こちらの質問の仕方にも原因があることに気づきました。

そこで今回は、AIに嘘をつかれにくくするコツをいくつかご紹介します。

・役割と要件を具体的に定義する
質問する前に「あなたは〇〇の専門家です」など、AIに明確な役割を持たせることで、回答の精度が上がります。

・「わからない場合」のルールを定める
あらかじめ「提供した資料にないことは答えないで」「情報がない場合は『ありません』と出力して」と指示しておくことが有効です。

・回答の根拠を出させる
回答の根拠となった出典元(ソース)のURLを明記させるのも効果的です。ただし、でたらめなURLが生成されることもあるため、必ずリンク先をチェックしましょう。

AIに嘘をつかれて困るのは自分であり、トラブルが起きた場合に対処するのも自分自身です。

AIの回答を鵜呑みにせず、必ずファクトチェックをする癖をつけ、この便利なツールと賢く付き合っていきましょう。

 


 

◎移ろいに学ぶ

「方丈記」の冒頭では、流れ続ける川の様子にたとえて、世の中は常に移り変わるものだという道理が語られています。

形は同じように見えても、同じ状態にとどまるものはなく、変化こそが自然の摂理であるという考え方です。

私たちは、変化を避けることはできません。それを否定的に受け止めるか、前向きに受け入れるかによって、感じる精神的な負担には大きな差が生じます。

Aさんの勤める会社では、月に数回行なわれる役員会議の開始時刻が、午前9時から朝7時半へと変更されることになりました。

この知らせを聞いたとき、Aさんは内心、早朝出勤への抵抗感もあり、否定的に受け止めていました。

ところが、実際に何度か参加してみると、道路や電車が空いているため通勤の負担が軽くなることや、頭が冴えて会議が円滑に進むといった利点に気づきます。

同時に、自分には変化を初めから避けようとする傾向があることも自覚しました。

この気づきをきっかけに、物事を 《 まず試してみよう 》 と受け止め方を変えたことで、日々を前向きな気持ちで過ごせるようになったのです。

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<コメント>

新しいことに否定的な感情が湧くのは、ある意味自然なことだと言えます。人はあまり現状を変えたがらないもの。

それでも、何はともあれいったん受け入れる姿勢が大事だということに気づかせてくれるコラムですね。

「新しいことにチャレンジする」というとハードルが高い感じがするかもしれませんが、「試してみる」「実験してみる」と聞けば、気軽にやってみよう、という気になりますね。

自然だけでなく、社会情勢も身の回りのルールもどんどん変わっていきます。

理にかなわない変化は長続きしないでしょう。時のふるいにかけられ、時代にマッチしたものが残っていったとき、かたくなな自分がふるいにかけられないように注意しないと(苦笑)。

 

2026.07.01:壱岐産業:[事務局ノート]