2週空きましたが、またこの本を読んで気づいたこと、感じたことなどを書いてみます。
「アプローチブック」の章に、人の悩みについて「実にそのとおり」というフレーズが
あります。
(以下、引用文)
「私には、こんな悩みがあります、解決する方法をどうぞ教えてください」
そう自ら口にしたり、見ず知らずのお店や会社に相談に行ったりする人って、
ほとんどいません。
むしろ「私には悩みなどひとつもありません」「毎日しあわせです」そんな雰囲気。
街を歩いていたり、ネット上でのSNSのやり取りを見ていたりすると「世の中で一番
悩んでいるのは、もしかするとボクかも・・・」(笑)そんな風に思えるほど、世の中の
人はみな元気に見えます。
でも本当のところは、誰だって問題を抱えています。重要性、緊急性、質、数などは
人によって違えども、多かれ少なかれ、ほぼ全員、悩んでいる・・・はず。
(以上、引用文)
そうなんですよね、米谷氏によると、みんな「しあわせ偽装」をしている、と。
そういう悩みを持っている人へのアプローチ方法が問題だと氏は言います。
こんな悩みはありませんか? とストレートに聞かれると、「お前に何がわかるんだ」と
腹立たしくなる、と。
何しろ見ず知らずの人からの質問、しかも商売が後ろに見えているわけですから。
事例としてとりあげられているのは、不妊に悩んでいる女性への小冊子。
「私が欲しいのは妊娠ではなく赤ちゃんなんです・・・」というキャッチコピーでの
アプローチです。
妊娠しやすいカラダづくりアドバイザーという方が作ったものです。
悩んでいる人の気持ちに寄り添っている感じがしますよね。
悩み解決へのアドバイスを得られそう、という期待感が膨らみ、効果を上げているようです。