ハモコミ通信2025年10月号

  • ハモコミ通信2025年10月号

生活に取り入れたり、仕事で生かすなどしていただけると本望です。


 

◎恩師に教えられた言葉

かつてKさんは、就職について相談するため、高校時代の恩師を訪ねました。そして十年が経った今も、恩師の言葉を胸に刻みながら仕事に取り組んでいます。

恩師は、Kさんの話を一通り聞いた後で、「これは、私と縁のあった生徒皆に望んでいることだが…」 と前置きしながら、「どんな職業に就こうとも大切なのは、他の人が嫌がることを、進んで引き受ける心で働くことだ」と言ったのです。

しばらくして、Kさんがお礼を述べて帰ろうとしたとき、「だれもやらないから自分がする、というのは愛だと思う。君にも、そのような愛を持って働く人間になってほしい」と恩師は付け加えたのでした。

恩師からは、企業や職種についての具体的な助言はありませんでした。

しかしKさんは今も、仕事に向き合う姿勢だけでなく、人が生きていく上で大切にすべき心構えを教えられたという実感を、強く抱いています。

そしてこれからも、恩師に教えられた愛こそが、職場や社会、家庭をより良くしていく力の一つであるという信念を持って、働いていこうと心に決めています。

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<コメント>

言葉の内容は違いますが、会社を経営しているDKさんも、高校時代の恩師を訪ねて授かった言葉を、今でも大切にしていらっしゃいます。

ここぞという時に生徒から頼られる先生の生き様は、芯(信)があり、愛情深く、熱があると想像します。

そういう方は、魂のこもった言葉を授けることができ、受け取った人もその言葉を大切に生きていくことでしょう。

DKさんの場合は、一度だけでなく、何度か訪ねては、その度に含蓄のある魂の言葉を授かったようです。

自分はどうだったかな、とふり返ると、これまで生きてきて、心から困り果てて相談したことが2回あります。

1回目は優しく包んでもらった感じ。2回目は、自分ではまったく気づかない視点を授けていただきました。

この2回目の言葉とは、「あんたは大丈夫だ」という言葉でした。大丈夫じゃないから相談に行ったのですが、「大丈夫」を前提に今起きていることを捉え直してみることで、解決の糸口が見つかり、今に至っています。

 


 

◎アジリティー犬カイリー勝負の3年目 営業部長 有澤健児

愛犬カイリー(ウェルシュコーギー・ペンブローク/6歳)は、9月末のアジリティー競技会から3年目のシーズンに入りました。

アジリティーとは、指導手(ハンドラー)と犬がコース上に置かれたハードル、トンネル、シーソー、スラロームなどの障害物を定められた時間内にクリアしていく競技。

いわば犬の障害物競争で、国内競技会の先には国際大会も開かれるドッグスポーツです。

カイリーのクラスは体高が低いスモールクラス、競技の難易度は2度(3度の優秀犬は世界大会に出場可能)です。

アジリティーを始めたきっかけは、しつけで通ったときの空き時間に、Yコーチと一緒に走ったカイリーを見て、先生からアジリティーに向いている、とお誘いを受けたこと。

もともと知り合いだったYコーチ(世界大会出場経験がある凄い方)、そんな彼女から「犬とのコミュニケーションにも良いよ」と背中を押され、軽い気持ちで始めました。

最初は競技会なんて考えもしませんでしたが、実際出場してみて、良い思いと悔しい思いを経験し、中途半端ではやる意味がないと本気になりました。

ハンドラーは妻、私はマネージャーの役割やることになり、日常接する時間や接し方、レッスンを受ける時間を管理しています。

家の中でも練習が出来るようにハードルとウォーク(歩道橋)を自分たちでつくり、毎日自主練をしています。

こうして「チームカイリー」と名付けて、競技会に出場しており、いよいよ次の成績次第で3度に昇格するところまできました。

なぜ勝負の3年目かと言いますと、来年の1月にカイリーは7歳(中型犬の7歳は人間で言うと44~54歳)になります。

年齢的にもピークを迎えると思うので、3度クラスという最高レベルのステージで、どれだけ良い勝負が出来るか、「チームカイリー」は挑戦し続けます。

 

2025.10.01:壱岐産業:[事務局ノート]