今月も街ネタを2つご用意しました。
生活に取り入れたり、仕事で生かすなどしていただけると本望です。
◎平常心を保つ
昨今は刻々と世の中の状況が変わっています。このような激動の時期には、焦りや不安、怒りなどの感情に振り回されないようにすることが肝要です。
竹田製菓の創業者で「日本一の投資家」と呼ばれた故・竹田和平氏の言葉に「苦境に立った時には、変わったことや凄いことをしないと現状を打開できないと思い込み無理な設定をすると、結局は失敗に終わることが多い」があります。
また、「困難に直面した時には、普段と変わらない当たり前のことを、いつもより少しだけしっかりやる姿勢が何より大切」との言葉を遺しています。
想定外の事態が起こると、不安や焦りから冷静な判断ができなくなり、ますます事態が悪化してしまうケースがあります。
自身や身の回りにどんな問題が起きたとしても、まずは深呼吸するなど心を落ち着かせましょう。
平常心を保てれば、正しく物事を見ることができます。やがて解決の方途が見つかるでしょう。
日頃から自分なりの平常心を保つ方法を見つけておきたいものです。
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今まさに渦中、という方も少なくないと思います。そして、選んだ道が正しかったかどうか、不安に感じている方もいらっしゃるでしょう。
コロナ禍に限らず、どんな選択も決めた以上は「これが良し」。腹をくくって、そこから生じる新たな困難についても、どっしり向き合うのみです。
人間万事塞翁が馬の故事を携えて、心朗らかに、人の喜びを我が喜びとして、天に喜ばれる姿勢を貫いていきたいものです。
◎十万本の矢
時には、無理難題と思える課題に突き当たることもあるでしょう。
中国、三国時代のターニングポイントとなる戦いが「赤壁の戦い」です。
これは、長江中流の水上が合戦の場であり、この戦いの後に魏・呉・蜀の三つの国が統治する、時代が到来しました。
水上戦に力を発揮するのが弓矢です。ところが、蜀には矢が欠乏していたのです。この矢を蜀の軍師・諸葛亮孔明は、三日間で十万本用意しました。
諸葛亮は数十隻の船に藁で作った人形を乗せ、霧深い闇夜の中、敵陣への突撃を命じます。
敵軍は一斉攻撃を試み、藁人形に次々と矢が刺さり、この結果、一夜にして十万本の矢を敵軍から奪うことができたのです。
目的意識を明確にすれば、窮地に追い込まれても、思いもよらぬ閃きが浮かぶことがあります。
しかし、常日頃から念頭に置いておかなければ、得られるものも得られないでしょう。
八方に目を向け、様々な物事に気を配っていきたいものです。
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<コメント>
映画「レッドクリフ」をご覧になった方や、三国志に詳しい方にとっては周知のことかもしれません。
目的意識をしっかり持っていると、その分野に繊細なアンテナが立ち、ちょっとしたことが大きなヒントになったという経験をお持ちの方は少なくないでしょう。
常在戦場、打つ手は無限。意識を集中し、活路を見出しましょう。
4月並みの気温になったと思えば真冬に逆戻りなど、春らしい気温の乱高下がでてきましたね。しかし、日差しは確実に早春。
あの東日本大震災から丸10年。復興と同時進行で世の中が猛スピードで変化しています。様々な思いがあるでしょうが、「今」に焦点を当てていきましょう。