ハモコミ通信2025年8月号

  • ハモコミ通信2025年8月号

生活に取り入れたり、仕事で生かすなどしていただけると本望です。


 

◎結束力を高める

イソップ物語の一つに、「三頭の牛とライオン」があります。

あるところに、いつも一緒にいる三頭の牛がいました。それを見たライオンは牛を狙いますが、三頭が一緒ではライオンに勝ち目はありません。

そこで、ライオンはそれぞれの牛に言葉巧みに近づき、牛同士を仲間割れさせ、一頭ずつになったところを襲いかかって食べてしまったという話です。

この寓話では、結束することの重要性が説かれています。一人ひとりの能力は限られていても、それが組み合わされば大きな力となります。

結束力を高めるには、互いの信用を深めることが大切です。例えば、日頃から適度なコミュニケーションをとることは信頼関係にもプラスになります。

お互いの状況や思いを共有することで、結束力は次第に高まっていくのです。

一方で、報告や連絡、相談などが不徹底で、周囲に対する無関心が続くと、結束力は次第に失われ、問題を起こす引き金となる恐れもあります。

仕事を円滑に進めるためには、職場における人間関係を良好にしたいものです。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

<コメント>

戦(いくさ)などは、まさにこういうやり方が常に有効でしたし、今の戦争でも、意識の分断によって相手の力を弱めることは、悲しいかな効果的な戦術となっています。

そもそも信用信頼があれば、争いの大半は起こらないわけですが、利害関係やら過去の歴史やらで、その構築は、一筋縄ではいかないですね。

国家間のことはさておき、職場であれば、やり方を工夫することで、有効なコミュニケーションが図られるでしょう。

弊社では、毎日のブログを社員それぞれが担当して書くことにより、他の誰かは読まないとしても、社員同士が読んで、お互いのことを理解し合う場となっています。

また、朝礼時には「職場の教養」という小冊子を読み合わせ、その感想を発表することで、物事に対する感じ方や意見なども共有しています。

大前提として、意見が否定されない安心感が大切であり、そこはリーダーが醸し出す必要があると思います。


 

◎ソバーキュリアス

「ソバーキュリアス」とは、元々お酒を飲める人や飲んでも問題ない人が、自分の意思であえて飲まない選択をするライフスタイルのことを指します。

この言葉は、お酒を飲んでいない、または酔っていない状態の「素面」を意味する「ソバー(Sober)」と、「好奇心」を意味する「キュリアス(Curious)」を組み合わせた造語です。

近年、このライフスタイルは特に若い世代の間で注目を集めています。

例えば、飲み会ではノンアルコール飲料やソフトドリンクのみで楽しんだり、家では晩酌の回数を減らしたりする人が増えているようです。

この「ソバーキュリアス」は、飲みたいけれど我慢する「禁酒」とは異なり、あえてお酒を飲まない選択をすることに重点を置いています。

この背景には、健康への意識の高まり、自由時間の確保、節約志向などが影響しています。

お酒を飲む人も飲まない人も、物事に優先順位をつけながら日々の生活を見直すことで、新たな発見が生まれるのかもしれません。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

<コメント>

私が若い頃、「明治は遠くなりにけり」という言葉を時々聞きました。

このコラムを読むと、「昭和は遠くになりにけり」とつぶやきたくなるのは私だけではないでしょう(笑)。

ソバーキュリアスという言葉は初めて聞きましたが、確かに若い世代はこういう傾向だな、と感じてはいます。

20代の頃、毎日浴びるように飲んでいた私も、今では誰でも知っている休肝日という言葉に出合って、2日連続の休肝日を設けることを常としてはきました。

しかし、しかし。。。毎日毎日こう暑いとねぇ(笑)。

 

2025.08.01:壱岐産業:[事務局ノート]